ルート:薬師岳~水晶岳~笠が岳=山小屋泊の縦走。
山行期間:2015年09月26日~10月01日(移動日含6日間)
コースタイム
①
9/26:移動日=青森〜東京~富山泊。
②
9/27:薬師岳(2926㍍)=折立登山口8:25~14:55薬師岳山頂15:10~15:50薬師岳山荘泊。
③
9/28:雲ノ平=薬師岳山荘6:10〜7:30太郎平小屋7:40~10:10薬師沢小屋10:4013:~13:30雲の平山荘泊。
④
9/29:水晶岳(2986㍍)=雲ノ平山荘6:10~8:50ワリモ北分岐8:55~10:10水晶岳山頂10:20~15:50双六小屋泊。
⑤
9/30:笠ヶ岳(2897㍍)=双六小屋6:40~12:00笠ヶ岳山頂8:15~17:30わさび平小屋泊。
⑥
10/1:わさび平小屋6:30~7:30新穂高温泉7::55~9:30飛騨高山10:20~15:50新宿~20:40新青森駅。
山行記録
■薬師岳
(2929㍍-富山県)コース:折立登山口から太郎平小屋、薬師岳山荘経由し薬師岳山頂へ。
登山道状況:折立登山口で登山届提出。樹林帯内急登が三角点迄続くその後太郎平小屋までは森林限界越え展望が開け傾斜も緩くなり大平原の木道や石畳区間も有り歩きやすい。太郎平小屋から薬師峠キャンプ場までは木道区間ですが、その後は沢沿い急登が続く、登りきり薬師平平原の緩い傾斜を進むと薬師平小屋、山頂へ最後の岩場斜面を40分位登ると薬師岳山頂到着です。北アルプス名山パノラマと白山の雄姿もハッキリと展望出来た。
■水晶岳(2986㍍-富山長野県境)コース:雲ノ平小屋から祖父岳、ワリモ北分岐、水晶小屋経由し水晶岳山頂へ。
登山道状況:雲ノ平小屋から見晴らし良好な斜面を登り祖父岳山頂へ、一服後にワリモ北分岐鞍部まで下る。そして水晶小屋からはほぼ平行な岩稜尾根を進むが核心部の岩場、ヤセ尾根登りと小ピークを数ヶ所越えると双耳峰の水晶岳山頂。槍ヶ岳・奥穂高・ジャンダルム等北アルプスの名峰が手に取れる様うな展望でした。
雲ノ平:草原の中に点在する、池と池塘とハイマツと火山岩がそこかしこで、庭師職人が造り出したような空間美を織り成していて、日本庭園スイス庭園ギリシャ庭園アルプ庭園祖父庭園が広範囲に広がっていた。(憧れていた庭園に漸く出会い興奮ものでした)
■笠ヶ岳(2898㍍-岐阜県)コース:双六小屋から弓折岳と抜戸岳を経由し笠ヶ岳山頂へ。
登山道状況:双六小屋から弓折岳、大ノマ岳、秩父平経由し抜戸岳まで危険個所なしひたすら景色を楽しみながら一歩一歩進む。抜戸岳下り稜線
を進む、多少のアップダウンはあるが厳しい道ではない、抜戸岳を越えひと登りするとテント場となりここからガラガラと石の積み
重なった斜面を進むと笠ヶ岳山荘に着く。山荘から石の積み重なる斜面を登り切ると祠が祀られそこを左手に進むと笠ヶ岳山頂です。
手が届くような槍ヶ岳、中岳、南岳、大キレット、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳の雄大な展望を十分に堪
能した。最後は笠新道標高差1800㍍5時間30分の急坂を下り、最終目的地わさび平小屋で6日ぶりの縦走の汗を流した。
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■今回山行で習得の事柄。
①この時期は小屋締めに注意。飲食物類が品不足になっています。
②黒部源流標柱付近の紅葉の青空とのグラデーションが見事でした。
③NHK百名山撮影クルーと遭遇。時間と天候に束縛されたカメラマンの撮影しながの登山大変さを実感。
④小屋食事時に持参したフリカケが活躍しお茶ズケで銀シャリを流し込み食べた(食欲不振時)
⑤双六小屋からわさび平小屋間は走行時間11時間を要した事は楽しかったので苦にはならなかったが、わさび平小屋への到着が遅くなり時間配分に課題が残った。
⑥長期縦走時に行動食にリンゴ、梨、みかん、トマト、キュウリの果物野菜等々重量許す限り用意する事
⑦高山病対策コマメナ水分補給と食べる酸素の活用に十分な睡眠確保をする事。