奥羽交流登山山行報告                              2013625日提出   (提出者 Y.NAKAMURA)

山 名   岩手山                                            ルート:馬返し〜山頂〜御神坂

山行期間:2013623

参加者名:CL Y.HANADA  SL K.KUDOU SL M.NARITA     他15名    (計18名) 

コースタイム 

起床500→朝食545→宿出発625→馬返し駐車場650→馬返し登山口鬼又清水705

出発7150.5合目7471合目8152合目8362.5合目8473合目902

4合目9265合目9498合目避難小屋1106→昼食→出発11309合目不動平1146

右側の火山砂を登り御鉢1207→山頂(薬師岳)1225→不動平避難小屋1257→出発1312

御神坂登山口バスの時刻表の標柱1321→笠締(かさじめ)山頂へ2.4kmの標柱1408

大滝展望1453→御神坂駐車場まで900mの標柱1610→御神坂駐車場1627

相の沢温泉お山の湯1655→入浴後出発1745→三内インター2000解散

山行記録 

青森から分乗して運転してきたドライバー達は下り口の御神坂登山口に車を置きに行く。ドライバー以外のメンバーは宿からマイクロバスにて馬返し駐車場に向かう。御神坂からマイクロバスで送られたドライバー達と合流し、鬼又清水のある登山口に進む。

岩手県連から今日のコースの概要の説明があり、この先すぐ分岐になるがそれは1合目で合流する。2.5合目で新道と旧道に分かれるが今日は旧道を進む。各会ごとに準備体操をして出発する。広い林の中を歩きやすい道が続く。0.5合目の標柱で衣類調節。大分歩いたような気がするが1合目の標柱が出てきてまだ1合目かとがっかりする声がきこえる。階段状の登山道になり展望が開けて次第に傾斜がきつくなり岩のごろごろした道になり、落石をおこさないように注意して進む。2.5合目で右(新道)左(旧道)に分かれ左の旧道を進む。4合目で休憩。ハクサンチドリ、コケイラン、マルバシモツケ、ムシトリスミレ、オオヤマオダマキ、エゾツツジ、ミヤマハンショウズル、シラネアオイなどの花を見ながら元気をもらいがんばる。7合目まで急登が続くので、もう少しがんばれと声がかかる。下から雲が煙のように上がっていき、その間から里の風景がはるか下に見える。大分高い所まで登ったんだなと実感する。急登は苦しいが時折後ろを振り返るとダイナミックな里の風景が目に飛び込んでくるとまたがんばるぞとその気にさせられる。ウコンウツギのクリーム色の花弁の中は黄色とオレンジとピンクと様々で華やかだ。歩きながら花弁の中の色の違いを見れるほど登山道にたわわに咲いている。シロバナエンレイソウも姿よく見えた。岩手山八合目トイレで協力金100円を入れてトイレを使う。ここで昼食にする。岩手山八合目避難小屋の外壁にはソーラーパネルが数枚見える。窓も3段にみえるので中は3階建なのだろうか。小屋の前にあるお成り清水をペットボトルに満たして出発する。

下方がハイ松の緑、上方は黒い土でV字状に登山道が見える。不動平になる。V字の右側を進む。ザクザクした足元が続く。登りきると赤はだの土と岩が御鉢を占めている。左手に鬼が城コースの崖を見ながら御鉢を進む。頂上薬師岳に到着。360度の展望を楽しみ集合写真をとり下山する。登りとは別のV字を下る。こちらの方がもっと細かい砂で慎重に降りる。小屋の上の斜面全部にシラネアオイのお花畑が見える。先週雪が消えたばかりと岩手県連の方から聞く。小屋左手の雪渓を横切って少し上りがあるがあとは長い下りがあると聞き気を引き締める。御神坂駐車場まで4.7kmの標柱にそって進む。御神坂駐車場のバス時刻表が張ってある標柱がでてきた。ここでバスを待ってはいけない。昨日の早池峰山の向かいの薬師岳に続き、今日も白のイワウメの中にピンクのイワウメに出会う。下りは登りの広い岩の道と違って狭い道に岩が連続する。すぐに視界は開けて高度感を楽しみながらの下り。しかし足元は落石を起こさないように一歩一歩足を下す場所を見極めながら降りる。笠締(かさじめ)岩手山まで2.4kmの標柱が出てきた。不動平避難小屋から下山を開始してから1時間経過。大滝展望台の標柱が出てきた。沢をはさんで向かいにか細い滝を見る。雪どけ後であの水量はか弱い気がする。そして標柱には岩手山頂上へ3.0km、御神坂Pへ3.1kmと記してある。ちょうど半分来たことになる。下山を開始してから1時間40分経過。このペースで考えると下りは3時間半から4時間かかることになる。駐車場到着予想時刻は1630分ころかな。口は動いても下山口には届かない。足を動かして下山口に届くと励まされる。ごろごろした石と傾斜のきびしい道から土のふかふかした道にかわる。緊張の連続から解放される。今までに見たことのないくらいの立派なコケイランに歓声をあげて進む。ようやくアスファルトの道が見えてきた。御神坂駐車場まで900m、作業道を400m行きますの標柱が見えた。御神坂駐車場へ500mの標柱にそって、植林された林を進む。ようやく駐車場が見えた。下山を開始してから3時間15分経過。みなさん、よくがんばりました。駐車場にて3県全体の解散式をおこない、来年の秋田県の開催を確認して解散となる。途中温泉に入り三内インターにて解散となる。ドライバーの方々ありがとうございました。