奥羽ブロック交流 山行報告書        2017年7月5日提出(提出者 T.YOKOTA)

【山名】北八甲田(赤倉岳)                               【山行期間】2017年6月25日

【参加者名】CL K.KUDOU SL Y.NARA SL T.FUKUI SL T.YOKOTA   他14名 (青森労山18名)

弘前労山8名 八戸労山3名 いわて生協山の会4名 盛岡山友会1名 計34名

【24日夜 交流会参加者名  青森労山4名 弘前労山4人 いわて生協山の会4名 計12名

【コースタイム】みちのく深沢?7:48 ⇒ 登山口8:02 ⇒ 休憩(8:45-8:50)⇒休憩(9:30-90:35)⇒ 休憩(10:30-10:35)⇒登山道合流地点(11:25-11:35)⇒ 大岳避難小屋、大休憩(12:15-12:50)⇒ 上毛無岱、休憩(13:30-13:35)⇒ 酸ヶ湯?14:40

【山行記録】

 7:30には深沢?に全員集合。三々五々、旧交をあたため合う姿がチラホラ。清野県連理事長のあいさつの後、自己紹介を終え深沢?を後にする。青空が天空のほとんどを占めている。本日、カッパの出番はなさそうだ。

 深沢?のちょっと手前にあるドライブインの廃屋から、林の中をショートカットで舗装道路に出る。10分程で清水が湧き出る登山口に到着。りっぱな赤テープの目印があり迷うことはない。

 ブナ林の中、道幅が十分あるりっぱな登山道をCLを先頭に進む。風がなく蒸し暑い。傾斜は緩いが、幾分昨晩のアルコールを含んだ汗がアゴの先端からしたたり落ちる。500メートル毎に、真新しい道標があって、これまた迷うことはない。

左側に沢を望むようになるとササヤブになる。太いネマガリダケが密生し、下るよりはましだろうが滑って歩きにくい。ササの切り払いがなければササの海を泳ぐことになる。ササが濃いが故に、文字どおり足が地に着かないのである。誠に、県連八甲田登山道維持ボランティアの方々に感謝である。

ササヤブを過ぎると、りっぱな青森トドマツがチラチラ見えてくる。傾斜がきつくてつらいが、視界も開けて北八甲田の峰々の稜線と噴火口の残雪が心を癒やしてくれる。何より心地よい風で汗が引く。加えて、高山植物が遠慮がちに自己主張をしている。報告者はそれらの一般名詞を諳んじる素養はないが、喜々とした嬌声とともに下山までの間に耳に届いたその名を記す。イワウメ、ミネズオウ、イワナシ、ツマトリソウ、コケモモ、ハクサンチドリ、ミヤマキンバイ、ヒナザクラ、ショウジョウバカマ、アカモノ、ミツガシワ(ピンク)、イワイチョウ、コバイケイソウ、イソツツジ(誤記にはご容赦を)

ガレ場を喘ぎながら登ると、ロープウェー山頂駅からの登山道と合流する。大勢の登山者が、どの道を来たのかと出迎えてくれる。そういえば、これまでに出会った登山者は、私たちを追い越した2名だけであった。

標高差920メートルの人影が少ないルートはこれまで。後は、皆さんがご存じのとおりです。