作田川             2020年8月2日                  T.KIMURA撮影















定例山行報告書              2020829日 (提出者 M.OKAWA)

山 名 作田川遡行

期 間 202082()

ルート 奥羽牧場⇔作田川

参加者 (CL) N.YOKOTA (SL写真) T.KIMURA  他3名        (計 5)

コースタイム 

合浦公園集合出発6:307:20道の駅(しちのへ)7:50作田ダム付近のポンプ小屋8:00(入渓)

休憩(9:009:40)下流に戻る→10:05林道10:1010:25ポンプ小屋→11:00東八甲田温泉12:0013:45合浦公園

山行記録

 天気予報では、数日前まで傘マークが付いていたが、うれしい事に今日は消えてくれた。T.KIMURA車に4人同乗しN.YOKOTAさんとの待ち合わせ場所である道の駅「しちのへ」に向けて出発した。みちのく有料道路を利用して七戸町に入り、720分合流。ここで全員N.YOKOTA車に移動する。

 霧雨が降ったのか奥羽牧場まで来ると少しひんやりとした空気で、広い牧草地はまるで北海道かと思う程のどかな雰囲気だ。車一台がやっと通れる狭いトンネルを抜け、ところどころ鉄板のしかれた道を走り作田ダムを通過。その先のポンプ小屋付近にあるわずかなスペースに車を止めた。

 さっそく、ハーネスにカラビナ、ヘルメット、プロテクター等を装着し、CLを先頭にすぐ近くから入渓。何歩か進むと目の前に堰堤が見えたのでいったん戻り、それを超えた当たりから再び入渓する。今回のメンバーに作田川の経験者はいないが、男性達は、数々の厳しい沢を経験しているようなので心強く思う。

 水量は丁度ひざ位で適温。以前行った寒水沢の入渓地点のような苔はなく、さほど滑ることはなさそうだ。平坦な登山道の様に会話をしながら歩く訳にはいかず、足のつくところを考えながら一歩ずつ慎重に進む。周りの木々も深い緑色で夏本番という感じ。水のしぶきも心地よく次第に沢の感覚を取り戻しつつあった。

 まさにその時、事故は起きた。なんと!沢靴の底(フェルト部分)?がれていた。自宅で確認した時も、身支度をした時にも大丈夫だったのに何故?一瞬頭が真っ白になった。岸に寄り、テーピングテープや、シューズの紐等で応急処置をしてもらい再び上流へと進んだ。幸い滑ることはなかったが、やはり摩擦でフェルト部分が前方にずれてしまう。

 その後、30分程進んだ所で「今日は、ここで終わりにしよう!」と声がした。CLの言葉に従い右岸に寄り、もう一度念入りに靴底の補強をした。メインの三階滝はまだ先で全体の三分の一程の所で長めの休憩をとった後、遡行して来た沢を再び戻ることにした。時折、日も差し絶好の沢日和となる程に、申し訳なさでもはや沢を楽しむ余裕などない。

 靴底に少々不安を抱えながら約30分下り、広く視界が開けた所で林道に抜けた。歩いて15分程でポンプ小屋に到着。

 靴を履き替えその後東八甲田温泉に向かい汗を流した。帰宅時間にはまだ早いので途中、土日祝日のみ営業している七戸町の「婆古石そば」を食べて帰ろうということになり立ち寄った。評判どおりとても美味しかった。

 今回のアクシデントでは皆様に大変お世話になりありがとうございました。