個人山行報告

山 名  鎌倉アルプス、沼津アルプス、神山(箱根外輪山最高峰)  

山行期間  2014年1月29日(水)〜1月31日(金)

参加者名  M.NARITA  H.HARADA  S.TANAKA   Y.TANAKA 

日程

     1/29 新青森6:17(はやぶさ4)→東京9:23・9:43東京発→北鎌倉10:36

     鎌倉アルプス(約3時間) 鎌倉駅14:57→三島駅16:30  御殿場(時之栖)泊

1/30  沼津アルプス(約7時間) 御殿場(時之栖)泊                  

1/31 箱根外輪山・神山(約2時間30分弱)

      三島駅14:56→熱海15:29(スーパービュー踊り子)→東京16:47・17:56(はやて45)

      →新青森21:26

 

/29  (1日目)  (鎌倉アルプス)

コースタイム 

建長寺11:20→勝上献展望台11:45→大平山12:00→(紅葉台コース)→鎌倉宮13:40→鎌倉市街地14:00

山行記録

 真冬の青森から脱出して、雪のない低山を日本一の富士山を眺めながらのんびり歩こうということで企画、決行された。登山口のある北鎌倉駅におり建長寺を目指して歩く。あちらこちらにすでに梅、山茶花、ロウバイ、パンジーなどの花が咲き、青森であれば既に春の装いである。15分ほどで建長寺に着いた。本には建長寺の中に登山口があるように書いてあるが、横に生活道路があって拝観料を払わなくても行けそうであったが、ケチって罰が当たるといけないので300円の拝観料を払って3日間の安全祈願をする。ここで早速お茶タイムにすることにして、ぽかぽかした陽気の中でのんびりと休憩する。電車の中で朝食をすませたのに、またまたしっかり食事をする(朝食なのか昼食なのか?)20分程休憩していよいよ登山開始(11時20分)。境内の中を歩いていくと天園ハイキングコースの道標が見えてきて、その道標に沿って歩く。しばらく長い階段をひたすら登っていくと15分程で天狗の銅像が見えてきてまもなく半僧坊についた。急な階段はまだまだ続いてさらに登っていくと勝上献展望台に着いた。(11時45分)そこからは相模湾、富士山が一望でき感動した。

展望台を過ぎたあたりから山道の急な登りや下りがでてきて、滑りそうなところにはロープもしっかり張られて、だんだん山登りをしている雰囲気がでてきた。アルプスの名前が付いたことにも納得した。しばらく山登りの雰囲気を楽しみながら登っていくとコースの中で最も高い大平山(159m)についた。(12時)たったの159mの山なのに十分山登りの雰囲気を味わうことが出来てなかなかいいコースだ。

大平山を少し下ったところに広場があるが、そこでは中高年のおじさん、おばさん達がお弁当を広げて楽しそうに合婚?していた。ここでは、私たちは休憩することなく歩く。大平山からのんびり下っていくと間もなく茶店が見えた。甘酒、おでんの看板を横目にここでも休憩なしでそのまま進む。茶店を過ぎてすぐの分岐に瑞泉寺方面の道標があるが、私たちは山登りの雰囲気を味わおうということで、右のコースを降りた。このコースもなかなかよかった。刀を差した野武士がでてきそうな雰囲気の山道で、鎌倉の街から一歩中にはいるとまだこのような景色が残っているとは感動である。大平山から歩いて1時間10分くらいで一般道に出た。ここから鎌倉駅までの一般道歩きの40分がきつかったが、途中よった店の釜揚げシラス丼が美味しかった〜。          Y.TANAKA記)

 

/30  (2日目) 沼津アルプス縦走(約7時間)

 コースタイム

沼津駅付近駐車場7:30→香貫山登山口7:58→(八重坂峠)→横山9:35→(横山峠)→徳倉山10:32

→(志下坂峠)(馬込峠)→志下山11:33→(志下峠)→小鷲頭山12:00(昼食)12:20→鷲頭山12:52

→(多比峠)(多比口峠)→太平山13:58→多比口バス停14:30

 山行記録

5時起床、朝食は昨夜の特製鍋のスープで煮込みうどん。

6時車で出発、今日の天気は午後から雨の予報とあって朝から暖かい。沼津までの車窓からの富士山の雄峰な輝きを見て元気が湧いてくる。今日の行程は沼津駅付近からの出発となる。狩野川にかかる大橋を渡り30分ほど歩き民家のわきを抜けると香貫山登山口の看板か見えてくる。いきなり階段の急な登りに入る。斜面はツワブキが季節を忘れ咲いていたり、サザンカやロウバイ、ウメなど・・・暖かい地の自然からのおもてなしを感じたり・・・。

香貫山をまきながら横山、徳倉山とアップダウンを繰り返す、徳倉山は富士山のビュースポットの様だがもうすっかり雲に隠れ見ることが出きなかった。山道の樹木には秋からの実がまだ沢山ついていて、それを観察しながら歩くのもまた楽しかった。小鷲頭山で雨になり雨具を着け昼食をとった。多比から登ってきた中高年の女性パーティー(10人位)と会った。前後に2名のガイドらしき男性がつき、私たちの来た道へ進んで行った。20分位休み鷲頭山へ進んだ。鷲頭山の山頂は広く見事なサクラの古木の前に小さな石の祠があった。どこか懐かしさを感じる風景でした。ミカンの木に大きな実がなっていたのも印象的で、「サクラの頃の花見山行もいいだろうな!」そんなことを思いながら雨の中記念写真を撮り次に進んだ。大平山までの登りは岩尾根が続き雨の登りは気がぬけなかった。アルプスの異名に恥じない「さすが沼津アルプス!」と思った。低山なのに十分過ぎる満足感と充実感が残る山行でした。下山は多比口峠の分岐から多比ヘ降りた。途中、香り漂うニホンスイセン満開の群生を見たり、ミカン畑の落下ミカンをほう張り水分補給をした。青森にはない楽しみがそこにはあった。ふもとのミカン農家の玄関先で1袋100円でミカンが並んでいたそれを分けてもら、いつのまにか重い荷物でバスに乗り込んだ。だいぶ長く乗った感じがした、車窓から右側の山脈を見て、「随分歩いたものだなあ!」と感心した。その後は沼津港で地場の「海の幸」を楽しみ夕食にした。                    M.NARITA記)                                            

  

/31 (3日目) 箱根外輪山・神山(1438m

 コースタイム

大涌谷駐車場10:00→大涌谷分岐10:10→神山山頂11:20→大涌谷駐車場12:20

 山行記録

宿の駐車場から朝日に輝く富士山を見て、箱根最高峰神山からの景色に期待して大涌谷へ。

天候はまずまずだが大涌谷駐車場には強風が吹いていた。神山は大涌谷の噴煙を懐に、まるでマッターホルンのように鋭い三角錐の山様だった。防寒装備万全で出発したが登山ルート方面は無風で次第に汗ばんでくる。石があるどろんこ道が登るにしたがって凍りついて滑る。途中で軽アイゼンをつけて慎重に登る。平坦な尾根道は氷が無くほっと一息ついた。赤い柱だけ残った鳥居・冠ヶ岳分岐を過ぎて最後の登り道はさらに凍りついて雪が多いので一歩一歩足元を確認して登るとほどなく山頂に到着。下山は登り以上に注意してゆっくり・・・ということで記念写真を撮っただけで早々に下山開始。足の置き場を選びながら慎重に下り、安全なところで軽アイゼンをはずしたが泥で滑り易い道に足元から目が離せない。それでも荘厳雄大な富士山の姿を目と心にとどめるべく、足をとめることしばしば。すばらしい富士山見山行でした。(*この時期、箱根の山にはアイゼンが必需品だと思った。)大涌谷はさらに大勢の観光客でにぎわっていた。名物の黒たまごは「一個食べると3年の延命」が売りだそうだ。

下山後、 三島大社参拝で三日間の山行を締めくくることが出来たのもラッキーでした。   H.HARADA記)


感謝とお礼

今回の山行は静岡の山仲間KATOUさんに大変お世話になりました。
駅から登山口までのマイカーでの送迎、宿の手配、食料の調達、山行への同行を含めご一緒していただきました。
深謝し厚くお礼申しあげます。
どうもありがとうございました。