春山合宿 山行報告 2013年5月3日(提出者 H.HARADA)
山名 高田大岳1552m(北八甲田) ルート:谷地温泉⇔山頂
山行期間:2013年4月29日(月・昭和の日)
参加者名: スキー CL H.NAKAMURA 他1名
コースタイム
谷地温泉P登山口7:40→最初のピーク8:15→山頂→10:35→昼食10:45〜11:27→
山行記録
春山合宿三日目、やっと晴天に恵まれたという感じで日の出の太陽がまぶしく感じられた朝でした。
6:30、集合場所の横内Pにはすでに全員集合していた。N車・O車2台に分乗して出発。
萱の茶屋高原からすっきりと見える八甲田山の姿に好天を確認しほっとする。ひばこ沢林道に入った辺りから雪の壁の高さは増してきたが車道は乾いていて走行に支障なさそう。(銅像茶屋⇔市内の道も開通済み)
連休中とあって早朝にもかかわらず田代平茶屋前・谷地温泉駐車場には多数の車が駐車されていた。県外ナンバー車も多く、県外のスキーヤー・ボーダーにも八甲田山春山の人気ぶりがうかがえる。
谷地温泉のお手洗いを貸してもらい、準備を整えて予定より早めの7:40出発。微風で、はやい時間なので気温も絶好の登山日和・・・と会話も楽しく進むが、歩きはじめて間もなくの登りは日頃の運動不足がたたってか体も足も重い。小鳥のさえずりの声に励まされてゆっくり足を運ぶ。
衣類調整・休憩し8:15最初のピークに到着、木の間越しに高田大岳の大斜面が見える。斜面のかなり上部に人の姿を確認できる。小休憩後ゆるい下りを快調に進み、8:40いよいよ大斜面の登り開始、9:20休憩したところからは南八甲田や戸来岳・黒森などの山々が輝いて見え、すばらしい景色でした。幸い雪はやわらかくキックも楽で足場は大丈夫。汗ばんだ体に心地よい風加減の中を仲間の優しい言葉に甘えてのんびりゆっくり山頂を目指し足を運ぶ。早くもつぼ足の下山者が一人。登るにつれて風は徐々に強くなってはいたが、雪面からハイマツ帯に入る頂上直下辺りは突然という感じで強風がふき荒れていて今までの穏やかな状況が一変していた。山頂の祠までの数分間は飛ばされないように皆必死、CL・SLから「気をつけて!」の声にさらに気を引き締めて風に向かう。迂闊にも脱いだベストをザックカバーの内側に入れていたのが風で飛ばされたのに気づいて教えてくれた仲間の声も聞き取れないほどの風だった(ベストはハイマツにひっかかっていて後に無事回収。奇跡的!)
10:35山頂到着。祠前で集合写真撮影後直ちに安全な場所まで下山移動。
10:45少し下りた風がない場所にてかなり早い昼食タイム、絶景をたっぷり堪能しながらゆっくりと。
ぞくぞく登ってくるスキーヤー・ボーダーは皆若者、山が華やぐ!。「山頂は風が強いので気をつけて!」
心も胃袋も満たされて、11:27谷地温泉目指して下山開始、スキーのNさん・Tさんは華麗な滑りで直ぐに目の前から姿が見えなくなってしまったが二人は林の手前で私たちを待っていてくれた。
この先スキー隊は左の沢側へ、ワカン隊は往路を谷地温泉へと別行動となった。
12:38谷地では30分以上前に着いたというスキー隊のお二人に「おかえりなさい」と迎えられて無事下山終了。駐車場にて解散。
楽しい山行でした、サポートしてくださった皆さんありがとうございました。