訓練山行報告(小安岳〜高松岳〜山伏岳)

                      2018年10月20日提出(提出者 T.KIMURA)

山  名  小安岳(おやすだけ)〜高松岳(たかまつだけ)〜山伏岳(やまぶしだけ)

山行期間  2018年10月13日(土)〜14日(日)

参 加 者   CL: M.FUKAZAWA SL: H.NAKAMURA SL: Y.NARA SL: T.YOKOTA     他19名         ( 計23名 )

 

第1日目

 青森IC⇒道の駅二ツ井⇒道の駅十文字⇒両関酒造⇒小安峡⇒泥湯温泉小椋旅館

 合浦公園発7時ということで640分に合浦公園に行くと、弘南バスの27人乗りの大型バスが待っていた。マイクロバスを想像していたので、ゆっくり座れると一安心。古川バス停で4人ほど乗車し、7時半に青森インター組を乗せて東北自動車道・秋田自動車道を進む。途中、今年新設になったばかりの「道の駅ふたつい」でトイレ休憩。更に秋田自動車道・湯沢横手道路を通り「道の駅十文字」で昼食。

 午後には湯沢市にある両関酒造の酒蔵を見学、試飲しそれぞれ購入。会の今晩飲み用として「純米吟醸 雪月花」一升瓶を購入するとのことで,夕食のお楽しみが増えた。

 小安峡に着く、土曜日とあってかなりの人が出ていた。皆瀬川の左岸に設けられた遊歩道を歩く。いたるところで熱湯と蒸気が噴き出していた。「大噴湯」では98°の熱湯と蒸気が激しく噴出していた。紅葉の時期は素晴らしい景色となるであろうが、今回はこのあたりまでは紅葉の気配はまだまだだった。

 バスは小安峡から少し戻り、泥湯に向かう。狭い道で対向車も多くすれ違いには苦労していた。15時過ぎに泥湯温泉小椋旅館に到着。部屋割りで夕食は17時から大広間、女性陣は本館2階、男性陣は別館となった。内湯は別館にあり、女将さんに聞くと離れたところに混浴の露天風呂があるとのこと。そこで、木村は混んでいそうな内湯ではなく露天に向かう。湯船と簡単な脱衣場のみのものであったが硫黄泉系のお湯でそれなりに楽しめた。後で女将に聞いたところでは、泥湯は旅館ごとにまた内湯露天別に源泉が異なるとのこと。小椋旅館も内湯は泥湯で露天は硫黄泉系であるようだ。

 食担のT.FUKUIさんとASADAさんのご尽力で、夕食は豚汁と焼肉で日本酒・ワイン・ビールで時が進む。残って飲んでいた男性陣の一部に2030分にはNARAさんからお開きが告げられた。声がうるさかったらしい。

第2日目

 泥湯温泉登山口5:358:08小安岳8:159:33高松岳避難小屋→9:43高松岳9:509:56高松岳避難小屋(昼食)10:3011:52山伏岳12:0013:35川原毛登山口下山→14:10泥湯温泉⇒道の駅十文字⇒道の駅二ツ井⇒青森インター⇒合浦公園駐車場

 早朝の3時に食担のT.FUKUIさんとASADAさんが起き出して朝食の準備をする。4時半にはカレーとハヤシの朝食が始まる。そして5時にはそれぞれ身支度を調える。

 520分に宿から出発、登山口に向かう。途中慰霊碑があり見てみると平成171229日に泥湯に来ていた一家4人が硫化ガスで死亡したとあった。少し登ったところにある泥湯温泉口で深澤CLのお話で打合せをし、535分深澤CLのトップ横田SLのラストで泥湯三山(小安岳・高松岳・山伏岳)の縦走へと出発する。

 小安岳から派生する尾根の西側斜面をトラバース気味に登っていく。左から右への斜面でかなり急である。道幅も狭く転倒すると滑落しそうで少し緊張気味に登っていく。618分に前方にモウモウと白煙が上がっている谷を横切る。地図を見ると新湯というところのようだ、登山道の途中に太いパイプがあり温泉が流れていたのだ(下山後小椋旅館の女将の話だとこの温泉は奥山旅館の源泉の一つとのこと)。N氏よりH氏に声がかかる「いつものH氏の話し声が聞こえないよ!」と(後H氏によると前夜の呑み過ぎで話す気力がわかなかったとの弁)。

 758分に稜線に出る、ガスに包まれた中稜線を200mほど北に戻り小安岳に向かう。88分小安岳山頂(1,301m)着、ガスの中だが一瞬だけ西に鳥海山が見えた。記念写真のあと815分小安岳を出発、稜線を南に向かう。

 840分ころ方向を西に変えて高松岳への稜線歩きに入る。それなりに景色は見えるもあまり太陽が当たらず紅葉が映えない。やはり2度にわたる風台風のせいか落葉も進んでいる。933分高松岳避難小屋に着くが山頂はその南側にあるため山頂へ、943分高松岳山頂(1,348m)、記念撮影後小屋に戻り、小屋で昼食となる。23名という大所帯のため5名ほどが小屋の外で食事となった。1030分小屋を出発し山伏岳へ向かう。

 高松岳から山伏岳へは170m下って80m登り返して途中にある1,261m峰へ、さらに50m下って100m登って山伏岳(1,315m)へというもので、高松岳から稜線を西にたどるものだ。1152分山伏岳に着く。上空に雲はかかっているが視界は広がり、東に高松岳と虎毛山へ続く尾根が望まれる。縦走路があるようだが結構時間がかかりそうだ。山伏岳で三山目の記念撮影をして12時川原毛登山口へと向かう。

 山伏岳から距離で2.4q標高差約500mの道のりを淡々と歩みを進める。疲れがましてきて口数も少なくなってきた。三山それぞれの登り下りが蓄積してきたのか自分の膝具合に違和感を覚えてくる。1335分にようやく川原毛登山口に下山、登山口で記念撮影の後、舗装道を30分ほどかけて泥湯温泉にたどり着く。

 小椋旅館の内湯及び露天風呂で汗を流し、迎えの弘南バスに乗車しする。「道の駅十文字」「道の駅二ツ井」と経由し、青森インター・古川とそれぞれ降車し、終点合浦公園駐車場に着いたのは21時を過ぎていた。

 二日間にわたる泥湯三山の縦走、CL:M.FUKAZAWAをはじめ参加の会員はお疲れ様でした。