幌尻岳山行報告

(報告 Y.HANADA)

山 名  幌尻岳(北海道)

山行期間 2013年7月27日〜28日

参加者  S.NARITA()  M.NARITA  Y.HANADA

コースタイム

 7月27日

  (前日2215青森フェリーターミナル出航→)215函館FT発→(道央道、日高自動車道)→7:47とよぬか山荘1000(林道シャトルバス)→第1ゲート1052→北電取水口1306→渡渉点1330→幌尻山荘1518(泊)

 7月28日

  幌尻山荘発400→命の水541→小ピーク608→第2の小ピーク659→新冠コース分岐723735幌尻岳山頂7391029幌尻山荘11201301渡渉終了1317→取水口1334→シャトルバス乗場1538

記 録

7月27日

 函館FTに1時55分に着き、2時15分には出発する。フェリー埠頭近くのコンビニで朝食のおにぎりを仕入れる。片側2車線の道が続き最近、延伸になった大沼公園ICから道央道に入る。道央道も室蘭付近までは片側1車線で非常に走りにくい。寝不足で眠気に堪えられず静狩PAでSさんに運転を代る。ぐずついた空模様だったが伊達付近から本降りになり気分は暗鬱である。苫小牧東ICから日高自動車道に入り日高富川ICで一般道に降りる。ガソリンの残量が気になり始め平取町の寂れたGSで7時の開店を待って給油する。この辺りから晴れ間も見え始める。林道シャトルバスの出る「とよぬか山荘」には7時47分に着くがバスは10時発である。この日の走行は339qになる。第1ゲートには10時50分に着き、林道歩きが始まる。途中、バスからエゾシカを見る。舗装はされていないが非常によく整備された林道で凸凹がほとんどない。他パーテーと追い抜き追い越されながら歩き、12時31分から昼食をとり、13時06分北電取水口に着く。ここから渡渉までは暫く登山道を歩き、一か所ヘツリの後、13時30分いよいよウェッデイシューズに履き替え沢歩きが始まる。膝まで水に入りさえすれば問題なく渡渉できる。ペンキや赤テープの目印があり、所々川沿いに踏み跡が付けられコースは明瞭である。15時18分、幌尻山荘に着く。小屋の前に青い工事用シートが敷いてあり、各自この上で炊事することになっている。夕食はアルファ米の五目めしでお湯の入れた容器から直接食べる。小屋から700円の缶ビールを買って飲む。2階の屋根勾配の端の床に直接マットを敷いて夏用シュラフで寝るが、熟睡感は全くなし。

7月28日

 宿泊者の多くが3時頃の未だ暗いうちからヘッドランプを点けて準備をしている。われわれも昨日仕入れたコンビニおにぎりで朝食にし予定どおり4時に小屋を出発する。コースは効率よく高度を稼ぐようになっており、最初は針葉樹林、次第にダケカンバの林層になり順調に登っていることが実感される。5時41分、「命の水」だが水場は大分下るらしい。この辺りから稜線が狭まり、岩混じりになる。6時08分小ピーク、6時59分第2の小ピークを過ぎ、カール地形のお花畑に出る。上部に行くに従いガスが出てくるが花の種類の多さに十分楽しませてくれる。7時23分、新冠コースの分岐に出て、7時35分に幌尻岳頂上に着く。ガイドブックでは4時間10分のコースタイムだが3時間半で登ったことになる。濃いガスの強風なのでお互いの写真を撮りあい早々に下山する。幌尻山荘には10時29分に下山する。また沢歩きの準備をし11時20分に小屋を発つ。13時01分渡渉終了し取水口には13時34分、シャトルバス乗場には15時38分に着く。バスの時刻は17時だが既にバスが来ており、車内で休み車内販売の缶ビールを開ける。この日は中学校廃校跡のとよぬか山荘に泊まる。