訓練山行報告                                   2014年12月29日提出 (提出者 H.NAKAMURA)

山 名   仙人岱(小岳)1478                                       ルート:酸ヶ湯から小岳往復

山行期間:2014年12月20日

参加者名:CL H.NAKAMURA   SL Y.HANADA  SL N.NAKAMURA  他7名   (合計 10名)

 

コースタイム  横内P 730 ⇒ 酸ヶ湯温泉(トイレタイム) ⇒ 酸ヶ湯公共駐車場 835

 → 地獄湯ノ沢入口 935 → 仙人岱ヒュッテ分岐 1040 → 小岳山頂手前(ハイマツ帯)

 1450m撤退 1131 → スノーシュー隊仙人岱ヒュッテ到着 1155 

 スキー隊最後仙人岱ヒュッテ到着 1214 〜 1255 → 地獄湯ノ沢入口 1329 →

 酸ヶ湯公共駐車場 1405 

 

山行記録  本来の計画は小屋泊まりと日帰りの予定だったが、泊まり組が少なかったので全員日帰りとなった。朝の730分、横内Pをスキー5人、スノーシュー4人、ワカン1人の計10人で出発。山岳同人「たがじょ」のメンバーも今日は八甲田へ登るということで先に出発していった。今日の天気は雲は有るものの悪くはなさそうだ。トイレは酸ヶ湯温泉を借りる。去年から萱の茶屋のトイレが閉まっており、酸ヶ湯の公衆トイレも閉鎖している。公共駐車場で身支度をし出発。「たがじょ」メンバーが先行している。雪は締まっていて深いラッセルは無し。木に付いた雪が綺麗で、南八甲田もよく見える。白神の山々が白くくっきりと見えている。冬の時期に白神の山々がこれだけはっきり見えた記憶は無いように思う。途中、休憩を取り赤い目印のある地獄湯ノ沢入口へ。沢はまだ完全に埋まり切っていないようなので慎重に右側を進む。先行のスノーボーダーは硫黄コースを行ったようだ。地獄湯ノ沢はほとんど風は無く、いい雰囲気だ。銚子の首はまだ岩が出ているところがあり、スキーはそれを避けながら進んで仙人岱へ。後ろを振返ると岩木山がくっきりと。仙人岱からは小岳へ真っ直ぐに進み、樹氷の間を縫いながら小岳山頂を目指す。山頂付近で雪煙が上がっているのが見える。小岳の樹氷帯はスキーではいつも苦労するが今回はそれほどでもない、が、登るにつれ風が強くなってきたのでゴーグルを付ける。ハイマツ帯に入ると風は益々強くなり、ハイマツの上も雪が少し載っているような感じで「もふもふ」としている。ジグを切って登るが風上に向かうと強い風をまともに受け、ほとんど前に進めない。山頂少し手前で撤退を決め、後から登ってくるスノーシュー隊に撤退の指示を出し、先に下りてもらう。小岳からの下山途中「たがじょ」メンバーとスノーシュー隊が入れ違いに仙人岱ヒュッテに入っていくのが見えた。小岳の樹氷帯はスキーで下りるにはいささかしんどく時間がかかるが、無事スキー隊も仙人岱ヒュッテに到着。風が強いのは山頂近くだけのようだ。仙人岱ヒュッテの中は石油ストーブで温かい。各自持参した灯油をポリタンクへ入れ、ゆっくりと昼食タイム。相変わらず皆さんにぎやかです。帰りの地獄湯ノ沢の銚子の首は、スキーのシールを付けたまま、岩に擦らないように慎重に下って岩場を抜ける。シールを外して、さあお楽しみの滑降だ。雪は少し重めだがまあまあ。地獄湯ノ沢でスノーシュー隊を追越し、樹林帯に入る。登りのトレースを降りるが、途中から登り返しを嫌って南側へ下がりすぎた。HANADAさんは気持ち良さそうにそのまま地獄沼のほうへ滑っていった。我々はスキーでの歩きでトレースに戻ったが、その間にスノーシュー隊に抜かれていて、またまた抜き返して登山口へ。地獄沼のほうから道路をスキーを担いでHANADAさんが歩いてくるのが見える。しばらくしてスノーシュー隊も到着。最後に駐車場から白く輝く大岳が見えた。今日は小岳の山頂付近の強風以外は天気に恵まれ綺麗な雪山を堪能できました。