個人山行報告書  アポイ岳・夕張岳      (提出者  M.NARITA)

山行期間     2016年7月12日〜7月16日

参加者  CL S.NARITA SL N.NAKAMURA    他7名

日程   7/12青森港20:307/13函館港00:20

     7/13冬島登山口〜馬の背〜山頂〜旧幌満お花畑〜馬の背〜周回コー

       ス〜冬島登山口         アポイ山荘泊

     7/14六花の森(植物園・美術館・ランチ)→夕張山荘

     7/15夕張山荘〜冷や水沢コース〜山頂〜往復〜夕張山荘〜駐車場

                       大雪山白金観光ホテル泊

     7/16富良野観光〜旭川から高速〜函館18:30青→青森22:00

 

アポイ岳コースタイム    (記録提出者  E.FUKUI)

冬島登山口7:25→振動分岐7:37→五合目8:50休憩小屋9:079:43馬の背10:0310:43アポイ岳山頂11:15→旧幌満お花畑11:4312:30馬の背12:4013:09五合目休憩小屋13:25→冬島登山口14:23

山行記録

7/12 20時半青森港からフェリーに乗船出港。7/13 020分函館港着。10人乗りレンタカーに乗車しCL S.NARITASL N.NAKAMURAが交替で運転し深夜の道央道をアポイ岳登山口目指し走行。空が明るくなりはじめガソリンを給油。途中、多勢の人達が昆布漁をしている所を偶然見掛ける。日高昆布と思われるが車のスピードを下げるようにとの標識あり。7時登山口手前の駐車場到達。身支度・トイレを済ませる。CLより貴重品は身に着けるようにと指示あり。725分登山口出発。7時半入山届をボックスに入れ歩き始める。7時37分新道分岐を右へ。まもなく1合目山頂まで38kmと標識あり。靴洗い場(小さな沢)靴底の泥を洗い落す。お天気も良く足元も滑らず順調なスタート。沢を数本越えて樹林帯を通過。8時水分補給、所々に熊よけの鐘が設置されていてカーン、カーンと打ち鳴らしながら先へ進む。850分五合目休憩小屋97分まで休憩水分補給と腹ごしらえ。展望が開けて山頂が見える。裏手には携帯トイレのブースが2か所あり。馬の背目指して歩みを進めると道沿いにイブキジャコウソウがピンクの小さな花をたくさん咲かせていた。この辺りでアポイマンテマ、アポイクワガタが数株見られたのは大変ラッキーだった。943分馬の背で休憩。360度の景色を楽しむ、眼下には雄大な太平洋が広がる。10時3分出発。キンロバイ、エゾコウゾリナの黄色が眩しい。この辺りはかんらん岩露出地帯と言われアポイと名の付く花がたくさんあるそうだが紙面の都合で省略する。
無風
状態で日差しが強く蒸し暑い。しばらく岩稜帯を縫って登り最後の急登では息があがった。1043分アポイ岳山頂1115分まで休憩昼食。下山は旧幌満お花畑へ。途中ハクサンシャクナゲのピンクが見頃だった。1143分お花畑では水色のエゾルリムラサキの涼しげな花たちに女性陣から「ワーツ!」と歓声が上がった。1215分から5分水分補給のあと冬島コースの八合目に合流。1230分馬の背で記念写真撮影1240分出発。1309分五合目休憩小屋で少し長い休憩をとり1344分第四休憩所の沢水をいただく。冷たくておいしい。ザリガニを探したが見つからず。1418分1合目通過。1423分登山口。


夕張岳コースタイム   (記録提出者  M.NARITA

夕張山荘発5:30→冷水の沢6:41→前岳の沢7:07→馬ノ背分岐7:12→望岳台8:00→憩いの沢8:35→男岩8:56→ガマ岩9:09→ひようたん池9:10→夕張岳神社10:1410:18夕張山頂10:40→男岩11:4011:48憩いの沢11:55→望岳台12:18→馬の背分岐12:50→前岳の沢12:5513:05冷水の沢13:10→ゲート→夕張ヒュッテ14:00

記録 7/15 4時起床、すみやかに朝食のお湯を沸かしカップ麺とトマトで朝食をとり、テルモスにお湯とコーヒーをを入れ5時半山荘を出発した。10分位戻り、冷水コースへ入る、先頭はCL,最後はSLの体制で樹林帯の中を登る。30分歩いて小休憩に入り水分補給汗ふきの後出発エゾレイジンソウやオオバミゾホウズキ、キヌタソウ、エゾヨツバムグラ、ヤマブキショウマなど目にしながら冷水の沢に着いたのは640分頃、冷たい沢水を飲みさらに進む。まもなく前岳の沢の標識が見え無風の登りを5分ほどで馬の背の分岐に出る、一息ついて望岳台まではコイチヤクソウやカラフトイチヤクソウ、ホソバキソチドリ、ハクセンナズナなど樹林下の花が目についた。8時望岳台着、休憩をとり水分補給、行動食など取り展望を楽しんだ。滝ノ沢岳が手前に遠くに芦別岳が見えていた。しばらくやすんで出発、8時35分憩いの沢に着く、この辺りは目を見張るようなシナノキンバイの黄色カラマツソウの涼しげな白、エゾノリュウキンカ等咲いていた。まもなく木道が始まり両脇は笹に覆われ、CLが熊よけでホイッスルを吹きはじめ、後から「ラッセラ、ラッセラ、ラセラセラセラ♪」と歌いだし後のSLも音色の違うホイッスル吹き熊も出てくる余地なし!なんとも滑稽で皆乗り々でした。やがて前岳湿原あたりから、タヌキラン、イワイチョウ、ウメバチソウ、ムシトリスミレ、チシマフウロやウサギギク、オオタカネバラ、ハイオトギリ等咲き、男岩ガマ岩を過ぎ9時10分ひょうたん池到着。丁度見頃のウコンウツギの黄色がきれいでした。さらに木道が続き1400mの湿原にはムシトリスミレやシロウマアサツキが株で咲き誇り、初めて目にした「夏の風景」でした。木道を進んで蛇紋岩の露出地に来た。ロープが張られた「吹き通しのお花畑」では終わりかけたユウバリソウや蕾の膨らんだユキバヒゴダイ、チシマキンレイカ、ナンブイヌナズナ、クモマユキノシタ、エゾタカネツメクサ、ホソバツメクサ等々10分ほど休憩をとり山頂神社までの登りを頑張る。1014分鳥居のある山頂神社に着く、ミヤマアズマギク、イワブクロが今が旬と咲いていた。そこから5分、1018分山頂到着。先客数名いて360度見晴らしの良い山頂で20分のランチ休憩をとった。1040分出発、下りも右に左に高山植物を堪能しながら憩いの沢まで下り1148分、水分補給の休憩をとった。1155分出発、望岳台を過ぎ「石原平」のあたりはシラネアオイの群落とあって花の時期は圧巻を思わせるほどの畑でした。さらに馬の背分岐を過ぎ冷水の沢に着いた13時5分、5分ほど休憩を取りお土産に夕張の水をボトルにしっかりつめた。夕張ヒュッテ着14時、駐車場まで降りた。緊張の林道を車で下り渋滞に巻き込まれることなく今夜の宿、大 雪山白金観光ホテルに予定より早くに到着。今日も「お疲れ様!ありがとう!」