定例山行報告書

2016年3月5日提出  (提出者 M.KASAI)

山名     : 谷地山・小松山      山域: 津軽浅虫      山行目的: 初級冬里山

ルート  : 高野山〜谷地山(88地蔵巡回)〜ホタル橋〜小松山〜ホタル橋

山行期間          : 2016年2月28日

参加者  : CL M.FUKAZAWA SL M.KIKUTHI   他17名 一般2名   ( 計21名 )

コースタイム

浅虫高野山駐車場9:00⇒ 陸奥護国寺9:06 ⇒谷地山頂10:05⇒ 陸奥護国寺11:00⇒ ホタル橋昼食12:00⇒ 小松山登り口12:05 ⇒26番鉄塔12:57⇒ 小松山山頂13:28⇒ 26番鉄塔13:40 ⇒ ホタル橋14:10

山行記録

 予報はくもり、低温注意報。朝もやの中しんしんと冷えて薄っすら積もった雪がライトの光を受けてキラキラ光っています。途中マイナス8度の表示がありました。今日は晴れるでしょう。

9時全員集合、リーダーより八十八ケ所霊場と山行計画の説明を受けた後、階段を上り護国寺前で身支度を整えて登山開始です。弘法大師像を右に見ながら発心の道場、阿波の国から始まりです。石仏の雪を払い番号を確認して真言を唱え次の石仏へと進む。四国八十八ケ所と同じ番号と寺名が刻まれた石仏はその寺の本尊なのだそうです。二番の石仏が過ぎた所で衣服調整。風もなく晴れて絶好のハイキング日和です。雪もさほど深くはないのですが、交代で九十九折にラッセルを楽しみながら確認していくと薬師如来が一番多いようです。後で数えてみると厄除け、瑠璃光も加えると21有りました。薬ツボを持っているそうです。おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 

お賽銭を用意してきた人もあり、お遍路さん気分です。

23番で頂上、10分の休憩です。頂上は石仏が8体ほどあり、視界が開け陸奥湾が一望できます。漁船が沢山行きかっていました。ここで記念撮影。下山開始。修業の道場、土佐の国からです。大日如来は曼荼羅の中央に位置し全ての生き物の根本となる仏だそうです。おん あびらうんけん ばさら だとばん

39番の次が菩提の道場、伊予の国です。十一面観音菩薩は頭上に十一の顔を持ち全ての方向を見守っているそうです。おん まか きゃろにきゃ そわか

五十八番あたりでまんさくの花が今にも咲きそうに黄色になっていました。六十六番からは涅槃の道場、讃岐の国。涅槃とは、一切の煩悩から解脱した不生不滅の高い境地だそうで、お遍路さんはここまで進んだあたりには悟りが開けてくるのかな。こちらは、百八つどころか二百も三百も煩悩をかかえたまま、振り出しに戻り石仏を囲み二度目の記念撮影。護国寺前で身支度を解き階段を下る。数えてみたら八十八段有りました。意味があるのかな?護国寺には石仏を上げた毛綱が寺宝として保存されているそうです。 それぞれ車に分乗、ゆ〜さ浅虫でトイレ休憩の後次の目的地ホタル橋へ移動昼食タイム。ゆっくり会話を楽しみながら休み、再度身支度を整え小松山へ向かう。林道を五分ほど進みリーダーより地図について説明を聞いた後、南の急登に取り付く。鉄塔の作業道をたよりに五〇メートル地点くらいまでまきぎみに登りその先トラバース。右下ザックリと切れ込み滑落したら大変です。一歩ずつ慎重に林の所まで進み一旦作業道まで下る、急な下りでジグザグにソロソロやっと下りました。隣の斜面に移ると動物の足跡があり「あの通り登れば楽でねな」「んだな」と言いながら、それを横目に先頭の跡に続く。胸突き八丁とはこのことか、急です。呼吸を整えながら必死で皆黙々と上を目指す。上りきったあたりで左に進路を変え鉄塔の下まで進み休憩です。視界が開けて高森山もクッキリ見えていました。鉄塔は26番だそうです。休憩の後、更に南に向かうこの先は傾斜も緩やかになり話し声が聞かれるようになりました。右に少し折れて間もなく頂上。SL M.KIKUTHIさんの付けてくれた頂上の印を皆で覗き込みその後で、3度目の記念撮影。そして下山開始。来た道を鉄塔までたどり、30分かかった上りを12分で下りる。作業道まで同じ道をたどりトラバースした急斜面を避けてそのまま尾根筋を下る。左側に林道が見えその後方には海も見えています。登り口よりだいぶダムよりに無事下山。ミーテイング後解散。リーダー誕生日だそうで、皆でバースデイソングを歌い祝福。笑って解散。天気に恵まれ、懐かしい顔もみられて、2座も登り最高の山行でした。