訓練・岩木山     

2012年2月18〜19日    CL S.NARITA  他9名    記録 M.MINAMI

コースタイム
19日 6時前山荘発→岩木山神社→嶽温泉駐車場7:15・・・9:00頃テレマーク組に会う
・・・11:00八合目昼食11:30・・・12:00 1394m地点引き返す・・・12:24八合目12:42
・・・12:56CLスキーデポ地点・・・ 小休憩しながら15:01嶽温泉着

山行記録

18日 1430浪岡道の駅26名集合。宿泊の百沢小学校近くCLS.NARITAさん知人山荘近くには、百沢スキー場でスキーをして来た4名がすでに着いていた。スノーシューつけて数分2300m歩き16時前山荘着。部屋掃除、除雪(温泉バルブ掘り起こし成功でトイレ水確保)分担 肉汁の大鍋かこみ 最新スキー・スノボー情報で盛り上がり、2室に分かれて21時前に就寝。ストーブで暖かい部屋はあずましく大変有難かった。

19日 4時起床、うどん入り肉汁・リンゴ・コーヒー他贅沢朝食後、まだ開けやらぬ6時前上弦の三日月・星も出ていてヘッドランプ付け、このまま晴れればと期待し出発。岩木山神社でトイレタイム、嶽温泉着。夜が明け青空の下身支度。715スキー4名先頭で出発、脛位の新雪有、数日前のトレースか 1本の線になって道標の様だ。カラマツ林を過ぎ両脇ブナの街道を進む。雪も膝位になり スノーシューも交代しながらラッセル、ピィピィ鳴く小鳥も見えていたが雪が降ってきた。前の人のザックに雪が積もっている。828ブナに付けられた標識289時頃4人男性テレマーク組(一方は12/18仙人岱 で会った?)に追い越されて、その後はトレースを借りた。曇ったり降ったりの天気。菊池さん体調不良で下山する。前日のスキーの疲れが出たのでしょうか。途中23ヶ所にウサギの足跡。23回小休止し進む。特に950m辺りのブナの樹氷が(広葉樹の樹氷もあると聞いたが)針葉樹のスノーモンスターとは趣き異なる繊細さが又良い。両側の雪華 汗しながら前行く人 広く真っ白な舞台を歩いているように見え美しかった。偶に晴れたり、ブナがなくなったら急斜面強風になり 少し前だろうの先行トレースも消えた。振り返ると雲の切れ間から麓がはっきり見え高度を感じた。Fさん先頭でドンドン進んで行く、1本のポールが見えた。「8合目近いぞ!」11:00八合目着。ウサギの糞2個。ほんの少し三角の屋根が見える。リフトキップ売り場とか。その他はリフトの鉄塔・ロープがまるで岩のようにも見えるのみ。バスターミナルの建物はすっかり埋まっていると聞く。今冬の積雪は尋常ではない。とりあえず腹ごしらえをと、風強い中立ったままさっさとパンを食べる。Nさんツェルトで待機する。11:30「慎重に行くぞ!」CL気合のこもった声。リフト鉄塔脇を登る。急な斜面 雪が付いているが あたりまえだが平均的についている訳ではない。下が凍っているところもあり一歩一歩登る。三重にした手袋でストックをぎっちり握り、力いっぱい必死に支える。頭に何か触れた、ロープだ。前のAさんの足元だけしか見ない余裕無さ、でも鉄塔何本通過したか数えて来れば良かったとも思った。登るにしたがい風ますます強く雪煙舞う。リフト延長 :557m その3分の2位は登っただろうか。12:00 1390m地点「この先もっと困難になる。」とCLの判断で下山、上りより下りが大変 CLから「ゆっくり慎重に。」との声が掛かる。仲間がいる心強さ有難い。振り返ると一瞬山頂が見えたりするが カメラにおさめる前に又雲がかかり。12:24八合目着、ツエルトで待っていたNさんは寒かったでしょう。12:42出発、登ってきた時のトレースが消えている。登りに付けたフラッグ回収し、12:56 CL スキーデポ地点、鳥海山まで行ったテレマーク組が華麗に滑り降りてきた。CLとFさんスキーを背負い、Nさんはカメラマンになって下る我々を写す。14:13ブナ林斜面南側に入口の雪洞を掘る男性一人、ビバークし明早朝山頂目指すのか。スキーは見えなかったので歩くのだろう。23回小休憩、スキー標識数えながら 登りは雪が降っていたけど目に入らず歩きに専念か?それではダメだ、もっと注意深く歩かなければと反省。 1501登山口着。スノーシューを外す時思わず座り込んでしまった。下山して緊張が緩んだのだろうか。高原の宿山楽の乳白色源泉かけ流しの天然温泉に入り身体を温めた。現地解散式でCLから「Fさんの頑張りと 厳寒期岩木山では今日の行程が現在の会員レベルでしょう。3月なら違うでしょうが 又挑戦して山頂に立ちたい。」と話があった。帰宅したら青森は大雪だった。個人的感想です。参加を決めてから前日までかなりのプレシャーだった。この時期は初めての挑戦、全体の行動について行けるだろうか?特に八合目からの急斜面、アイゼン・ピッケルの世界に不安大きく 自分のレベル以上の無理な参加になったらと、ただ信頼できるCL・心強い仲間がいてくれるのでと。今回の行程の中で一番緊張したのはやはりリフト脇下山の時だった。何とかようやくクリアして 次回又参加できる機会があったら 体力・技術をもっとつけなければと強く感じ 良い経験をさせてもらえたと 皆さんに大感謝です。ありがとうございました。