EMC 南八甲田        2021年7月22日                    S.KUROTAKI撮影
















EMC南八甲田に参加して

私にとっては「南八甲田」はほとんど未知の世界。遠足前日の小学生のように、ドキドキしながら夜中に何度も目を覚ましての参加です。

山道に入ると野生っぽい雰囲気で、この非日常感が好きです。

 山の楽しさはたくさんあると思うのですが、私は、自分の足で歩いて登りきった頂上から展望をめでる瞬間と、無事に下山した時の安堵感が、
 
 「自然に生かされている」って感じで好きなのですよね(ほとんど、雑な性格です)。

 でも、今日は五感で山をゆっくり楽しめました。

視覚~植物の観察(行きと帰りだと花の見え方が違うし、見つけられなかった花が見えたりします。花の名前もたくさん教えていただきました。カラマツ草きれいだった。苔もきれい。)

聴覚~季節によって変わる鳥の鳴き声(今は子育て中だとのこと)、涼しげな沢の水音。

  触覚~ごつごつした石を歩くのは天然足裏マッサージ。ササの藪こぎは、全身マッサージ。

嗅覚~ほうじ茶を炒ったような香ばしい香り(この香は?)。

味覚~松次郎清水のまろやかな味、そのお水でいれたコーヒーの格別な風味は絶品。

山の楽しみ、まだまだありました。

 想像~旧道ということで片側に石垣が積まれ、当時の様子が想像され、歴史のロマンを感じます。

  仲間~わきあいあいとおしゃべりしながら、同じ時間を共有できる仲間の存在、

「ただいま労山」という気持ちで一杯になりました。

今年は、冬も登ってみようかなあと想いを巡らせながらの帰路でした。

ところでどなたか、八甲田で香る「ほうじ茶を炒ったような香ばしい香り」の正体を教えてくさい。               (M.TOYOSHIMA記)



※ アオモリトドマツ(オオシラビソ)と思われる。(M.NARITA