個人・流山

2010年 12月 19日 明神川沿いから往復 CL T.SAITO

コースタイム   農道駐車地帯13:30 → 鉄塔管理道路入口13:36 → 管理道路から右登山道 13:43 → P1:105m13:57 → P2:14:08 → 流山 山頂14:33〜14:38 → P2 14:52 → P1 14:58 → 鉄塔管理道路15:07 → 農道駐車地帯 15:20 着





山行記録   今年の夏、山菜道路から取り付いて行きずまり、下調べを取りやめた山。

天候晴れ、今回は単独行とする。西平内に入り、山口地区の前田より明神川沿いの農道を進む。田圃の中の邪魔にならない所に駐車をする。山の中のため池を目指し、手前の送電線の管理道路に入る。積雪が少ないので今回はスパイク長靴である。一番高い所の手前に右側(南)に入る山道を登る。予想を越えて広い道である。

目前からは白い兎が走り去っていくのが見える。分岐点らしき所からは、杉の植林地帯と雑木林の境界の5mほど雑木林側の中を進む。少し小枝がうるさい。最初のピーク(P1)プラスチック製の杭がある。林野庁見出標9の目印あり。この先道型が、またはっきりする。P2に向かい、南に進む。見出標3、境界不明の記入あり。標高の記入無し。ここから、南西に進路を取り一旦下る。日影となり、積雪も少し増えてくる。また、個人の目印のテープも確認出来てくる。登りにかかってくる頃には、道の姿は雪面に隠れて判別不能となってきた。勘に頼って登り、色あせたテープに次々にたどり着く。登るにつれて勾配がきつくなり、足取りも止まりがちになる。ストックを車に置いてきたことを後悔をする。1422分、見出標45、ピンクのテープを最後に目印が無くなる。膝近くの雪をかきわけて登り切るが、まだ山頂稜線の北の端に取り付いただけであった。

 木々の隙間から景色を眺めながら、緩やかに南に向けて登る。所々に山ブドウのツルが、足取りの邪魔をする。収穫時期ならば、うれしいのだが。最高地点に到着をする。まずは三角点を探すが、雪が盛り上がっている所があるので、払いのけてみると「+」印の石柱を確認できた。山頂からの展望は高森山や夏泊半島の山が木々の間から見える。無積雪期ならば、展望は無しの状態であっただろう。ソーセージパンを咽に詰まらせ、お茶を飲みしばし休憩する。とりあえず、山名標識があればいいのになと、あたりを見渡すと木に張り付いていた。思わず感動をした。誰も見向きもしない、信仰の対象外の里山でも、他に登る人がいるんだと。記念にカメラに収める。ここまで、休憩も無しで登ってきたので、左足の膝の筋に軽い痛みと疲労がきていた。早めに下山をしよう。一人でも多くの人が山に入りやすくするために、新しい目印を付けて帰ろう。誰も登らなければ、この道は無くなってしまいそうであるから。常識としては、帰り取り外すのだが。

 ※初級雪山ハイキングとしての対象になりそうな山である。