訓練山行報告 2017年4月30日提出(提出者 F.TSUkKUDA)
山名:櫛ヶ峰 山域:南八甲田
山行期間:2017年4月16日(日)
参加者:
(CL)K.TSUSHIMA (ワカンSL)N.NAKAMURA 他10名 (スキーSL・写真)H.NAKAMURA 他4名 ( 計 17人 )
コースタイム:
横内P発7:25→酸ヶ湯温泉発7:52→睡蓮沼P着9:02→睡蓮沼P発9:30→石塚ポール着10:47→石塚ポール発10:57→ニセコマ山頂近11:29→駒ヶ峯着11:57→駒ヶ峯発12:40→睡蓮沼P着13:42→睡蓮沼P発14:40→酸ヶ湯温泉発14:57→横内P着15:25
山行記録:
昨年4月の櫛ヶ峰は快晴。今回は寒冷前線が北日本を通過し昼過ぎに山沿いを中心ににわか雨や雷雨があるとの予報。朝は穏やかでも直に天気は崩れるだろう。横内Pに合流。現地への直行者一人を除き車4台に分乗し出発する。道路脇の積雪量も例年に比べ少ない。酸ヶ湯でトイレ休憩を挟み、酸ヶ湯ゲートに7時54分到着。約1時間で開門し間もなく睡蓮沼Pへ到着。空いているのでどこに止めてもOKだ。
4メートルほどの雪壁のため車道の酸ヶ湯寄りのカーブ付近から雪の階段を上って雪原に出る。薄曇りで風は弱い。各自、スキーやスノーシューなどギアをセットする。いつも通りスキー隊からスタート。平野部から徐々に緩斜面になる。スキーのビンディングを調整しながら順調に進む。樹々の葉は雪が落ち緑や灰色の枝の状態。猿倉岳と駒ヶ峯の間にあるニセコマを目標に南々西に進路を取る。傾斜がきつくなってきたのでスキーを斜めに滑らせビンディングを調整しながら雪原を進む。スキー隊が進んでは止まり、ワカン隊が追いつき、スキー隊が進む、ということを繰り返す。振り返れば高田大岳、小岳、などの北八甲田が素晴らしい。1時間ほど進むと少しガスが掛かり始め、だんだん風も吹いてきた。
傾斜が急なところを抜け間もなく木の幹に赤いマークが鮮やかな石塚ポール(1,284m)に出る。ここで休憩を取る。石塚ポールは櫛ヶ峰や駒ヶ峯への分岐点になる、との話。CLより、天気が悪いので次の駒ヶ峯で櫛ヶ峰へ向かうかどうか判断したい−と報告があった。休憩を終え南西へ進路を取りニセコマを目指す。進行方向からの冷たいみぞれ交じりの風で視界は一層悪くなる。顔にみぞれが吹き付けグローブの指先が徐々に痺れてくる。ニセコマ山頂付近を西側にトラバースし駒ヶ峯の斜面を直登し山頂に向かう。間もなく駒ヶ峯山頂(1,416m)に到着する。
山頂では櫛ヶ峰はおろか周りが見えない状態。傍には落雷で黒焦げになって折れたトドマツが雷の恐ろしさを示している。CLより天候が悪いので櫛ヶ峰は断念する、の報告があった。早速、風を凌げる場所を確保し昼食となる。後から追いついた弘前労山の面々もここで引き返す。