訓練山行報告書                                                        提出(提出者 H.HARADA)

山  名           小岳(仙人岱まで)                   ルート 酸ヶ湯温泉〜小岳〜酸ヶ湯温泉

山行期間         2012年3月4日(日)  (1日間)

参加者名         CL H.NAKAMURA  他18名    計19名(スキー7名 スノーシューワカン12名)

コースタイム  横内P7:30〜酸ヶ湯駐車場8:15−8:30〜地獄湯の沢9:45〜仙人岱避難小屋10:20(大休憩)11:10〜酸ヶ湯駐車場12:20

 山行記録           前日は春を思わせるぽかぽか陽気、当日の天気にも期待していたが集合場所の横内Pに着いた頃はすでに雪模様だった。雲谷〜萱の茶屋〜酸ヶ湯と進むにつれて降雪は量を増していて酸ヶ湯駐車場の車は新雪をこんもりとのせていた。12月山行時の苦戦が頭をよぎった。道路から上に上がるのも例年以上に高い雪の壁。この積雪量でスキー隊が7名と多いのは心強いかぎり。前夜から降った雪の下は硬雪で思いのほか歩きやすい。スキー隊を先頭に大岳環状ルートを進む。例年は立ち木の上部を見上げて確認するスキールート標識が足元に見えたのにはびっくり、積雪量は半端でない。先日、「積雪が多いので今年の樹氷は低く見える」と言っていた八甲田山ガイドの話を思い出した。12月の山行で3時間かけて進んだ場所をわずか30分で通過したことで今回こそは・・・と小岳に期待。天候もまずまず。雪の花満開の景色は連日の雪かきにうんざりしていたことも忘れて見惚れてしまうほど。この景色を家に閉じこもっている友人に見せてあげたい、どんなに感激して歓声をあげるだろう・・・と思う。地獄湯の沢にさしかかる辺りから風の冷たさが増して雪が横なぐりに降ってきた。コース上に立てられたポールが一時見えなくなるほど吹雪くがスキー隊のトレースに導かれて順調に進む。辺りの雪に半ば埋もれてはいるが大小様々なモンスターがあちこちにできていて形もおもしろい。地獄湯の沢を過ぎた辺りで下山途中のグループと会う。ずっと先頭を進んでくれたスキー隊から仙人岱避難小屋に着いたことを知らされて見えた避難小屋はすっぽり雪の中、辺りも真っ白でなにも見えず。例年は雪を掘り下げて入り口を確保していた小屋だが今冬は上の窓が入り口になっていて私には初めての体験で驚きだった。数段だが垂直な階段は滑るので三点確保で慎重に。小屋に入ってほっと一息、小屋は貸しきり状態だった。荒天のため、リーダーの判断で休憩後に下山することに決まり、ゆっくりワイワイにぎやかに休憩。他登山者も入ってきたので席を譲り私たちは一足早く風雪のなかを下山開始。振り返って見たが小岳はまったく見えず。登りの方数人とすれ違う。地獄湯の沢を過ぎて天候は穏やかに。見通しの良い場所でスキー隊の皆さんを待つ。「来た来た!ワァ〜かっこいい!」・・私たちの歓声がスキー隊の皆さんに聞えていたかな? ゆっくり景色と会話を楽しみながらスキー隊の後を追って酸ヶ湯駐車場へ。早い時間の下山だったので雲谷の北嶺にてお茶をいただきながら反省(?)会後に解散。楽しい一日でした。