岳 樺                                    2020年2月2日 (提出者 K.SATO)

           志賀高原スキーツアー

        
         
 
        


期 間  2020年1月25日(土)〜28日(火)
           

参加者 CL: K.TAKEI 写真: Y.HANADA       
        ほか3名 計5名

宿泊先 長野県下高井郡山ノ内町  ホテル金栄

 

記 録

1月25日(土)

 新青森駅に8時半に集合し、37分発の新幹線で出発。途中、大宮で北陸新幹線に乗り換えて、飯山駅には13時5分に着いた。駅の売店でビールなどを購入して、14時25分発のバスで志賀高原に向かった。昨年は飯山駅付近や道路にも雪があったが、今年は道路には全く雪が無く、冬とは思えない状況であった。志賀高原に近づくと、さすがに道路の両側にも雪があるが、昨年よりかなり少ない。宿泊するホテルのある一の瀬には、道路状況が良かったために予定より早く到着した。

 志賀高原は、昨シーズンもツアーを実施したが、18のスキー場があり、それぞれに個性があるので、天気と雪質さえ良ければ十分に様々なコースを楽しめるスキー場である。しかし、バスで向かう途中で救急車2台とすれ違ったので、多分、かなり固い雪面ではないかと不安になる。

 

1月26日(日)

 天気は、快晴、期待以上である。今日は日曜日で混雑が予想される。8時30分にリフトが動くというので、その前にリフト券を購入するために8時10分にホテルを出発。リフト券売り場方面に向かう道路が氷のようで、時々滑りそうになりながら十分に注意して進む。

 リフト券購入後の初すべりは、一の瀬スキー場の最も下の緩やかなゲレンデであるが、雪がしばらく降っていなかったためにガリガリ状態で、これでは常に緊張を保つことが重要で、絶対に転ぶことはできないと思った。

 直ちに、リフトを数本乗り継いで焼額山スキー場へ行く。ゴンドラで頂上に行くとそこは2,000mで遠くの山々までクッキリとみることが出来た。焼額山には2本のゴンドラがあり、それぞれのコースを滑った。少し、ガリガリはあるが、それでも滑りやすい。コースの中には、長野オリンピックのアルペン回転が実施された最大斜度30度のオリンピックコースがあり、そのコースを思い思いに個性を発揮して滑り降りた。

 次は、焼額から奥志賀高原へ下ったところで、10時半になり、ティータイム。その後、最も奥にある第2エキスパートコースへ。ここは最大斜度30度が長く続き、コース幅も広く、上から見下ろすと思わず「おー」という声が出るほどである。ここもそれぞれ「どうだ」というばかりに自分のベストと思われる滑り方で下る。その後、焼額に戻り、ランチ。昨年と同じレストランでソースかつ丼と牛丼を食べた。

 午後は、一の瀬方面に戻り、寺子屋スキー場に行くが、ここからも新潟方面の山々が遠くにきれいに見え絶景を楽しむ。ここを2本滑り、オリンピックで大回転が行われた東館山へ。下るに従って所々でブッシュが見え、雪も茶色になっているところがあり、それを避けながら滑るがあまりにも多く、避ける技術がなかったため、ガリガリという音がスキー板の下から聞こえた。

 ここは、勘弁というばかりに早々と退散することにし、リフトとゴンドラを乗り継いで一の瀬に戻り、最後に正面ゲレンデ、ここはファミリースキー場という名前であるが、かなりの急斜面で、なぜファミリーなんだろうと思った。14時半にはホテルに戻り、緊張から解放されたが、スキー板の裏を見るのが怖かった。



127日(月)

 8時20分にホテルを出発。天気は曇り、風はそれほどない。横手山に向かうため、無料シャトルバスを待っていたら、臨時便が早く着き、予定より早く乗り継ぎ場所の「山の駅」に到着。バス停に並んでいたら、バスが来て、前と中ほどの扉が開いた。列が崩れてしまい早く並んだ意味がなかった。今度のバスは立っている人が多く、かなり混雑していた。9時半頃に目的地に到着した。

 リフトを3本、乗り継いで横手山の山頂へ。ここは標高2,307mで、志賀高原の中では最も高い位置にある。昨日のようではないが、それでも近くの白根山や遠くの山々がきれいに見えた。反対側の渋峠を2本滑ったが、気温が低くガリガリ状態はすごい。横手山を下りて、途中から熊の湯を目指すが、地図に記載されているコースを見つけることが出来ない。コンパスを持っていないせいなのか。

 聞いたら、マップのコースは、熊の湯からだけのもので、横手山からのコースはないそうだ。マップに分かるように表示すべきである。結局、下まで降りて、スキーを担いで看板を見て行くが、コースが見当たらず、林の中をさまよって、やっとの思いで熊の湯に到着。ここを1本だけ滑り、バス停に向かった。

 サンバレーでバスを降りて、志賀の湯ホテルで、昨年同様の「なべ焼きセット」を頼んだ。昼食後は、サンバレー、丸池、蓮池を滑り、ジャイアントへ。ここへの連絡コースは、昨年、スキーを担いで、かなり苦労して汗だくで登ったところである。しかし、今回は緩やかな上りはあるものの、昨年よりはかなり短い感じがして、それほど苦労はしなかった。昨年はどこを歩いたのだろう。

 やがて、ジャイアントに着き、志賀高原では最も急斜面の最大斜度34度を滑る。完全なアイスバーンで、回る度にかなり下までズレ落ちる感じである。やっとの思いで下りたが、元気な3人は、「もう1本」と言って、リフトに乗って行った。

 ここからは西館山を1本、高天ケ原を2本滑ってホテルに帰った。ガリガリは最後まで続き、「足にきた」という声が多かった。

 

128日(火)

 昨日から雪の予報があったので、パウダースノーを期待していたが、朝起きたら猛吹雪で、リフトは1基を除いて動かず、その1基は払い戻しをしないために動かしていると聞き、退散することにした。荷物をまとめ、バス停で待っていたが、定刻をかなり過ぎてもバスは来ず、厳しい冬将軍の中で耐えた。バスは15分ほど遅れてきたが、長野駅には定刻より2分早く着いた。どうなっているんだろう。

 長野駅で信州そばを食べ、新幹線を乗り継いで新青森まできたが、疲れがどっとでたのか、乗り継ぎが心配なほど全員眠っていた。

今回は、18のスキー場を全て滑ることが出来、大満足でした。