2025年9月30日 南八甲田登山道調査(地獄峠⇔黄瀬沼) M.MATSUSHITA撮影
南八甲田登山道連絡会による現地調査(猿倉温泉⇔地獄峠⇔黄瀬沼)
2025年9月30日(火)快晴 5:00~15:00
参加団体
環境省十和田八幡平国立公園管理事務所 2名
十和田警察署 1名
三八森林管理署 1名
日本山岳会青森支部 1名
あおもり・自然公園指導員の会 1名
青森県勤労者山岳連盟 3名
地獄峠から黄瀬沼を目指して酷いヤブを漕いで1時間余り、黄瀬沼まで半分ほどの所で時間切れで引き返した。そこには小さな池塘がひっそりと存在を主張していた。
3年越しの南八甲田黄瀬沼登山道調査に参加
この登山道調査は、2023年2月1日、環境省十和田八幡平国立公園管理事務所所長(南八甲田登山道管理連絡会事務局)宛に、青森県山岳連盟、日本山岳会青森支部、HATあおもり、青森県勤労者山岳連盟、あおもり・自然公園指導員の会、十和田山岳振興協議会、青森市山岳団体連絡会の7団体が「南八甲田登山道」整備に関する下記の要請を行い、2月28日の南八甲田登山道管理連絡会で現地調査を行うとの回答をいただきましたが、2023年度2024年度と行われず、ようやく3年越しに実現したものです。
調査後、永野雄大保護管理企画官は、「北八甲田に劣らない素晴らしい景観、黄瀬沼迄の刈り払いを検討する」と挨拶されました。
【2023年2月1日山岳7団体の要請文】
2007年4月11日付で青森県山岳連盟、日本山岳会青森支部、青森県勤労者山岳連盟は三団体連名で「南八甲田登山道整備」に関する要請を行いました。その後2017年3月に貴省は「櫛ヶ峯線は整備し、駒ヶ峯線及び乗鞍岳線は当面管理を行わない」とし、櫛ヶ峯線を国直轄で整備し現在に至っております。以降、駒ヶ峯線及び乗鞍岳線は未だ手つかずのままで、今年3月で丸6年経過することになります。
自然公園法第1条(目的)「この法律は、優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養及び教化に資するとともに、生物の多様性の確保に寄与することを目的とする。」とあります、この法律の本旨は「保護と利用の両立」を図ることと定めております。
自然は国民みんなのものであり、多くの国民に南八甲田の美しい自然に触れていただき自然は大切に守っていくものだとの思想を育んでいくことが国立公園の役割でもあると思います。
2007年4月11日の要請時には、三団体から登山道整備のための人手を提供する旨を申し上げました。貴省からは「登山道整備にご協力いただけるとの貴団体のお申し出に感謝する」との回答をいただいております。そして2017年から2019年と刈り払いに協力してまいりました。 南甲田の自然を後世に引き継いでいくため、今後も刈り払い等に携わる覚悟を持ち、以下の要請をいたします。
記
1、自然環境に配慮し、駒ヶ峯線及び乗鞍岳線の内、櫛ヶ峯線の派生ルートとして次のルートの整備を要請します。
① 黄瀬川源流部登山口~駒ヶ峯
②一ノ沢口~乗鞍岳
③地獄峠付近登山口~黄瀬沼
2、長期間、南八甲田の自然や登山道管理に携わる職員の配置を要請します。
2007年4月11日、三団体連名で「南八甲田登山道整備」に関する要請を行い15年経過しておりますが、この間担当された自然保護官の皆様はいずれも2~3年で異動され、中には私どもの要請に真摯とはいえない対応をされた方もおられました。既存の登山道の整備を行わず廃道化を進めているのは、全国の国立公園の中でもここだけです、極めて異常と言わざるを得ません。
国立公園・南八甲田の自然や登山道管理を長期的な視点を持ち携わる職員の不在もその一因と思われます。貴省の諸事情もあるかとも思いますが、地元で長期間にわたって勤務していただき、南八甲田の自然や登山道管理に大いなる熱意を持って携わる職員の配置を要請します。是非とも実現を切望します。