春山合宿(訓練)     2022年4月29日(祝)~30日(土)       S.OKAZAKI撮影















訓練「春山合宿」報告   山行日時:2022年4月29日~5月1日

1日目(4月29日)

山行目的:積雪期のテント泊技術を学ぶ 設営場所:酸ヶ湯公共駐車場南側 天候:雨のち雪~吹雪

参 加 者:CL N.YOKOTA、SL N.YOKOGAKI  他7名   (計9名)

記 録

 酸ヶ湯公共駐車場に着いた1340分頃には雨が強く降っているので車の中で待機。

1410頃に雨から雪に変わったので昨年までテントを設営した場所を見ると、雪解けが早く木の枝が雪面に出ているので新たに駐車場南側にテントを設営することにした。

1445分、初めに階段を作り、30m先のテント設営までの長い道作りを行い、テントや鍋等を運ぶ。会のテント2基、各人の個人のテント2基も設営がおわり、なべ料理用に雪ブロックを積み重ねて防風壁つくり、雪上テーブル作りには「密を避けるために」大きく作るようにした。会場整備も済み、テント設営も済んだ頃にはCL .YOKOTAさんの得意なせんべい汁、今年は『さば水煮缶』から『ニワトリとウシの肉』に代わる・・・

16時せんべい汁が出来上がり、宴会が始まる・・・一向に雪が止まない、酸ヶ湯の上方が吹雪のように見えている・・食器に盛入れたせんべい汁が冷めて来る・・コロナ禍なのか??皆さんは例年より静かに飲み食いしているようである。ここテント設営場も雪が段々強く降るようになり吹雪となった。今の気温マイナス5度。

1745分、寒さに我慢できないのでテントの中に入ることにした。これらは何事も春山合宿ならばの経験と思う。山行はお天気が良い時もあれば悪い時ある如く・・来客はテント設営の前に日本山岳会青森県支部の方、テントに八戸労山の方の2名様がおいでになった、21時ごろにそれぞれのテントや車に入り込んだ。・・明日のお天気の良くなることを願い、床に就く。         (記 T.FUKUI)

第2日目(5月1日)

山  名:駒ヶ峯(1416m南八甲田)

山行目的:雪上訓練&積雪期のテント泊技術を学ぶ

山 行 日:2022430日 晴れ

参 加 者:CL N.YOKOTA、SL N.YOKOGAKI 講師 S.NARITA   他14名   (計17名)

コースタイム

 テント出発6:30⇒ 睡蓮沼7:00→ (雪上訓練)8:0010:00→ 11:40駒ヶ峯山頂(昼食)12:30→

14:00睡蓮沼 14:20酸ヶ湯駐車場

山行記録

 29日の悪天候と打って変わり雲一つない青空になりホッとする。

前泊の9名は朝食を済ませ酸ヶ湯駐車場で待機、本日参加の9名と合流し睡蓮沼に出発、睡蓮沼の駐車スペースはお天気と休日のため満杯状態であった。

 準備を整え総勢17名は新雪を踏みながら登り始めました。本日の装備はワカン、雪は10センチ

程なので負荷も少なく軽快に進み8時過ぎころから雪上訓練が始まる。

 講師のS.NARITAさんからピッケルの使い方や持ち方・名称の説明があり、滑落停止訓練が始まる。先ずはS.NARITAさんによるデモンストレーションがあり、手順を確認し訓練が始まりましたが雪が柔らかなため滑らないのです。なかなか思い通りにならないものです。丁度ヒップそりを持っていた人がいたので拝借し訓練は順調に進み、おまけにそり滑りを楽しむなどして無事訓練を終え頂上を目指す。

 駒ヶ峯山頂に到着してからの眺めは素晴らしく、北・南八甲田、白神、津軽半島そして十和田三山と360度見渡しながらゆったりゆっくりのお昼を頂き雪山を満喫!

 山頂には高齢の名物山人がいて民謡を披露するなど暖かで長閑な春山!

下山はスキー隊とワカンメンバーでそれぞれ睡蓮沼に向かい合流、予定通りに睡蓮沼から酸ヶ湯駐車場に到着解散。

 泊組はN.YOKOTAさんが準備してくれた塩漬けのイワシ、サバの網焼きを肴にイッパイ!、ほかにそれぞれが持参したものを網に上げ楽しむ。昨夜の寒さは嘘のようでした。S.NARITAさんが一人せっせと鍋を温めているのでのぞくと何と‘こごみの天ぷら’ですよ!それも太くて立派なものガツガツ食べちゃいました。他の人のことも考えず済みませんでした。星を見る間もなく就寝!

(雪上訓練の際に補助の人とロープを繋ぐのですがもやい結びができず練習が必要でした)

(記 K.ASADA)

※ 第3日目の八甲田大岳登山は悪天候のため中止となりました。