個人山行報告書 (天城山)                                                      (提出者 M.NARITA)

 (東日本女性登山交流集会に合わせ、天城山縦走を企画し実施しました。

山名   天城山縦走 (天城トンネル〜小岳〜万三郎岳〜万次郎岳〜天城高原登山口)

日時   2015年10月26日

参加者   CL M.NARITA SL Y.TANAKA SL M.OOKAWA  他5名 (計8名) 

コース

天城旧トンネル登山口6:55→天城峠7:18→向峠7:5910:04八丁池10:21→白峠11:0911:44戸塚峠12:07→小岳13:0913:45万三郎岳13:47→石橘立14:22→万次郎岳15:02→四辻15:46→天城高原登山口16:04

山行記録 (10/26)

昨夜民宿のオーナーから天城山の植物などレクチャーを受けた。朝食は30分早めてもらい予約していたジャンボタクシーを外に出て待った。民宿の隣が川端康成が伊豆の踊子を執筆した宿で、直ぐ向かいの銭湯(鹿角の湯)は井上靖が幼少時代伊豆湯ヶ島で育ち通っていた銭湯と聞き写真を撮り、6時ジャンボタクシーで旧天城トンネル登山口に向かった。30分以上乗りトンネル前に着いた。(ジャンボタクシー5,080円)立派なトイレが有り重要文化財のトンネル前で写真など撮り身支度済ませ6時55分出発した。ブナの自然林の中を枯葉を踏みしめながら登って行く、秋だと云うのに若葉色のブナの葉がまるで早春を感じたり、保水力足に優しいブナ林の中を天城峠までゆっくり体調整えながら登って行った。天城峠は十字路で標識がはっきりしていた。地図上の進む方へコンパスを合わせた。この辺りからブナやヒメシャラの樹は阿修羅のごとく四方八方に根を伸ばし原生林を思わせ、所々に「橋は一人ずつ静かにお渡りください。」の注意看板が有りそれを守りながら歩いた。ヒメシャラの林は青森では見られず珍しかった。風も無い気もちの良い稜線を向峠まで登り水分補給の小休憩をとった、コンパスを合わせ直し登って行くと左側沢の中にワサビ田が見えて来た。段々に上から水がこうこうと流れてこれも珍しい風景でした。周りには白いハコネギクの群落が色を添え、さらに登ると少しずつ紅葉も始まっていた。「伊豆の紅葉は11月頃が見頃で賑わう」とのことでした。白いハコネギクが登山道に咲きヒメシャラ、ブナ、アセビの自然林の中を八丁池まで登りに入る、何度か小休憩をとりながら登りきると見晴台前の立派なトイレ前に着く。トイレタイムをとり、富士山を見えないので見晴台はパスで八丁池まで下った、池着11時4分。静かな湖畔でお茶タイムの大休憩をとった。まだ早い紅葉だが陽がさすと湖畔にきれいに映えた。10時21分出発、コンパスを合わせ、ここからは緩やかな快適な歩きとなる。白田峠を過ぎ戸塚峠まで進み11時44分、戸塚峠のベンチに腰を下ろしランチをとった。12時7分、小岳にコンパスをあわせて出発、10分ほど進むと急登になり枯葉の登りはどこでも歩けて、進む方角は間違いないが繰り返すジグザグの急登に枯葉は道を外し易いので霧の時などは道迷いに要注意が必要!!今日は良天で見晴が良くラッキーでした。岩の多い道の登りをクリアーするとまたのんびり小岳まで進む。途中民宿のオーナーのお勧め“ヘビブナ”に寄り道をして写真など撮り楽しんだ。13時9分小岳はスルーパスで進み間もなく前方に万三郎岳見えて来た。ここは一気に登り13時41分万三郎岳分岐、13時45分万三郎岳に到着。
ここまで旧天城トンネル登山口から標高差700mを歩行時間6時間50分、タイムオーバーでしたが満足度は満点ではなかったでしょうか!?記念写真、水分補給で出発、ここまで来ると基本下り!とはいえ万次郎岳までは岩の多い道だった。石橘立、馬の背もスルーパスで進み、シャクナゲ、アセビの原生林は根が張って足元注意で歩いた。万次郎岳の登りは岩の急登で手前の大岩の見晴台から富士山は見られなかった。万次郎岳到着3時、バスは4時10分!最後の下り1時間はおお急ぎの下山で無理させ時間配分は反省点でしたが、良天に恵まれ事故無し、のどかでゆったり楽しい天城山縦走は良い思い出になりました。