訓練山行報告                                            2012年3月20日提出 (提出者 Y.NAKAMURA)

山 名   大毛無山(736.5m                             ルート:みちのく有料道路〜大毛無山 往復

山行期間:2012年3月18日(日)

参加者名:CL  S.NARITA  他14名    (計15名)

コースタイム

合浦公園6:307:10みちのく有料道路ゲート手前駐車場 7:20 7:45鉄塔の下7:50 → 休憩8:20  → 地図上の点線との合流地点510m  8:55 赤布つける → 617mピーク9:45 673m付近 10:05 →ピーク734mナイフリッジ手前に到着 10:18 →ルートファインディング → ナイフリッジ通過 → 山頂への最後の鞍部10:56 11:14 山頂 11:25 → ナイフリッジ通過 12:00 12:07昼食 12:35 → ピーク617m付近13:00 13:30赤布回収 → 鉄塔の下14:30 → みちのく有料道路ゲート手前駐車場 14:50

山行記録

6:30 合浦公園に集合し車3台に分乗し、みちのく有料道路ゲート手前の駐車場でHさんと合流する。7:10 身支度を整えてから、トイレをすませる。7:20 除雪の雪の山を乗り越えて、かんじきをつける。今年は記録的な豪雪で例年より雪の量は多い。そして前日の雨のせいもあり雪が重い。CLを先頭に平沢沿いに進み、右側の取り付きやすそうな斜面を見つけながら、針葉樹の雑木林に入って行く。7:40 鉄塔の下に到着。衣類調節をし、7:50 出発。細いながらもしっかりとした尾根を進む。やがて広い尾根になるころにぶな林にかわり、幹も太くなってきた。8:55 地図上の点線との合流地点標高510m付近で小休止。リーダーが赤布をつける。ここまでの男性陣のラッセルに感謝し、なるべく左寄りに進むように注意し、女性陣もこの先ラッセルに加わる。下って、上る広い尾根が目の前に広がる。後にも先にも展望が開けたのはこの時だけであった。次第に霧が濃くなっていく。何度かのぼりくだりを繰り返す。前回20093月、やせ尾根の松の樹を乗り越して行くことができず撤退したという問題の場所ピーク734m地点手前に到着する。10:18 リーダーをはじめ男性陣がルートファインディングに進む。戻ってきて、3人ずつ慎重に進むようにと声がかかる。記録的な豪雪のおかげで松の樹は雪に埋まり、樹上の枝が何センチか見えている。右も左もスパッと切れ落ちているやせ尾根で、濃霧のおかげで視線がくらくらせず、進めた。しかし、その先もっと細くなり、急斜面のくだりが待っていた。Hさんがロープを張ってくれ、Kさんが後ろ向きで降りるように、次の足をどのへんに置くかとも声をかけてくれる。ひとりずつ、慎重に慎重を重ね、口から心臓がでそうになるのをこらえ、頭の中は集中集中で一歩一歩、あまり雪をくずさぬようにおりる。最後リーダーがおりて、全員そろってから山頂への最後の鞍部へと向かう。ようやく心臓のどきどきもおさまり、濃霧の中山頂へ到着。11:14 バンザイもつかの間、リーダーからここでは写真撮影と軽く水分補給と行動食にして、雪質が変わらないうちに先ほどの難所を越してから、昼食にしたいと声がかかる。11:25もう一度気を引き締めて下山する。再び難所地点。リーダーから女性陣3名ずつの先頭に男性陣1名が入って通過するようにと。Hさんが最後ロープを回収して続くと、リーダーの指示。12:00 ナイフリッジ通過。確かに行きの時よりも雪が少しシャーベット状になっていた。なるべく雪をくずさないようにそろりそろりと通過した。少しくだったところで、昼食をゆっくりととる。寒くなったところで予定時間より早く下山をする。時には穴にはまりながら、また時には前のめりに顔からころびながら、朝かんじきをつけた場所まで無事もどり散会となった。