個人山行報告                                               2017105日提出(提出者 N.NAKAMURA)

山 名:ジャンダルム(北アルプス・3,163b・長野岐阜県境)

ルート:上高地〜河童橋〜岳沢登山口〜岳沢小屋(宿泊)〜天狗沢〜天狗コル〜畳岩尾根ノ頭〜コブ尾根頭〜ジャンダルム〜ロバの耳〜馬の背〜奥穂高岳〜穂高岳山荘(宿泊)〜ザイテングラート〜涸沢小屋〜横尾山荘〜徳沢〜明神館〜河童橋〜上高地。

山行期間:20170918日〜0923(移動日含5日間)

参加者名:N.NAKAMURA

コースタイム

@   9/18:移動日=自宅〜青森中央IC〜松本IC。(途中サービスエリアで車中泊)

A   9/19:松本IC7:108:00沢渡駐車場8:108:40上高地10:1011:50岳沢小屋(宿泊)。

B   9/20:岳沢小屋6:308:15天狗のコル8:309:17畳岩尾根頭〜9:40コブ岩尾根頭〜9:57ジャンダルム10:1110:33ロバの耳〜10:51馬の背〜11:10奥穂高岳11:1511:45穂高岳山荘(宿泊)

C   9/21:穂高岳山荘6:306:50ザイテングラート〜7:40涸沢小屋8:2510:25横尾11:00

11:47徳沢12:0012:42明神館〜13:22河童橋〜13:27上高地(宿泊)。   

D   9/22:移動日=上高地8:00〜沢渡駐車場9:009:45松本IC〜青森中央IC23:50自宅。

山行記録

*岩稜の国内有数の難関ルート、天候・気力・体力・体調など全てが揃わないと完登が難しい。

事前計画対策を十二分に準備する事が大切でした。

台風影響で日程変更(屋宿泊予約変更、中村事務局長へ個人山行届の変更)、軽量化(体重4`減、登山靴等装備内容見直2.0`減)、体力面(鉄アレーでの上腕筋強化、近所の高線橋階段登り下りで下半身強化、八甲田での無休長時間走行登山訓練で心肺機能確認)、余裕有るコースタイム設定、イメージトレーニング(ユーチューブ動画鑑賞)、体調や天候等条件が等揃わない場合は無理せず撤退する。

■ジャンダルム:山名由来フランス語憲兵の意味で主峰の前にそびえ立つ岩稜。

岳沢小屋から天狗沢のガレ場を登ります、時折ガラガラと岩石が崩れる音がしたので上方常に落石に注意し急登を登り詰めると天狗のコル鞍部に到着です。小休止後岩稜の稜線急登が始まり慎重に三点確保基本忠実に登り畳岩尾根頭を経由しコブ岩尾根頭到着そこからジャンダルムのとり付へ下りそこからジャンダルム山頂までの岩稜急登です浮石落石注意し一歩一歩足場を確認し登り詰めると山頂です。会いたかった天使のオブジェが待っていました。槍ヶ岳、奥穂高岳、前穂高岳、焼岳、乗鞍岳、笠ヶ岳等展望が最高です。風が強くなったので写真撮影そこそこに下山です。ここからが今回の最難関の岩稜地帯にミスが致命的になるロバの耳、登りは鎖があるが下りは鎖なく苦労した。馬の背の岩の峰は両側が遥か下方まで切れ落ちていてその尖った稜線の僅かな岩の窪みに手や足を掛けて登る、途中足の横幅もないステップをトラバースする所があり超緊張しましたが平静心を保ち崖下谷底を見ないよう目の前の岩一つ一つに集中し前へ前へと歩を進めた。今回は前後に登山者がいなかったが浮石に注意し自分も落とさない、他人からの落石にも細心の注意が必要です。馬の背を越えると奥穂高岳山頂が目の前です(奥穂高岳は5年前2012910日に成田茂則美津子ご夫妻に誘われ初登頂した思い出の山。ここから私の山人生が始まり日本百名山を目指すきっかけとなりました)少し成長した事と百名山達成を山頂の祠に報告した後に最後の岩場を下りきると穂高岳山荘に到着です。無事登頂できた自分に心の中でそーと良くやったなと褒めてやりました。今夜は山荘に宿泊。翌日横尾経由で上高地へ下山後に中村事務局長と家内に下山報告しホテルの温泉で癒され熟睡です。最終日は、高速道路のサービスエリア巡り(昼食夕食お土産)安全運転に時間をかけ青森帰着しました。