南アルプス7座

ルート:光岳~聖岳~赤石岳~悪沢岳~塩見岳~間ノ岳~北岳の山小屋泊の縦走。

山行期間:20150908日~0921日(移動日含14日間)

コースタイム 

    9/08:移動日=青森〜東京・東京から高速バスで長野県飯田市へ、民宿送迎車で山の宿加満屋泊。台風影響で登山口に通じる林道閉鎖の為に2日間待機。

    9/11:光岳(2591)=易老渡登山口5:2513:35山頂13:4513:55光岩14:0514:40光小屋泊。(50歳以上、3名以下、15時迄到着の方のみ食事提供有り)

    9/12:光小屋5:159:55茶臼岳(昼食)10:1512:10上河内岳12:2014:25聖平小屋泊。

    9/13:聖岳(3013)=聖平小屋5:308:05聖岳山頂8:1514:20百間洞山の家泊。

    9/14:赤石岳(3120)=百間洞山の家6:1511:15赤石岳山頂11:2514:40荒川小屋泊。

    9/15:悪沢岳(3141)=荒川小屋7:309:10荒川中岳避難小屋9:3011:05悪沢岳山頂 11:301310荒川中岳避難小屋泊。

    9/16:中岳避難小屋5:4510:40板屋岳10:5013:35大河内岳13:4516:30三伏峠小屋泊。

    9/17:降雨の為、山小屋ご主人より塩見岳岩場滑り危険明日晴れるので待機を進められ小屋で過ごす。

    9/18:塩見岳(3052)三伏峠小屋5:356:55本屋山7:0010:20塩見岳10:3016:05熊ノ平小屋泊。

    9/19:間ノ岳(3189)熊ノ平小屋6:309:40間ノ岳9:5012:35北岳山荘泊。

    9/20:北岳(3193)=北岳山荘6:007:15北岳山頂7:2510:20白根御池小屋10:40~12:30広河原12:50~甲府駅前ターミナルホテル泊

    9/21:甲府駅8:3010:40新宿駅11;1011:40東京駅14:2017:29新青森駅。

山行記録 

■光岳(2591-)コース:易老渡登山口から易老岳経由し山頂へ。

    登山道状況:登山口で縦走登山計画書提出し尾根に取付く。急登をジグザグに登ると巨木がそびえる面平に到着。易老岳稜線迄は4時間30分の登り後到着。右側へ折れ樹林帯を緩く下り、登り返し進み光小屋到着。比較的平坦な道15分位で光岳山頂へ展望はない。光岳の名前の由来の光岩までは更に往復30分で到着した。白く輝く姿は神秘的である。   

■聖岳(3013-)コース:光岳から易老岳、茶臼岳、上河内岳、南岳、聖平小屋経由、聖岳の縦走。

    登山道状況:危険個所は特にないが、光小屋から標高差500㍍から750㍍のアップダウンの繰り返しが9時間続き聖平小屋に到着。翌朝さらに山頂迄は岩とざれ場の斜面をジグザグの繰り返し登りきると山頂である。2時間20分を要した。体力勝負の山行である

■赤石岳(3120㍍)コース:百閒洞山の家から百間平、赤石岳避難小屋経由し赤石岳へ。

登山道状況:百間洞山の家から百間平への登りハイマツの間を抜けると平坦な稜線歩きです。尾根の右手の巨岩が累積する斜面を右斜めへ巻きながら登りを終えると避難小屋が見え15分位で山頂に到着した。富士山が彼方から出迎えてくれ疲れが一気に吹き飛んだ。

■悪沢岳(3141-)コース:荒川小屋から前岳、中岳、中岳避難小屋経由し悪沢岳へ。

    登山道状況:荒川小屋から標高差470㍍の斜面一気に登ると中岳と避難小屋到着。岩稜の急斜面を下りやせた鞍部を通過して再び岩稜斜面を登りき          ると山頂である。南アルプスの北部から南部へ連なる大パノラマを堪能した。

■塩見岳(3052㍍)コース:三伏峠小屋から本谷山、塩見小屋工事中、天狗岩経由し山頂へ。

     登山道状況:三伏峠小屋から三伏山に登ってから鞍部へ下り稜線を行き本谷山への斜面を登り山頂、その後いくつかのピークを越え岩尾根を登ると塩見小屋(工事中)へ到着。山頂へは砂礎の尾根を登り天狗岩を越え急な岩場をよじ登ると西峰と最高点の東峰と続く山頂である。南アルプスの中心にある山頂からは南アルプスの山々が一望でき感無量。

■間ノ岳(3189㍍)コース:熊ノ平小屋から井川越、三国境、三峰岳を経由し間ノ岳山頂へ。

     登山道状況:井川越は左側が切れ落ちており用心深く通過すると、すぐに急登となりやがて森林限界を超えると急登も終わり広い尾根にたどり着く。農鳥小屋への分岐三国平を通過する。やがて尾根は細くなりゴツゴツに岩にへばりつくよう登る岩稜帯と三峰岳登り三角形の岩稜を巻いて登りきると間ノ岳山頂到着です。

■北岳(3193㍍)コース:北岳山荘から最後の急斜面を登りきると北岳山頂到着。

     登山道状況:北岳山荘から稜線経由で進み八本歯のコルへの分岐から高度感ある岩稜線を登りきると北岳山頂です。

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■今回山行で習得の事柄。

①長期間の縦走登山の厳しさと楽しさの両面を体験し今後の山行に役立つ有意義な山行になりました。 

②天候や緊急事態対応できる予備日確保や事前計画の必要性と分岐等でのルート確認を怠らない事。

③山行中の各種情報確保、他登山者や山小屋スタッフとの積極的情報交換の大切を実感した。

④体調管理対策特に寝不足高山病食欲低下防寒に対応できる装備備品を充実する事。

⑤携帯電話、GPS、携帯ラジオ、ヘッドランプ、カメラ等の予備電源十分に準備する事。以上報告です