北海道の山8座
ルート:利尻岳→羅臼岳→斜里岳→雌阿寒岳→トムラウシ→十勝岳→朝日岳→羊蹄山。
山行期間:
コースタイム
各山行記録にて報告。
山行記録
■利尻岳(1721m):利尻北麓野営上登山口(標高差1305m)9:00〜12:40山頂13:00〜16:00登山口。走行中は暑く夏山の様で汗だく状態。山頂直下の大きくえぐれたガレた道注意。山頂は日本晴れ礼文島・稚内が一望できた。のんびり昼食タイム美味。(往復:10`、6時間40分)
■羅臼岳(1660m):岩尾別温泉登山口(標高差1444m)5:30〜9:30山頂9:40〜12:50登山口。ヒグマ注意鈴鳴らし走行、山頂直下の岩場厳しい。山頂は雨視界ゼロ(里は晴れ)国後島見えず残念。8合目付近で雨の中山道整備仕事とは言え厳しい環境重労働に頭が下がる(行き返り挨拶励行)。(往復:13.3`、7時間10分)
■斜里岳(1547m):清岳荘登山口(標高差880m)5:30〜8:30山頂9:00〜11:30登山口。林道歩行から沢徒渉の旧コースを進む、沢岩場はまるでミニ幌尻岳状態、滑る転倒注意で進む。胸突八丁の崩れやすい岩場急斜面を登りきり程なくし山頂。山頂は晴天、オホーツク海・摩周湖は霧の中・屈斜路湖・雌阿寒岳・羅臼岳そして国後島が展望できた。下山時は新道。(往復8.6`、5時間30分)
■雌阿寒岳(1499m):雌阿寒温泉登山口(標高差790m)8:00〜10:10山頂10:15〜12:10登山口。活火山の阿寒岳火山ガス注意し進む、針葉樹林・ハイマツ帯・ガレ場から展望が開けるが雨と風で視界悪し、つづく岩場を登り山頂到着したが突風で飛ばされそう状態早々に下山。(往復8`、4時間5分)
■トムラウシ(2141m):短縮コース登山口(標高差1180m)5:30〜9:30前トム平10:00〜12:20山頂12:22〜16:40登山口。登山口は晴れだが次第に霧が発生しだし、登山道には熊の足跡が散見され緊張感が走る。さらにカムイ天上付近からは天候悪化しだす、前トム平で豪雨と雷と強風の為に崖で一時待機ツイルト使用(ツイルトの大切さを初体験)。小降り雷過ぎ去り再スタート慎重に山頂へ視界ゼロ早々に下山。豪雨の為に下山時の登山道は急流川状態慎重の上にも慎重をきし下山。
神々が宿るトムラウシへ何故悪天候の日に登るのかと咎められた気がした。(往復14.4`、11時10分)
■十勝岳(2077m):展望台登山口(標高差1150m)6:30〜9:20山頂9:30〜11:30登山口。前十勝の噴煙を見ながら火山礫の山道を登り尾根にでる。尾根道は火山の臨場感が高まる所。山頂直下の岩場急登を登りきると山頂。山頂は風強く視界もゼロ早々に下山。(往復10`、5時間20分)
■大雪山・最高峰旭岳(2291m):旭岳温泉登山口(標高差1190m)ロープウェイ6:00〜6:15姿見駅6:25〜9:00山頂9:05〜10:30姿見駅10:45〜11:00登山口。曇り霧中を姿見駅スタート、ハイマツ帯森林限界を超えている。山頂までは火山礫の尾根道が延々と足場悪く辛い登りが続く、9合目から強風が吹荒れ山頂まで困難を極め温度も2℃と悪寒感じ早々に山頂をあとにした。(2日後初冠雪)
冬装備が役立った。(往復10`、5時間)
■
羊諦山(1893m):半月湖野営登山口(標高差1500m)6:00〜9:40山頂10:15〜13:05登山口。樹林帯の中を緩やか登る。ダケカンバが目立つ頃から斜度がきつくなる。7合目過ぎあたりから展望開けだす。外輪山に出ると眼下に父釜の火口が大きく広がる。お鉢稜線を時計周りで回り山頂到着。快晴、ニセコ連峰・支笏湖が眺望できた。久しぶりに山頂でノンビリ昼食タイム。(往復14.2`、7時間5分)
★
山行を振返り。
@
トムラウシでの天候急変への対応事前準備の大切さを実体験した。雷退避策・熊対策・豪雨対策(防水対策)・ツイルトの大切・寒さ対策・計画続行断念の判断力。
A
大雪山での防寒対策、登山口は14℃だが山頂は2℃と冬状態、北海道の山今時期は冬装備が必要。
B
走行距離2300`、北海道は一般道を平気で車スピード80キロ以上走行している。ただし事故・取締りには十分注意、パトカーに捕まっている4件。
※
最後に、天候の良いときに大雪山〜トムラウシ〜十勝岳縦走してみたいと思った。
北海道の山々は雄大で山深く太古からの自然の営みを垣間見る事が出来有意義な山旅でした。
以上。