山行報告 十二湖・大崩      2013年3月11日提出 (提出者 Y.NARA)

山名(1日目)  十二湖             ルート:王池〜金山の池〜まほろばのブナ

山行期間:201332()

参加者:CL S.NARITA     他12名          (計13)                          

コースタイム

大釈迦やすらぎ駐車帯(トイレ)6:30 ⇒ 十二湖駅 8:55 ⇒ 王池歩き始め 9:25 → 金山の池東屋 11:2811:45(昼食)→ 日暮橋 14:12 → まほろばのブナ 14:42 → 花田車駐車地点 15:4015:55

ヴェスパ椿山(入浴) ⇒ 民宿七戸泊

山行報告 

心配していた通り、道中しばしばホワイトアウト。8:55待ち合わせの十二湖駅にようやく到着。運転お疲れ様でした。出迎えの七戸さんと協議の結果、悪天につき今日と明日のコースを差し換えることとなる。七戸車を先頭にエコミュージアム方面への道に入る。地元民宿宿泊の恩恵としてゲートを開けてもらい、更に先に進む。十二湖公園線との合流地点にHANADA車を停め、他の車は王池まで行ってそこに停める。

9:25歩き始める。まずは仲道の池、小さいながらもアカショウビンが毎年来る。アカショウビンは肉食、池に棲むモリアオガエル等を食べるとか。ちなみにアカショウビン・カワセミ・ヤマセミをカワセミ三兄弟というのだそうだ。始めツボ足だったが、大きなブナの木のそば、10:00頃ワカンをつける。今日は急斜面のところもあるので全員ワカン。とは言え、雪の深さはたいしたことない。10:34水分補給休憩とり、長池到着は10:34。この池にはクロサンショウウオがいるそうで、ここにやって来るアカショウビンはそれを食べるに違いない。11:21金山の池到着。大きい池だが、雪が表面を覆っていて雪原のよう。注意しないと気づかないかもしれない。ちょっと土手に上り。下に池を見ながら下に池を見ながら行くと、池のほとりに東屋があり、崩山がよく見える。ここでランチタイム11:2811:45.。イイギリの木が立っていて、頭上高く赤い実が垂れている。これから熟して甘くなり、鳥が食べるとか。

12:10糸畑の池、ここにも西端に東屋がある。12:48開けた場所に出たら、そこは家族広場。すぐそばの車道に出たら「津軽自然休養林案内板」が立っていた。12:58石穀の池。この先で車道と別れ、左手の樹林に入り、山道をトラバースしながら行くと、小夜の池13:19。ここは昔小夜という娘が世をはかなんで身を投げた、というにはあまりにも小さいか。ここもアカショウビン御用達。13:30今日最後の池、影坂の池を過ぎる。

日本キャニオン麓を目指して、眼下に沢を見ながら急斜面を下る。渡渉を何度か繰り返し、キャニオンの下に出る。キャニオンを背景にして集合写真をとる。14:12日暮橋たもとに出たら、車道(十二湖公園線)を下る。電柱28の後方は湿地で、ハッチョウトンボが見られる。その少し先で右へ入って渡渉、急登で14:42まほろばのブナ着。風格のあるその姿に見入る。

ブナ見学後はまた車道に戻る。今朝のHANADA車駐車地点まで行かねばならないのだが、今日最後のこのルート、きつい。ゆるい登りが延々と続く。七戸さんの「あと100m」が10倍の長さに感じた。15:40HANADA車駐車地点到着、この後車回送、ヴェスパ椿山入浴、民宿七戸泊。

※ガイドの七戸さんのお話、ためになりました。ありがとうございました。

2日目(33日  大崩694m)        (提出者 Y.TANAKA)

(コースタイム)

 ビジターセンター出発8:10→8:50登山口(鶏頭場の池)9:00→10:10展望所10:15→11:00大崩山頂11:03→11:25昼食11:40→12:10登山口12:20→青池→ブナ自然林→13:00ビジターセンター13:12→入浴→大釈迦で解散17:30

(山行記録)

前日の嵐が嘘のような穏やかな朝を迎えた。2日目は前日予定していた大崩を登ることになった。朝食を済ませ、民宿を出発したのが7:35。1日目と同じビジターセンターに車を駐車して出発となる。ビジターセンターから登山口の鶏頭場の池まではつぼ足で充分。青森の山に比べたら雪も少なく、しまっているので歩きやすい。本日の案内役に、ガイドさんの飼い犬まるちゃんも加わった。まるちゃんは前に走り、後ろに走りとうらやましいほどの健脚ぶりを発揮していた。登山口の鶏頭場の池までは40分位で着いた。ここからはワカンを装着して出発(9:00)。10分くらい歩いたところから沢筋をのぼり、まもなくざんげ坂と称する急坂を登っていく。夏はジグザグに登っていくようだが、冬のこの時期は急登で時間は短縮になるが息が切れてきつい。途中小さいながら雪崩の箇所もあった。休憩を挟みながら登っていくとやがて視界がひらけて、最初の展望所にでた(10:10)眼下に鉛色の寒々とした日本海がひろがり、前日に座礁した貨物船も確認できた。日本海からの風はさすような冷たさで5分ほど休憩して出発。さらに尾根筋を登り、途中KUDOU SLにストックで雪をかき、キックステップで登山道を舗装してもらい、ありがたく登る。ようやく登りも緩やかになったところでまもなく右手に大崩山がみえてきた。ここからはどのコースを取るかで七戸ガイド、CLで相談。山の中腹をまいて登ることになった。みな慎重に15m程の間隔をあけて、時々上部に亀裂がないか確認しながら歩いた。危険な箇所を登りきりホッとしたところで、さらに急な細い尾根筋を登っていくとすぐ大崩の山頂だった。山頂の足元は切り立って狭く全員揃うのは危ないので、4人位ずつ記念撮影をしてすぐ交替して下山した。(11:00)

昼食は25分程おりたところで、風のあたらない景色の良いところを選んでとることになった。(11:25〜11:40)下山は早い。あえぎながら登ったざんげ坂もかけるように下りた。登山口に着いたのが12:10。昼食時間を除いても山頂からおよそ50分位で下りたことになる。ここからビジターセンターまでは七戸ガイドさんの案内付でブナ自然林のコースを帰ってきた。登山口から青池を左に見ながらブナ自然林へと歩く。すっくとのびた姿、形のきれいなブナ林で、新緑の時季もすばらしいだろうなと思いながら歩いた。ビジターセンターについたのが13:00。帰りは七戸ガイドさんから岩崎の象岩の奇岩と吉永小百合のロケ現場も案内していただき、青森労山の美女軍団も負けじと写真撮影をした。ここで七戸ガイドさんとお別れをして、我々はウエスパ椿山の温泉で冷えた身体をあたためて帰路についた。

初日の悪天候にもかかわらず、2日間の予定をきっちりとこなし充実した2日間でした。七戸ガイドさんには丁寧なご案内をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。野鳥、花、山菜とふるさとを愛してやまない気持ちが伝わってきてうらやましい気持ちになりました。

NARITA CL、KUDOU SL(兼運転)、そして地吹雪の中車を運転していただいたHANADA 会長、N.NAKAMURAさんありがとうございました。