奥羽協議会交流登山関連山行報告    201411月9日提出 (提出者 T.TUSHIMA)

山  名五の宮岳 1,115m                                      

行期間:2014年10月18日(土)

参加者:CL Y.HANADA SL M.NARITA      他7名  (計9名)

コースタイム 

青森IC:55 ⇒ 鹿角八幡平IC:00 ⇒ 2合目駐車場7:12〜7:23 → 3合目7:32 →

5合目 8:03〜8:10 → 5の宮岳山頂 9:44〜9:55 → 5合目(昼食)10:50〜11:25

→ 2合目登山口 11:50

山行記録

奥羽協議会交流登山に向かう途中,竜ヶ森に登る予定だった。けれど、事前にM.NARITAさんが情報収集してくれて「林道通行止め」と分かり,五の宮岳(五ノ宮岳・五ノ宮嶽と表記しているものもある)に変更になった。

『五の宮岳』とは,一風変わった山名だ。ガイドブックによると,『五の宮岳は鹿角発祥の伝説に関係が深い山で,その山名は継体天皇の五の宮皇子(菟皇子)が母・吉祥姫の故郷のこの地に下向し,のちに五の宮岳の神として祀られたことに由来する。』とある。継体天皇は聖徳太子以前の人だから,随分古い時代の人を祀っている山だ。信仰の山らしく登山道を進むと,鳥居や祠がそこかしこにあった。

東北自動車道を鹿角八幡平ICでおり,八幡平支所脇の鳥居をくぐって車を進め,二合目・尻無沢の分岐まで行く。普通車ならここから急角度に曲がって細い林道を三合目まで走れるのだが,10人乗りのレンタカーは無理をせず,ここに駐車して身支度を整える。杉林の中を直接四合目まで登っていくこともできるようだが,今回は三合目経由で登った。

歩き始めて10分程で二ノ鳥居がある三合目に着いた。そこはちょっとした広場になっていて,3〜4台置けそうな駐車スペースがある。二ノ鳥居は幅のわりに高さが低く,特徴的なフォルムだ。その横から始まる登山道は広くて頂上までよく整備されており,とても歩きやすかった。

四合目を過ぎ,杉林の中を登っていくと水場の『お神水』があった。けれど,残念ながら湧水は出ていなかった。そのすぐ上が五合目の薬師神社(五の宮皇子の乳母・薬師姫が「万人に代わって目を病むのだ。」と言って落命し石になった所。眼病の人に信仰されていて,ここから上は女人禁制だったそうだ)。見晴らしがよい所で,晴れていれば気持ちの良い休憩場所なのだろうが,あいにく曇っていて肌寒く,一息ついてすぐに進んだ。

『六合目・追分三ノ鳥居』『マダノ木峠』『七合目・空ノ岱』と,要所要所にある標柱を見ながら登っていくと,9:08,道のど真ん中にゴロンと横たわっていたブナの木に大量のナメコが。「きゃー、天然のナメコ、初めて見た!!」「ナイフ、ナイフ」「もっとついてないか,までいに見て!」にわかにキノコ採りに熱中する9人でした。(収穫物は8等分して〈一生懸命採った人〉も〈口だけ出した人〉も同じように持ち帰りました)

八合目まで上り,いったん下って九合目。そこから急坂を上って,9:44、五の宮岳山頂に到着。頂上には五の宮神社,二等三角点,方位盤があった。眺望を楽しみたいところだったが,今にも降り出しそうな空模。風も冷たくて,集合写真を撮って早々に下山し,途中の五合目・薬師神社で昼食にした。その頃には風も和らぎ,お日様のぬくもりも感じられた。

天気が良いとは言えない日だったが、向かいの山々の紅葉がちらりと見えたり,一瞬虹が出たり,何より天然ナメコの大収穫,晩秋の楽しい山旅だった。


2014奥羽協議会交流登山 報告           2014/10/24提出  (提出者 K.TAKEI)

山名    太平山(たいへいざん)(標高1170m)秋田県秋田市仁別  

       上り 宝蔵(ほうぞう)(だけ)コース  下り 旭又コース 

山行期間  20141019日(日)曇り時々晴れ

参加者名  青森県連14名(青森労山9名、弘前労山3名、八戸労山2名) 
      岩手県連11名(うち山行のみ参加4名)
 秋田県連3名   総計28

コースタイム      

 旭又登山口8:00 → 宝蔵岳10:08 → 11:05太平山山頂11:40 → 御手洗(みたらし)神社12:30

 → 御滝(おたき)神社13:26 → 旭又登山口13:55

山行記録

前日10/18(土)交流会場である太平山リゾート木こりの宿を7:15 10人乗りレンタカーにて出発。舗装されているが狭い道を慎重に走行7:45旭又登山口へ到着。駐車場あと5,6台にて満車状況。着後 各自でストレッチや用を済ませ、8:00秋田県連、岩手県連、青森県連の順で旭川に架かる橋を渡り出発。8:15「矢源沢入口 旭又コース3.8km 宝蔵岳コース4.0km」の標柱を右へ、しばらく混合林の九十九折が続き8:30小休止、さらに九十九折が続く、この間岩手県連の人達は、嗅覚鋭く登山道から少し入った所でキノコをゲット。9:15休憩 この辺からブナ林となり、日が射して紅葉が輝いてきました。9:38「軽井沢尾根 奥岳2.0km 国民の森3.8km」標柱 ここからは腐葉土で膝に優しい登山道です。10:08「奥岳1.0km→ 前岳.野田←」標柱 休憩 地図と現場を照合ここは宝蔵岳では?10/9例会勉強会での「地図読み」効果がありました。早速 kさんは藪へ分け入り三角点を見つけ宝蔵岳(1036m)と確認した。宝蔵岳〜弟子環間 「崩落個所あり、通行に充分注意」の標柱に板書きあり ここからは斜度のある3ヶ所の鎖場や幅の狭い個所を慎重に歩き10:40弟子環神社へ なるほど弟子が還るほど険しい参道です。山頂が見え25分ほどの11:05太平山三吉神社奥宮でもある太平山頂上着。総員28名での記念撮影後、11:30まで宝蔵岳コース尾根を眺めランチとしました。

下りは11:35旭又コースを、11:55衣服調整(上衣を脱ぐ)ブナ林を歩き12:30御手洗(みたらし)神社ではおいしい水で休憩。ここから混合林で木の根が張り出した道歩き13:20あやめ坂 13:25御滝神社13:42宝蔵岳コース分岐過ぎ13:56旭又登山口へ全員無事に下山した。

今日の山行は往復8km 8時間 標高差880m バリエーションに富んだ歩きがいのある山でした。