訓練山行報告            2017年1月6日提出    (提出者 Y.TANAKA )

山 名  八甲田・仙人岱                              ルート  酸ヶ湯→仙人岱小屋→酸ヶ湯

 

山行期間 2016年12月17日(土)

 

参加者 

  CL Y.HANADA   SL S.NARITA    他5名 ( 計7名 )

 

コースタイム

 横内P7:30→酸ヶ湯温泉P8:10

登山開始8:25→地獄湯沢源頭部撤退11:25→12:05昼食12:20→酸ヶ湯温泉P着

13:05

 

山行記録

当初の計画では一泊二日の予定であったが、宿泊の希望者が少なかったため今回は日帰り山行となった。参加者も7人と少なく、ラッセルの不安を抱えながら横内Pに集合した。車2台に分乗し、横内Pを予定通りの時間に出発。例年より雪は少なく、酸ヶ湯は積雪138センチとの情報だが、この日は朝から吹雪いていて山に向かうにつれて、ラッセルで足がつらないかと不安がつのってきた。

酸ヶ湯温泉のトイレを拝借し駐車場に車を移動したがまだ除雪していなかったため、戻って酸ヶ湯温泉Pを拝借して駐車する。それぞれスノーシュー、スキーを装着し、予定より30分早く出発する。登山口は雪の壁50センチ位で楽々スノーシューで越えられた。登山道は残念ながら我々が先発隊。まっさらな雪道をほぼ夏道に沿って、大岳環状ルートの看板を5番・・8番・・と確認しながら、ラッセルを交替しながら登っていく。雪は相変わらず降っているが、樹林帯の中ではそれほど気にならなかった。高度が徐々にあがるにつれて雪も深くなり膝上あたりになるとラッセルも大変!しかも雪が妙に湿って重い。フーフー言いながらラッセルを交替しながら登っていると、後ろから頼もしい声が聞こえてきた。若者男女ペア―がスキーでワッサワッサと登ってきて、その後もスキー部隊が一人二人と増えて、高齢者部隊は大助かりだった。

途中、夏道から地獄湯沢の沢に降りて登っていく。沢の雪は比較的安定していて、最初は足をとられることもなく登れたが、徐々に風が強くなり吹雪いて足元もよく見えなくなり、足を踏み外してよろけること数回、前の人との間隔があき焦りながら登る。いよいよ風も強くなり足元も確認しづらくなったころ、リーダーから撤退の指示が出る。地獄湯沢源頭部あたりに差し掛かったところで撤退する(11:25)。

下りは、地獄湯沢の橋のあたりまでトレースが確認できず難儀しながら下りた。スキー部隊も難儀しているようで、いつもだと拍手を受けながら滑っていくが、今回はスノーシュー部隊が待つことしばしばであった。

お昼は沢から夏道に出たところですませる。昼食後は、あの吹雪は何だったのかというくらい穏やかな景色の中をのんびりとおりた。登山口に着いたのが13:05。

冬山は、出発までいろいろと不安がよぎるが、スノーシューをはいた途端気分はワクワクし、今回は吹雪で仙人岱小屋まで到達できなかったものの、地吹雪経験も楽しいものに変わった。