県連交流登山 山行報告                  2014814日提出    (提出者 Y.NAKAMURA)

山 名   田代山(1971m)・帝釈山(2060m) ルート:猿倉登山口〜田代山〜帝釈山

山行期間:2014727

参加者名:総括CL Y.NARA SL M.NARITA    他16名     弘前労山 3   ( 計21名 )

 

コースタイム 

宿泊所:湯ノ花温泉民宿ふじやを出発600→駐車場(トイレあり)700→登山口 711→水場720→山頂まで1.5km約1時間30分の標柱734→休憩(湿原の入り口)821→小田代830 →田代山山頂湿原入口854→田代山山頂904→弘法大師堂9141015休憩→1050帝釈山山頂10571206弘法大師堂(昼食)1230→小田代1300→ネズコのクマ穴1338→水場1353→登山口1400〜入浴〜青森IC 解散

 

山行記録 

520分の朝食のあと6時に宿を出る。全区間未舗装の田代山林道を進む。トイレのある駐車場でバスを降りる。身支度を整え、7時に出発する。周りを見渡すが、登山口らしきものが見当たらず、後ろから来た自家用車の人に登山口を尋ね、さらにこの道を進むとあるという。5分ほど歩き、田代山湿原まで2.0km、帝釈山まで4.5kmと書かれた立派な標柱の立つ登山口に着く。木の橋をわたりセンジュガンピとタマガワホトトギスのつぼみを見る。水場の標柱を見て、この先ひたすら続く樹林を登る。時折樹々の間から心地よい風を受けるが、衣類も背中についたザックもたっぷりと汗を吸う。815ひたすら登りから一瞬たいらな地形になる。821休憩。湿原の入り口とリーダーから聞く。830小田代。すぐにタテヤマリンドウとキンコウカが目につく。ワタスゲも真っ白な綿ぼうしをつけていた。短い登りを終え、長く続く木道が見え、田代山山頂の広大な湿原の入り口に着く。ここからは花のパレードで、「さわっちゃいけないサワラン、ときにはさわっていいトキソウ」と花の名前の覚え方を聞きながら進む。濃いピンクのサワラン、薄いピンクのトキソウ。今が一番と思われる、星をちりばめたような水色のタテヤマリンドウ。見渡すかぎり黄色のキンコウカの山頂はまだ先のようでした。その他にも白い花をつけた赤い毛のモウセンゴケとピンクのツルコケモモとオレンジのニッコウキスゲとオトギリソウと白い花のゴゼンタチバナとイワショウブと実になったヒメシャクナゲ。田代山頂と書かれた標柱を左に進む。田代山避難小屋・弘法大師の像を祀った弘法大師堂にお参りをする。とてもきれいなトイレで100円を入れて借りる。登山靴のままで履ける大きなスリッパを履いて使用しました。帝釈山1.9kと書かれた標柱を見て進む。ここからしばらく樹林の中を下る。1015この先の帝釈山頂上までの岩場の急登にそなえて休憩。360度の展望の帝釈山山頂を期待していたが、全くのガスの中で、記念写真をとりバラバラ降ってきた雨と風の中カッパを着てすぐに下山する。もう少し山頂を楽しみたかったが、田代山とは違い狭い山頂では20人もいると窮屈で自然に下山へと向かったような気もする。再び弘法大師堂に戻り昼食にするが、さらに強くなった雨の中では急いで口に詰めることとなる。もう一度田代湿原を通る時は広大な台形の山頂を確かめることを楽しみに反時計回りの湿原に進んだが、ガスと強風の中、視線を遠くに向けると木道から足をはずしてしまい、台形の山頂を楽しむことはできなかった。往きのときの星をちりばめたようなタテヤマリンドウは見当たらず、雨風の中では花を閉じてしまいつぼみのような状態だった。登りでは気づかなかったネズコのクマ穴を見て、猿倉登山口へと戻った。