山行報告(第14回東日本女性登山交流集会)      2015年11月4日(提出者 N.IGARASHI)

日時   2015年10月24〜25日

会場   レイクホテル西湖TEL  0555-82-2921

日程   講演1「親子三代アツモリソウを守って」中村光吉さん

     講演2「南アルプスをリニアが貫くと」 松島信幸さん

     夕食・交流会

参加者   CL M.NARITA   SL Y.NARA   SL Y.NAKAMURA  他7名  (計10名)

10/25 山名 三つ峠山(1,785m

コ−スタイム

レイクホテル西湖7:30→8:10三つ峠登山口8:20→9:00ベンチ9:05→9:40三つ峠山荘〜

テラス9:459:55三つ峠山(開運山)10:10→10:20テラス10:30→10:55ベンチ

11:00→11:25三つ峠登山口11:35→12:15河口湖駅 
 
 

山行記録  

女性登山交流集会の翌日、富士山を展望する交流登山の5コース三つ峠山(1,785m2時間40分)に参加。〈三つ峠山は、開運山(1,785m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の3つの頂上の総称。〉6時起床。昨夜、アトラクションでの「リンゴ娘?のパワーが届いたのか、ホテルの2階の部屋の窓から雪を頂いた富士山が、くっきりと顔を覗かせていた。朝食を済ませ、「山梨・山の会」の方で準備してくれた車で、予定より30分早くホテルを出発。登山開始となる三つ峠登山口までの移動の間は、青空の下、河口湖越しに雄大な富士山が、綺麗なすそ野を広げて、変幻自在に現れ、楽しませてくれた。(リンゴ娘?を歓迎してくれたのでは・・・。)登山口には、8:10到着。駐車場と立派なトイレが完備されていた。トイレを済ませ、「山梨・山の会」のリーダーを先頭に8:23出発。登山道といっても広くて歩きやすい道で、緩やかな上り坂を木漏れ日を浴びながら、ゆっくりと進む。汗ばんでくる体に冷たい風が心地よかった。登山口から40分登った所で休憩。開けた平坦地になっていて、ベンチが設置され、絶好の休憩ポイント。この辺は、モミ・ツガ・ブナ・ミズナラ・カラマツなどが点在し、落葉広葉樹林帯とか・・・・。水分補給していると、白いジープが目の前を通り過ぎて行く。ビックリして、ポカン・・・と見ていたせいか、写真を撮り損ねてしまった・・・。十分車の通れる広い林道も整備され、三つ峠山荘まで荷物や人も運んでいるという。休憩後、しばらく進むと、前の方から楽しそうな歌声が聞こえてくる。昨夜、交流会のアトラクションで披露した♪♪「りんごの唄」や♪♪「弥三郎節」などなど・・・。(昨夜の楽しかった交流会の余韻が残っていたのかな・・・。)皆さんの明るい、楽しそうな歌声を聞きながら歩いていると、「三つ峠山荘」の表示板が見えてきた。しばらく進み、急坂を上がりきると、三つ峠山荘前の展望台に出て、一気に視界が開けた。青空の下、綺麗なすそ野を広げた雄大な富士山が、間近に迫ってきて、思わず、みんな、感嘆の声を上げる。やはり、日本一。冠雪も輝き、ため息が出るほど美しかった。この付近は、富士山が間近に迫る最高のビューポイントとか。ベンチやテーブルも置かれていた。見とれていると、最、眺望のよい場所があるということで、その場を早々に立ち去る。三つ峠山荘の右を抜け、広い広場に出た。(地元の方は、この場所をテラスと呼んでいるという。)そこからは、南に富士山、北に南アルプス(甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・鳳凰三山・北岳・間ノ岳・農鳥岳・塩見岳・悪沢岳・明石岳・聖岳等)、南アルプスの少し右には八ヶ岳の姿もくっきり見えた。(「山梨・山の会」のリーダーの方に教えていただきました。眺望を楽しんだ後、下山の時間があるため、まずは、前方の電波塔が見える三つ峠山(開運山)へということで、荷物を置き、記念撮影。その後、急いで山頂へ向かう。山頂が近づくにつれ、右手方向には山頂直下にある屏風岩が見えてきた。屏風岩は、ロッククライミングの練習場として全国に知られているという。この日も、微かではあるが、岩を登っているクライマーさん達が何人か見えた。最後の上り坂(急坂)は、赤土のザレた斜面で、板で階段状に補強されているが、滑りそうなので、一歩ずつ登っていく。9:55 三つ峠山(開運山)に到着。山頂は、あまり広くないが、標高1,786mからは、360度の大パノラマが広がっていた。

山頂から望む富士山は、左右に均整が取れ、優美で、本当に美しかった。山梨の山々、微かに西湖や本栖湖も一望できた。この絶景こそが三つ峠山登山の醍醐味と思った。三つ峠と刻まれた碑の前で富士山をバックに記念撮影。爽快な眺望を楽しみ、荷物を置いてきたテラスまで、注意しながら赤土の斜面を下る。10:20 テラスで休憩。もう一度、富士山〜南アルプスの山々〜八ヶ岳を展望し、名残惜しいが10:30 下山開始。三つ峠山荘の前で、昨日、交流集会で「親子三代アツモリソウを守って」と題して講演した中村光吉さんと出会い、ポストカードを戴く。(中村さんが撮影した、富士山の素敵な写真を取り込んだカード。)三つ峠山荘前の展望台で、最後の眺望となる富士山を目に焼き付ける。下山の登山道は、登って来た同じ道ではなく、車が通れる広い林道の方を通って下山した。(朝、ジープが通り過ぎて行った道。)朝にも増して道幅が広く歩き安かったが、フサフサの落ち葉の下に小さな石が隠れていて、注意しながら歩く。山頂での雄大な富士山の眺望を満喫したせいか、朝と同様、また、前の方から明るい♪♪♪・・歌声が聞こえてくる。(かけ声まで掛け合って、みんな楽しそうに歌っている。)下山も木漏れ日を浴びながら、楽しく、快適に歩いているうちに11:00 朝、休憩したベンチに到着。ベンチで5分の小休止の後、カラマツの林を抜け、11:25 三つ峠登山口に到着。青空の下、風もなく、色づく景色と木漏れ日を浴びながらの気持ちのいい樹林帯歩き。そして、山頂での雄大な富士山を望む素晴らしい眺望に感動し、短いコースでしたが満喫して、楽しく登山を終えることができました。新人の私を温か迎えてくださって、本当にあがとうございました。11:35 駐車場から、リーダーをしてくださった「山梨・山の会」の方の車で河口湖駅まで送っていただく。12:15 河口湖駅へ到着。初めて参加した交流集会。山を愛する女性パワーに圧倒されたと同時に、130名という、参加者の受入体制は大変だったのでは・・・と思った。「山梨・山の会」のスタッフの方々の行き届いた対応に感謝し、河口湖駅を後にした。