個人山行報告書  常念岳で百名山達成         20151018日  (提出者 M.NARITA)

山名   北アルプス(蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳~燕岳)
           

参加者  S.NARITA・M.NARITA

日程・コース  9/12新青森10:39→東京14:04~新宿15:00→松本17:48 (松本泊)

          9/16中房温泉8:30→穂高→松本:→立川→大宮→新青森21:37

9/13 コースタイム・記録

松本6:15(タクシー)7:25上高地7:32→明神8:25(朝食)→9:31徳沢園→(途中昼食)→長塀山13:0414:0514:16蝶ヶ岳ヒュッテ14:16  (蝶ヶ岳ヒュッテ泊)

 5時起床 松本駅6時31分の新島々行き電車に乗るためリュックを背負い駅まで歩いていると、タクシーの呼び込みに会い一人三千円で上高地まで乗ることに決めた。運転手さんがあと一人を見つけ三人乗り合わせで6時15分出発した。おかげで早く着き蝶ヒュッテにも早く着くことになる。上高地に着くともう登山者はかなりいた。こちらも準備をし7時37分出発した。明神で最初の休憩、コンビニおにぎりで朝食にした10分ほどの休憩で徳沢園まで進んだ。そこはとてもおしゃれな売店兼レストランが有り、宿泊客か?これから登る休憩登山者か?長塀尾根を降りてきた登山者か?園地は賑わっていた。9時31分休まず前に進んだ。樹林帯の中を登って行く、賑わっていた徳沢園だが長塀尾根の登山者は私たちとガイド付き外人中年夫婦一組、ガイド付き外人中年女性一組、あと一組くらいの4組が蝶ヶ岳までの登山者だった。花の時期も終わり咲がらや実がなり紅葉には少し早かった。急登が続き小休憩をとり水分補給しながら登って行く。だんだん風が強くなり風の当たらない場所で12時頃昼食をとった、暖かいお茶が美味しい。長塀山までは高度1000mは登る。蝶から下りてくるパーティーから稜線は強風との情報が入った。「気をつけて行こう!」1304分長塀山に着いた、手袋を毛の物に帽子は厚手に風よけに雨具も着た。下山の人たちは何人もすれ違った。長塀尾根を過ぎると登りも緩やかになり、ここから蝶ヶ岳までは1時間位ヒュッテまで登れば良い。妖精の池が見えて来たが夏ならお花畑であろう池の周りも寂しそうな風景だった。右側前方に山頂が見えて来た。145分蝶ヶ岳に着く、風は思ったほど強くはなかった、左前方に蝶ヒュッテが見え、小屋から散策の人が23人いてその方に記念写真のシャッターを押してもらった。1416分ヒュッテ着、受付前に瞑想の丘へ登り穂高連峰を見に行った。ど~んと鎮座している岩稜は大きい!上空は雲の流れが速く山頂は見え隠れしていたが迫力満点だ!明日は穂高連峰と並行に歩くことになる。ヒュッテ前には常念岳が大きく見えていた。寒くなる前にヒュッテに入った。談話スペースはストーブがついていてホッコリ暖かかった。お湯1300円、水1200円と張り紙が有る「今日中に準備しておこう!」6時からの夕食まで長くビールで乾杯、お茶タイムでゆっくりくつろいだ。夕食後7時半前には床についた。

9/14  コースタイム・記録

蝶ヶ岳ヒュッテ6:05→横尾山荘標識6:33→蝶槍6:52→252mのピーク7:5610:27常念岳10:4511:38常念小屋(昼食)~常念乗越12:13→東大天井岳道標14:1515:25大天荘15:37→大天井岳15:47→大天荘(泊)

4時半廊下に電灯がついた。外は冷たい空気の中朝日を待つカメラマンたちが出ていた。雲海の向こうに朝日が昇り始め左前方東側に常念岳が大きく見える。今日はあの向こうまで9時間の行程だ。朝食5時半を済ませ6時5分出発、空気は冷たく澄んでいた、瞑想の丘で素晴らしい穂高連峰の峰峰に感激する!!左から前穂高、奥穂高、奥穂の小屋、涸沢岳、北穂高、キレット、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳!!!青空に映えるパノラマ銀座は感激の極みでした。さらに左には焼岳、乗鞍、御嶽山も見えた。今日は風も無くこの眺めを楽しみながら長丁場が始まる。6時過ぎ出発、秋晴れの緩やかな稜線は気もちが良い、しばらく進むと若い女性が一人、聞くと「蝶槍まで行く」トレイルランの様な速さで登って行った。やがて横尾山荘からの分岐を左に見て蝶槍まで進む、植物はすっかり終わり草紅葉が始まっていた1時間弱で蝶槍についた。岩山の山頂をそのまま通過し進む。奥穂の小屋まで見え槍ヶ岳もツ~ンっと空に突き出てかっこいい!樹林帯の向こうに大きな常念岳が見えてきた。その前に大きな樹林帯を下り、ピーク2592m2512mを越えその向こうに雲一つない常念岳がある、水分補給、行動食など休憩をとりきつい登りに入る。岩山をペンキの印しをみなが登りきり10時27分山頂に到着!!360度の大パノラマだ穂高連峰・南アルプス等!快晴の秋晴れで特別な記念日に万歳と叫んでみた。山頂には先客が数人ゆったり秋を満喫していた。こちらもゆっくり景色を楽しみ10時45分祠の裏から岩場を下山、登って来る人達と沢山すれ違った。ガスが出てきて常念小屋に着くとすっかりガスの中に入った。小屋前のベンチでおにぎりをたまごスープに入れおじや風に昼食した。なかなか美味しかった、津軽りんごも美味しかった。12時13分出発!緩やかに長い道のり、ガスも晴れどんどん進むと東大天井岳の道標が遠くに見えて来た。ただひたすら歩き14時15分大天荘の分岐に立つ、前方に大天井岳が見え、その手前に小屋とテン場が見えて来た。さらに1時間ほど進み大天荘に着いた。宿泊の手続きを済ませ山頂まで行った、10分程で着き、今回の最高峰2921.9m大天井岳で写真を撮り下りた。生ビールで乾杯~!(おいしかった!)大天荘は気配りの良い山小屋で安曇野最高峰の山とあってその日は芋煮汁のサービス、談話室でお茶とケーキもてなし行事などやっていた。ポットのお湯、水(美味しい山の水)はサービスでした。19時には就眠。

/15コースタイム・記録

大天荘6:23→槍分岐6:44→大下り8:239:20燕山荘9:4010:13燕岳10:3011:00燕山荘11:50→合戦小屋12:29→第二ベンチ13:38→登山口14:28 14:51中房温泉(泊)

今日もお天気晴れ!表銀座を歩いて燕岳まで進み中房温泉へ下る楽しいコースです。

大天荘から6時半前に出発。20分ほど大きい石を下ると槍の分岐にでる、右に進み後ろを振り返ると大天井岳が大きく見えさらに下ると槍ヶ岳が見えてくる。この位置からの槍は小槍まで見え昨日とは形が違う、なかなか良い眺めで♪アルプス一万尺など歌いたくなる♪大下りの頭まで進み休憩を取った。後ろを振り返れば槍ヶ岳、大天井岳、左は裏銀座コースの水晶岳や三俣蓮華など見え心が弾む。前方には燕山荘が高い位置に見えている。さらに左方向な燕岳が白い岩肌で見える。燕山荘前のテラスは登山者で賑わっていた。私たちもゆっくり景色を楽しんだ。9時40分燕岳に出発、花崗岩の岩肌が特徴的でコマクサの咲がらも沢山みられた。メガネ岩を通過して山頂までは近い。山頂は先客で賑わっていた。花崗岩の上に腰をおろし気持ちの良い山脈を眺めながらお茶タイムにした。ゆっくり山頂を楽しみ山荘テラスで下りお昼にした。合戦尾根から登って来た人達が「わ~素晴らしい!」とテラスに立つと声を上げている、私たちも下山するのが惜しいほどまったり時をすごした。名残を惜しいが11時50分下山した。途中合戦小屋で名物のすいかを食べ水分補給と満腹感でドンドン下山した。登山口に14時28分到着。今日は中房温泉泊で疲れをいやした。