個人・大千軒岳

2011年6月25日(土)晴れ 気温18℃ CL K.HORIKI 他1

コースタイム  車−/歩行〜
七飯(6:10)−北斗R228(77km)−福島町千軒地区−林道−奥二股登山口(7:50/8:05)〜広河原(9:00/12)〜番所跡(9:48)〜ニセ銀座(10:00)〜千軒銀座480m(10:12/18)〜休み台650m(10:34/39)〜千軒平966m(11:35/40)〜大千軒岳(12:00/13:00)昼食〜千軒清水(13;10/20)〜稜線で帽子を飛ばし捜索10分〜千軒平(14;00)〜千軒銀座(14;30)〜番所跡(14;50)〜広河原(15:30/40)〜奥二股登山口(16;30/40)−林道−R228知内温泉−七飯(19:20)

山行記録

今日は1年ぶりの大千軒岳の山行で日帰り登山となった。登り4時間もかかるので下山は夕方になる。千軒の住川地区は過疎化がすすみ限界集落といった感じである。奥二股への林道はまずまずの道だが、途中にある出戸二股橋の降雨時の状況で通行が決まってしまう。

登山口の先行者は1台で、登山者名簿は雄鉾岳よりも入山者が多い。頑丈なつり橋を渡って、砂防ダムを過ぎ、沢のわきを歩く。最初の巻き道は沢の流れが変わって巻かないでも通行が出来た。ギンリョウソウがある狭戸からも以前からの道で以前の記憶を確認しながら歩く。

広河原も沢の流れが少し変わり、靴をぬらさないで渡る地点を選んで、何とか流れにはまらないで済んだ。そこから先は同じ道でうまく歩くところを見つける。大雨でえぐれた石崎越の沢や小さな沢を越え、時々真っ黒いカタツムリ(ブドウマイマイ)を見かける。番所跡やニセ銀座(倒木数ヵ所)を過ぎ、エゾハルゼミと沢の音を聞きながら千軒銀座で小休止となる。

息を整え、休み台まで急坂を150m程登る。一息ついて回りの緑のブナ林の美しさに力がよみがえる。登りの坂でも雄鉾岳よりはるかに歩きやすい。さわやかな日陰のある樹林帯を抜け、新しいササ刈道(以前の道は崩れてきたため)をガンバレ岩まで一区切りである。

付近はイチゴの花が咲いている。坂も木の階段で歩きやすくなった。最後に残雪を登ると稜線に至る。あとはお花畑が山頂まで続いている。新道からの入山者4名と出会う。山頂で昼食にして、帰りに千軒清水でおいしい水を詰め、帽子をなくして時間をロスするも、低めな気温に助けられ、帰路もきもちよく歩くことができた。帰路熱めの温泉で汗を流した。

反省と教訓)途中の林道状況はよい方であるが、出戸二股橋は大雨で冠水しやすので注意が必要。
登山道は小沢を渡る地点が多少分かりにくいので注意が必要。

(山頂からの眺め)

遊楽部岳、白水岳、冷水岳(以上、せたな町)岩子岳、雄鉾岳(八雲町)、奥尻島(奥尻町)
松前大島、小島、白神岬(松前町)、岩部岳(知内町)当別丸山(北斗市)、横津岳、駒ケ岳(七飯町)烏帽子岳、袴腰岳、雁皮山、蝦夷松山、汐首岬、函館山(以上、函館市)、七つ岳(上の国町)青森方面〜縫道石山、仏ヶ浦、大間崎(下北)、丸屋形岳、袴腰岳、竜飛崎、小泊崎、尾崎山、岩木山(津軽)

植物/花 サンカヨウ、ハクサンチドリノビネチドリ、ツバメオモト実,シラネアオイ、ハクサンイチゲ、ミヤマアズマギク、タカネオミナエシ、ミヤマオダマキ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ