定例山行報告              2018年5月23日(提出者 N.IGARASHI)

山  名:吹越烏帽子岳(507.8m)   

ルート :吹越よりの登山口〈=〉吹越烏帽子岳

山行期間:2018年5月13日(日)

参加者名:CL M.NARITA SL T.KIMURA SL M.MINATOYA SL N.KIKUTHI    他22名   (計26名参加)

コ−スタイム  

集合 合浦公園駐車場7:30出発

1回目休憩(野辺地過ぎのトイレ前で車5台待つ)2回目休憩(吹越右折手前

コンビニ辺りで車確認) 登山口発10:00→12:00吹越烏帽子岳山頂 

昼食12:30〜(雨の場合は山中で軽く食べ道の駅でゆっくり昼食タイム) 

登山口発14:15→合浦公園駐車場 16:30着 解散   

 

山行記録 

予定時刻より5分早めに、合浦公園駐車場を総勢26名中23名が5台の車に分乗し出発。(他3名は現地集合:登山口)途中、十府ヶ浦海水浴場(野辺地過ぎのトイレ前)と吹越右折手前のコンビニ前で2回の休憩を取り、車の確認をしながら登山口へ。9時5分、登山口に到着し、現地集合3名の方と合流する。身支度を済ませ、NARAさんの下、準備体操。その後、FUKAZAWAさんから頂上までの地図によるコンパスの合わせ方の説明を受ける。先頭はFUKAZAWAさん、中間にCL M.NARITAが入り、最後尾はSL M.MINATOYAさんとSL N.KIKUTHさん。天候は曇り。午後から雨の確率50パーセントということで、下山まで雨が降らないようにと願いながら、予定より35分早く9時25分登山開始。

登山道は、歩きやすく、緩やかな道から始まる。明け方の雨で、木々の若葉の色が一段と鮮やかさを増し、林の中に足を踏み入れた瞬間、萌葱色の新緑の美しさに心が洗われるようであった。新緑の清々しい香りに包まれながら気持ちのいい林の中を進む。足下にはチゴユリ・ツバメオモト・マイズルソウ・ミヤマエンレイソウ・ホウチャクソウ・コキンバイ・スミレサイシンなどのかわいい花々が咲いていた。

10時1回目の休憩を取り、水分補給と衣服調整。その後、次第に傾斜が増していく。25分程進んで、2回目の小休止。松と広葉樹の林を抜け、急登を登ると一気に視界が開けてきた。目の前にはガレ場の急斜面。展望もよくなり、振り向くと、眼下に菜の花畑の黄色いじゅうたんが見えてきた。前後から「きれい・・・。」と感嘆の声。ガレ場の急斜面へさしかかると急に風が出てきた。(作年は、飛ばされそうな強風だった。)ここからは滑りやすいので急斜面をゆっくり登っていく。足下には、アズマギク・ベニバナイチヤクソウがひっそりと咲いていた。視界も一段と開け、眼下に広がる新緑の森には山桜が点在し、自然が織りなす美しい風景に心が癒やされていく。15分程でガレ場と最後の急登を登り切って、10時50分山頂到着。風もいつの間にか治まっていた。三角点と木造の祠もあった。

山頂からは、霞んではいたが、陸奥湾、太平洋、尾駮沼・野辺地烏帽子岳まで一望できた。そして、六カ所村の深い自然の中にある核燃料サイクル基地や風力発電タワー、石油備蓄基地のタンク群、菜の花畑。その遠くには、八甲田山も望むことができた。

山頂での昼食は、雨も心配されたが、最終的にリーダーの判断で「このきれいな景色を見ながら頂上でゆっくり取りましょう・・・。」ということになった。記念写真撮影後、眼下に広がるきれいな景色を堪能しながらゆっくり昼食。(昨年は、雨とガスで山頂からは何も展望できず、早々に下山。こんなきれいな景色が広がっていたとは・・・。)

山頂からの眺望を楽しんだ後、11時25分下山開始。下山は、先頭をSL T.KIMURAさんに交代。ガレ場にさしかかるとまた、風が出てきた。(この付近は風の通り道になっているらしい。)滑りやすい急斜面を注意しながら慎重に下っていく。ガレ場を過ぎ、林の中に入ると、嘘のように風も治まった。下山も2回ほど小休止しながら、暑くも寒くもない心地よい林の中を、足取りも軽やかに快調に下っていく。

心配した雨も下山まで降らず(皆さんの願いが通じたのでしょう。)、12時30分無事登山口に到着。リーダーの下山の挨拶の後、12時40分地元のKIKUTHIさん・TAKEDAさんに先導してもらい、菜の花畑を間近に見ながら「横浜道の駅」へ向かう。買い物をした後、ここで現地集合した3名の方と別れる。その後、また、大豆商品のお店「勇水亭」に立ち寄って買い物をし、145分一路合浦公園へ向けて出発。予定より早めに15時20分到着。解散。

可憐な花々との出会い、緑したたる春の山の美しさに心洗われる、全行程3時間の楽しい山行でした。