訓練山行報告   2016年10月9日提出                  (提出者 T.FUKUI)

山 名 山 伏 岳・神 室 山

ルート 1日目 山 伏 岳 (ピストン)

2日目 神 室 山  西ノ又コース~パノラマコース

往路:(西ノ又コース)登山口~1ノ渡り吊り橋~徒渉点~御田ノ神~西ノ又分岐~神室山山頂 

復路:神室山山頂~(パノラマコース)西ノ又分岐~前神室山~第2ピーク~いっぷく平~登山口

山行期間 2016101日(土)~2日(日)

参 加 者 CL Y.HANADA SL K.KUDOU   他7名     (計9名)

コースタイム 1日目 東北自動車道青森IC455⇒岩手山SA625645⇒秋田自動車道秋錦湖SA 747755⇒湯沢IC827⇒秋ノ宮温泉(矢地ノ沢)900~山伏岳登山口920登山開始943~ぶどう平1042~屏風コル1121~山伏岳頂上120012::27(昼食)屏風コル1250~ぶどう平1310~登山口1350

2日目 保養センター太郎兵衛523⇒神室山登山口552~登山開始600~(西ノ又コース)1ノ渡り吊り橋6302ノ渡り吊り橋700~徒渉点822~御田ノ神940~西ノ又分岐1008~神室山山頂10271100(昼食)西ノ又分岐1117(パノラマコース)~前神室山1215~ざんげ坂1249第2ピーク1310~第1ピーク1324~いっぷく平1405~登山口1434⇒秋ノ宮山荘15151600(入浴)⇒秋田自動車湯沢IC⇒秋錦湖SA1705⇒岩手山SA18101850(夕食)⇒青森IC2020解散

山行記録 

(1日目山伏岳1315.1m)

青森インターを予定よりも早目に2台の車に分乗して出発、南下するにつれて夜が明け、雲が開け、車は快適に目的地の登山口へ向かうが、国道13号線から矢地の沢集落の入口が見当たらず、二度三度と同じ道を探し回る。後続車から山伏岳の標識があったよと声がかかった。標柱に小さいプレートが低い所に貼られていた。これでは見え無い、誰が言うとなく聞こえて来た。ようやく高倉沢コースの登山口に着いた。身支度を済ませて出発、広い砂利道を進むと沢向こうに岩の隙間から湯気の上がっているのが見えた。何処かの新道の砂利道を横切、沢を渡り、カラマツや杉林に入ると落葉茸がところどころに見えてきた。今日は橅林を歩いているのに熱く汗だくになるが初秋の登山道には色々な茸。毒キノコなのか?食べられるキノコなのか?美味しそうで綺麗に、今日の小生にはやたらとキノコが目に留まる。ようやく『ぶどう平』に着くここで10分位間休を取り、屏風岳の分岐点を過ぎ、今度は急坂になり漸くにして屏風コルに着くここで5分間の休憩を取り、ここから見える屏風岳は名の通り屏風が立っているように見える。漸くして目的地山伏岳の頂上が見えた。稜線は既に漆や芝が紅葉になっている。眺望の開けた尾根筋から高松岳やその高松非難小屋が見え、やがて山伏岳の山頂にたどり着いた。頂上は広く開け標柱があり、山頂から明日挑戦する神室山がはっきり見え、早くおいでよ~と待ち構えているように感じる。雲の上に残雪の鳥海山や月山などの雄大な山々を眺めるが事が出来た。頂上では集合写真を撮り予定よりだいぶん早いが往路の高倉沢コ―スを下山し、登山口に着いた。今日の宿泊所『太郎兵衛』の若い秋田美人のおかみさんに出迎えられた。今日は私どもで貸切り状態であり昼湯~昼酒で5時の夕食を待つ事になった。夕食は山菜料理とイワナ善であった、7時頃にはお開きし、明日に備えて早目に床に着いていた。

(2日目 神室山1365.2m)

神室山は会山行としては昨年に続いて二度目の挑戦となる。昨年は登山口の旅館で前夜に大雨にあたり、断念する、今回の参加者の中にも個人山行として2回、3回と断念した方がおられる。2日目の朝4時に起床し、昨日戴いたおにぎりを各部屋で食べて、保養センター太郎兵衛を523分に出発し、30分位で役内登山口に着き、軽く体操を行い、早々に登山開始し登りは西の沢沿の西ノ又コースを登り、間もなく深さ5,6m長さ20mの1ノ吊り橋にさしかかった。ここではCLの指図で一人ひとり、慎重に渡り、沢沿に30分位進むとまたも同様な2ノ吊り橋にさしかかった。今度は左沢岸の急坂を下り、深いブナ林の中の西ノ又沢に流れる小沢を何度も超えながら登って行くと正面に滝が現れた。『三十三尋の滝:二十メートル位のすだれを幾筋にもかけた美しい滝であったまたもや急登さしかかり一興に滝の上に出て少し登ると不動明王と言う石柱と石仏、水場があった。またもや急坂を登り始めると視界が開け道も穏やかになり、振り返ると役内の集落が箱庭のように見えた。伸びやかな起伏の道『熊の昼寝坂』を登って行くと視界が開け池塘が見えてきた御田ノ神と言う所に着いた。ここで小休を取り、やがて尾根に出ると神室山の山頂が眺める事が出き、ほどなく西ノ又分岐点に着いた。岩の尾根登ること20分位で神室山山頂に着いた。360度に広がる眺望、さすがの小アルプスと言われるように重畳たる山また山、遠くに残雪の鳥海山、月山、朝日岳、岩手山、近くに昨日登った山伏岳、高松岳の拡がりに満喫出来た。足元の傍らには昇竜の彫った小さな石柱を祀る石祠と神室山と刻んだ小さな石柱が立っている。山頂で集合写真を撮り、早い昼食を取りながら地元の方々のお話を聞くと、この山(神室山)には何回か登っているがこのような天候に恵まれた日にあったのは初めてある。下山は西ノ又分岐点まで下り、目の前の前神室山を目指して尾根自体に進んで行くと眺望の良いパノラマコースと称されるように眺望の良い場所に出、またもや残雪の鳥海山や虎毛山、栗駒山高松岳、山伏岳などが一望できて、ここで足が止まりCLより遅いぞうと声が掛かる。水晶森分岐点を過ぎて灌木の間を登と前神室山(1342m)頂上に着いた。ここから標高差920m、4.5kを下ることブナ林の急坂をざんげ坂、第2ピーク、第1ピークを下ると道の険しいさが薄れてブナ大木から実が道に落こぼれているのが目に留まる。漸くにしていっぷく平に着く、今度は秋田杉の林の中を歩くこと30分位で登山口に着き、車に乗り込み、秋の宮山荘で入浴し汗を流す。また秋田自動車を走り、秋錦湖サービスエリアで小休止を取り、夕食を岩手山サービスエリアで食べて青森インターには20時20分に着いた。ミーテング行い、解散しました。今回の山伏岳は栗駒国定公園北部に属し、神室山は栗駒国定公園西部に属し、共に山信仰の深い山である。神室山はブナ林におおわれた山麓は白神山地同様に重厚さを感じます。また幾重にも連なる峰をしかと縦走出来たこと、山稜の細かいヤセ尾根は標高が低いが高山の風格をにじませている山である。(会山行の訓練山行にふさわしい山) 初秋の芝紅葉や漆やぶどうなどの紅葉が始まったばかりだが風景が絶景あり、お天気も山歩き日より~最高の日であった。
CL Y.HANADAさん、SL K.KUDOUさん 山行中はいろいろと氣を使って頂きありがとうございました。 
SL K.KUDOUさん、KIKUTIさん、長距離長時間の運転ご苦労様でした。みなさんご苦労様でした。