訓練山行報告 2016年1月8日提出 (提出者 Y.TANAKA)
山 名 八甲田山
ルート 1日目 酸ヶ湯→仙人岱ヒュッテ→小岳(小岳中止)
2日目 仙人岱ヒュッテ→大岳→仙人岱ヒュッテ→酸ヶ湯
山行期間 2015年12月19日(土)〜20日(日)
参加者
(泊まり)CL Y.HANADA SL M.KIKUTHI 他2名
(日帰り)CL S.NARITA SL T.TUSHIMA 他9名
コースタイム
1日目 横内P7:30→8:05酸ヶ湯P→登山開始8:45→地獄湯沢11:00→仙人岱ヒュッテ着11:45→(昼食)
日帰り組下山開始12:50→駐車場着14:30
2日目 仙人岱ヒュッテ出発7:50→鏡沼9:20→9:35大岳山頂9:40→仙人岱ヒュッテ10:45着→(昼食)→
下山開始11:35→酸ヶ湯P着12:55
山行記録
2時間ほど歩いたところで地獄湯沢の手前の難所にさしかかった。左手奥の方には雪庇がせり出して雪崩がおこりそうなところがみえる。雪の斜面を滑落しないように慎重にトラバースした。落石注意の看板の箇所も一人ずつ間隔をあけて注意深くわたった。地獄湯沢の橋が一部見えていたが足を踏み外さないようにここも慎重にわたる。地獄湯沢の後は、強風と寒さとの戦いだがさほど危険個所はないのでほっとする。ここから45分程で仙人岱ヒュッテに到着した。先客2名(外人さん)がいた。午後の予定だった小岳への登頂は、強風とガスで視界不良のため中止となり、ゆっくりとした昼食タイムとなった。日帰り組は12:50下山開始。地獄湯沢の危険個所を無事通過したところで5分休憩し、駐車場に14:30到着したとのこと。
泊り組は3時頃から夕食の仕込みをして、4時頃から宴会が始まった。メニューはせんべい汁をつまみにビール、ワイン、ウイスキーで今年1年間の反省をする。(実際は老化のなげき節!だったような)
(2日目)
6時起床。
前日のせんべい汁の残りにうどんを煮込み、朝食とする。寒かった身体もあっという間にあたたまり、暖かい汁ものはありがたいと感じる。外は相変わらず風が強く、ガスっていて視界不良である。今日は大岳登頂は無理かもと思っていたら、リーダーから準備出来次第大岳出発との指示が出てびっくりした。
7:50にヒュッテを出発。途中小岳分岐の標柱が50センチほど頭を出していた。大岳の南斜面をトラバースして樹林帯に差し掛かったところで直登を始める。吹き溜まりでラッセルが大変であるが、リーダーがひたすらラッセルしてくれた(ラッセル替わりますとはこの力量ではいえなかった)森林限界に出たのが9時頃だったと思う。相変わらず、視界不良でさらに風が強くなり、足元もガリガリでスノーシューの爪がきかなく滑る、必死の形相で後をついていく。まもなく夏道の鉄柵にたどり着きそれをたよりに登る。鏡沼に着いたのが9:20。ここから山頂まではさらに風が強まり、追い風で足を運ばなくても、トントントンと山頂に運ばれてしまった。山頂に着いたのが9:35。山頂は体感風速17m位か!急ぎ集合写真をとって下山開始した。下りは向かい風で地獄!口を開けると魚のアンコウのように膨らんだ。相変わらず視界不良だが、鉄柵がかすかに見えるのでそれを見逃さないように慎重に下山。樹林帯に入り、登りの踏み跡に合流した時には万歳といいたくなった。リーダーに感謝です。
仙人岱ヒュッテに到着したのが10:45。先客が10人ほどいて賑わっていた。お昼を食べ、荷物をパッキングして山小屋を出発したのが11:35。下山は先客のトレースがしっかりついていて、地獄湯沢の風も山頂の強風にくらべたら爽やかで、楽々下山した。駐車場に着いたのが
12:55。
今年の締めくくりの山行として、この時期に大岳に登れたのは感謝です。来年ももう少し頑張れるかもしれないと、新しい年にむけて元気が出ました。リーダー、サブリーダー、食事の準備と食材を担ぎ上げてくれたSETUKOさんに感謝です。