定例山行報告            2016年9月3日提出    (提出者 Y.TANAKA)

山 名  秋田駒ヶ岳〜乳頭山

ルート  1日目 鶴の湯〜小白森山〜大白森(ピストン)

     2日目 秋田駒ヶ岳八合目〜千沼ケ原〜乳頭山〜田代平〜孫六温泉(縦走)

山行期間 2016年8月27日(土)〜28日(日)

参加者 CL T.FUKUI SL T.YOKOTA SL K.KUDOU  他会員4名   一般2名   ( 計9名 )

コースタイム   1日目 青森インター6:00〜鹿角八幡平〜8:50鶴の湯登山口

登山開始9:15〜10:48鶴の湯分岐〜11:15小白森山山頂〜12:05大白森

(昼食)12:45〜13:25小白森山〜15:10鶴の湯登山口

2日目 水沢温泉5:10(車移動)〜アルパこまくさ6:01(バス)〜6:26駒ヶ岳八合目

登山開始6:40〜笹森山分岐7:19〜湯森山7:45〜熊見平8:25〜宿岩8:42

〜9:32笊森山9:45〜10:10千沼ケ原(昼食)11:00〜12:13乳頭山

12:30〜13:03田代平山荘〜孫六温泉14:27〜大釜14:40〜花輪SA

(夕食)〜青森インター解散19:40

山行記録 (1日目 大白森山)

青森インターを予定どおり車2台で出発。心配されていた雨マークも消え、天気は上々、毎日の蒸し暑さから逃れて爽やかな山の空気をと心がはずむ。鹿角八幡平インターで高速を降り、鶴の湯温泉を目指して国道341号線を走る。鶴の湯温泉には予定よりかなり早く着いた。1日目はオプションで小白森、大白森の山行が加えられ、温泉駐車場の鶴の湯神社の鳥居がその登山口になっている。身支度を済ませ予定より45分早く出発する。少し歩くと林道に出会い、まもなく杉林の中をいきなり急登が始まる。その後も樹林帯の中を急登の連続であった。展望のきいたところで一休みし地図を確認したところ、金取清水の水場があると書いてあるが、確認しないまま登ってしまった。帰りはきちんと確認したいと思った。その後も急坂のブナ林を汗をしぼられながら登る。本チャンは明日なのにきついという声もぼちぼち出始めると鶴の湯分岐についた。右に行くと裏岩手縦走路とつながっているようだが、私たちはまっすぐ進む。先頭から木道に出たよと声がありほっとする。小白森山山頂はちょっとした湿原になっていて、木道の両脇にはりんどう、うめばちそう、あきのきりんそう等の秋の花々がきれいに咲いていた。湿原からは秋田駒ヶ岳、乳頭山が見えるようだが、この日は雲の中だった。小白森山で昼食の予定だったが予定より早いので、大白森で昼食をとることになりまもなく出発した。ここからはぬかるみの連続であった。6月に下見に連れてきてもらった時には、木道に笹が覆いかぶさりとても歩きにくかったが、今回はきれいに刈り払いされていたが、泥んこ道は相変わらずであった。いったん鞍部に下り、最後急登を頑張ると木道にでて、いきなり大草原の景色が広がった。眺望は残念ながらきかなかったが、お昼は爽やかな秋風をうけながらのんびりと過ごした。

下山は美味しいビール、料理がチラチラして、皆で快調に下った。金取清水の水場も確認できた。鶴の湯登山口に着いたのが15:10。今晩の宿泊地水沢温泉へと向かう。今回は自炊なのでリーダーに食事作りを確認したところ、女性は風呂に入って良いとの事ですぐお言葉に甘える。(しめしめ!)。桜肉の鍋の他、牛、豚、鶏肉がどっさり、野菜もたっぷり添えられ、17時30分から宴会が始まった。

 宴会は、他のお客様も泊まっているのでほどほどにして19時でお開きとした。

2日目 乳頭山)

  朝食4時。朝食もリーダー、サブリーダーで準備していただいた。昨晩の鍋に豆腐を加えただけというが美味しかった。たっぷり残っていた肉を食べつくし、急ぎおにぎりを握って、5時10分宿を出発する。私たちはシャトルバス発着のアルパこまくさで降りて、車1台を下山口に回送して帰ってくるのを待つ。6:01の始発のバスに余裕で間にあった。秋田駒ヶ岳八合目に予定通りに着いて、それぞれ軽い準備体操をした後、リーダーから夕べ食べた肉で、馬のごとく走ってもよし!牛のごとくゆっくり歩くもよし!豚のごとく頓挫してもよいとのユーモアのある挨拶で6時40分出発する。

笹森山分岐を7時20分通過、湯森山には30分足らずでついた。ふりかえると秋田駒は雲の中だった。その後熊見平の湿原を気持ちよくすすみ、宿岩という巨岩の横をとおり笊森山を目指す。笊森山はだらだらとした登りで、登っても、登っても先があり、飲んでも酔わない人を笊というけれど、笊森山も登っても、登っても山頂に着かない、まさに笊だなとうんざりしながら登った。ようやく山頂につき記念撮影をした後、行動食をとり、千沼ケ原を目指して下る。間もなく、目の前にいくつもの池塘が現れた。千個の沼があるかは判らないが名前の由来がわかるような景色だった。ここでは景色を楽しみながら、50分のロングランチタイムとなった。爽やかな秋風をうけながら、木道で昼寝をする人もあり、のんびりと過ごした。初めて千沼ケ原にきたが、いつか紅葉のきれいな時期にもまたきてみたいと思った。長い休憩の後、乳頭山を目指して11時行動開始。20分程で笊森山からの分岐に出会う。尾根に上がったところで、左手にコバルトブルーの田沢湖が、正面にはくっきりとこれから登る乳頭山が見えた。乳頭山がいよいよ迫ってきた頃、リーダーからここからきつくなるので水補給をとの指示で小休止し、その後ゆっくりゆっくり足を踏み外さないように登り、30分程で山頂についた。山頂からは田沢湖がきれいに見えたが、相変わらず秋田駒、岩手山の頭は雲の中に隠れていた。

20分程展望を楽しんだ後下山を開始。山頂から見える田代平山荘を目指して下山、木道や岩がゴロゴロした道が交互に出てきて気が抜けない。山荘の前の湿原には紅花のシロバナトウチソウがきれいに咲いていてほっとした。ここから孫六温泉までも悪路が続いた。深くえぐられた道、どろどろと滑りやすい赤土に足をとられないように気を付けながら下った。孫六温泉からはさらに沢沿いの砂利道を15分程歩いてようやく駐車場に着いた。アルパこまくさで入浴予定だったが水道故障で、水沢温泉で入浴し、途中花輪SAで夕食をとり青森インター7時40分解散となった。

T.FUKUIリーダー、T.YOKOTAサブリーダーには山行リーダーから食材準備、食事作り、車の運転とすべてお世話になりました。お陰様で秋の花々をめでながら、のんびりと池塘の景色を楽しむことが出来て、とても楽しい二日間でした。ありがとうございました。