個人山行報告書       2017年9月14日  (提出者  M.NARITA)

 

山名: 北アルプス(烏帽子岳〜野口五郎岳〜祖父岳〜雲ノ平〜三俣蓮華岳〜双六岳)

山行期間   2017年8月2日〜8月6日

参加者名   S.NARITA・M.NARITA

日程     8/2新青森発→松本→信濃大町 (七倉荘泊) 

        /3宿発5:00→(タクシー)→高瀬ダム→烏帽子岳→烏帽子小屋泊

       8/4小屋発6:00→野口五郎岳→雲の平山荘泊

       8/5山荘発6:00→三俣蓮華岳→双六岳→鏡平山荘泊

       8/6山荘発→わさび平→新穂高温泉→松本→新青森

/3コースタイム

宿発5:00→高瀬ダム5:40→テン場6:006番標識8:154番標識9:501番標識10:3710:55烏帽子小屋(昼食)11:37→烏帽子小屋12:35→烏帽子小屋13:50()

記録

早朝5時予約したタクシーで出発、途中七倉ダム管理事務所に登山届を提出す。(一般車はここまで)タクシーはさらに進むと高瀬ダムが見えてくる。タクシーはダムの上まで急登をつづら折りに登りダム湖の前で降りる。(8,200円・5月〜10月までタクシー入れる)540分ダム湖を後に不動トンネルの中を歩く、なかなか長いトンネルだった。トンネルを抜け吊橋を渡るとキャンプ場に出る、お互いトイレを済ませいよいよ登山開始。63分登山口を出発!ブナ立尾根は最初から急登でつづら折りをゆっくり登って行く。段々周りを見る余裕などなくペースを崩さない様登る、途中ザックをおろし休憩して水分補給、行動食などとる。8156番標識まで来る、この辺りが小屋までの半分地点のようだ。ザックをおろし休憩!9504番標識、まだまだ急登、いよいよ1番標識が出てきた、そこからは直ぐ烏帽子小屋に到着1055分。小屋前は既に登山者がのんびり休んでいた。まず宿泊の受付を済ませ(労山カード提出500円引き)パンとソーセージ、スープで昼食をとる。小屋前はイワギキョウがいっぱい、チングルマ・シナノキンバイ・アオノツガザクラ・ミネズオウ・コイワカガミ・リンネソウなど満開。1130分烏帽子岳往復に向かった。前烏帽子岳まではコマクサ、コマクサ、と小ぶりな株でコマクサの庭園だ!イワギキョウ・チシマギキョウ・タカネツメクサ・イワツメクサ、花写真も楽しめた。南沢岳の分岐を左に折れ縦クサリ場、横クサリ場を抜け岩峰の狭い山頂に到着。注意をしながらすみやかに岩場を降り復路もコマクサを楽しみながら1350分小屋に到着。夕食1730分まで珈琲やらビールやらでブレイクした。段々涼しくなってきた。今夜は烏帽子小屋名物「ボルシチ」らしい、「温かいメニュウが楽しみ〜(^^)/


/4コースタイム 

烏帽子小屋発6:009:10野口五郎岳9:2012:17水晶小屋12:40→ワリモ岳分岐13:30→岩苔乗越13:40→祖父岳14:26→雲ノ平山荘15:50

記録

3時半頃から起きだし5時朝食、6時出発!キャンプ場を抜け少し下り、三ツ岳に続く稜線に登り山頂を巻くように道なりに進む。白砂の道にハイマツとコマクサが続く、前方に野口五郎岳の雄姿が見えてきた。良天の稜線歩きは快適で右に赤牛岳や水晶岳を眺めながら野口五郎小屋前に着く、スルーパスで山頂へゴロゴロ岩続きを登りきると910分広い山頂に到着!数年前水晶の稜線から野口五郎岳の方を眺め「いつかあの山へ登りたい」と思ったものでした。大休憩をとり920分出発!下りの稜線はお花畑が続く、アオノツガザクラ、キバナシャクナゲ、タカネシオガマ、ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウ、タカネヤハズハハコ、ハクサンイチゲ、イワオウギ、ミヤマゴゴメグサ、etc、その後は岩のやせ尾根が続いた。赤岳手前で軽食を取り20分ほど大休憩にした。手前に水晶小屋が見えた、足元注意のやせ尾根を登りきり1217分水晶小屋前到着!狭い小屋前は大勢の登山者で賑わっていた。小屋にザックをデポして水晶岳に向かうパーティーは右、1240分私たちは昼食後左へ雲の平に向け花畑の稜線を写真を撮りながら下った。あの時も満開だった!ミヤマクワガタ、ミヤマコゴメグサ、チョウノスケソウ、イブキジャコウソウ、タカネスミレ、シコタンソウ、イワオウギ、イワベンケイetc今年も満開がみられた。前方に雲の平山荘を見ながら「今日はあそこまで」と。1340分岩苔乗越を越え1426分祖父岳山頂に到着!下りはゴロゴロ岩のあと雪渓を10分ほど下り黒部源流の分岐に出る。テント場で水を補給し1550分山荘到着。二度目の雲の平山荘は新しく立派な山荘になっていた。人気の雲の平山荘は登山者で賑わっていた。ビールで乾杯!(労山カード提出で500円引き)しばらく外のテラスで焼酎を飲みながら雲の平を満喫する茂則、私は疲れ切り早く床についた。


/5コースタイム

 山荘発6:058:30黒部源流8:48→三俣分岐9:3010:25三俣蓮華岳10:48→中道分岐11:4512:15双六岳12:55→双六小屋13:45→弓折分岐15:15→鏡平山荘16:00

記録  

4時起床、5時朝食、今日も良天!65分山荘出発、北アルプスに囲まれ薬師岳、水晶岳、鷲羽岳を眺め日本庭園に入ると鋭角な槍が岳、堂々な風格の黒部五郎岳眺めは最高!そして急な下りを降りると黒部源流に出る。源流にはロープが張られ水量はさほど多くないが流れは速い、素早く対岸に渡る。小休憩を取る、湿った草地に見慣れないランがあちこち咲いていた。(帰宅して調べたらシロウマチドリでした。)

848分源流を登りキャンプ場を抜け三俣蓮華岳1025分到着!稜線を進み双六岳に1215分到着!気持ちの良い山頂でコーヒー、スープパン、ソーセージで昼食にした。1255分広い台地を下り双六小屋に降りる。双六小屋宿泊予定でしたが鏡平山荘まで2時間降りることにした。水を満タンに補給し出発!ここ当たりは以前もクロユリが綺麗だったが今年もお見事でした。クロユリ、クルマユリ、ハクサンフウロウ、キヌガサソウetc。鏡平山荘は槍ヶ岳が一番近くに見え鏡池に映る逆槍が売りの山荘です。夕焼けの槍が岳を堪能でき槍岳山荘の灯りも肉眼で見えた。夕食の味噌汁が美味しかった。その明け方雨になったが朝は晴れていた。


/6 コースタイム

鏡平山荘6:15→わさび平8:45新穂高温泉(中崎山荘温泉)11:30バスで松本へ

記録

朝食の味噌汁も美味しくいただき今朝はゆっくり出発した。わさび平までの下山は所々雪解け後で今が春を思わせた。わさび平で冷たいトマト、りんごを食べ、新穂高温泉で飛騨牛の串焼き2本も食べ中崎山荘で山の汗を流しバスで松本までいった。松本では信州の天ざるを食べ栄養十分補給し青森へ帰った。新幹線は大きく遅れて深夜着でした。