訓 練 山 行 報 告            201875日提出 (提出者 E.ITHINOHE)

山  名:櫛ヶ峰(鳥海山参加者のための体力養成)

山 行 日 :2018624

参 加 者 :CL S.NARITA  SL T.YOKOTA  SL T.FUKUI   他14名 (計17名)

コースタイム:横内P駐車場 515 〜 猿倉温泉登山口 611 〜 小休止 64145 〜

       櫃萢 730 〜 松次郎清水 83036 〜 黄瀬沼分岐 920 〜

       駒ヶ峰分岐 940 〜 黄瀬萢 1010 〜 櫛ヶ峰入口で休憩 101520

       〜 鎖場 1045 〜 高度1319m地点 112325 引き返す 〜 昼食

       黄瀬・櫛ヶ峰入口 1220 〜 1250 〜 一の沢 1420 〜 松次郎清水

       143040 〜 櫃橋で休憩 151520 〜 猿倉下山口着 1630

南八甲田の櫛ヶ峰。私が山歩きを始めた頃、何も知らない私を櫛ヶ峰の山行に連れて行ってくれると言う仲間について行ったことがある。夏道では竹の子採りの麻袋が膨らんだまま置かれ、道はそれなりに整備されていたと思われたが、何せ私の足取りに時間だけが過ぎて、結局 駒ヶ峰に変更になった思い出がある山だ。

今回は初めて登る山でも有り、南八甲田の登山道は整備されていないと思っていたので、不安だらけ。

夏道の登山道があるのか、雪道が続いたらどうしよう?でも、この機会でないと行けないと自分の中では一大決心し山行に参加した。

久しぶりの早朝出発の為、前夜からの準備はあわただしく、また寝坊したら大変と心配で中々寝付かれない。自宅を4時には出発しなくて・・・、3時起きに目覚ましをセット。

駐車場に16名。現地に1名の総勢17名での山行となった。

出発時間は少し遅れたものの、SL T.YOKOTさんを先頭に全員で猿倉登山口を歩き始める。道端にはまだミズバショウの花が咲き、湿地を避けるように歩く。登山者のカウンターがあり、振り向くと木々の間から高田大岳が見えた。櫃萢に立ち寄り湿原の花々を楽しむ。間もなく櫃橋を渡る。以前来た時は半分崩れかけて落ちかけていたのが、すっかり架け替えられていた。

ここから1時間位平坦の道を行き松次郎清水に着いた。冷たい山水で喉を潤し一息をつく。一ノ沢を超え、約1時間で黄瀬沼分岐。さらに20分程で駒ヶ峰入口。駒ヶ峰の登山道を覗いてみたが、竹藪で登山者が歩いているようには思えない程の荒道。30分程で黄瀬萢・櫛ヶ峰入口に着き花々を愛でながら休憩。やっと櫛ヶ峰の登山口に着いたとは。何と長い道程なのかと思い知らされた気がした。

黄瀬萢の木道も長い間の劣化で所々不安定なところもあったが、湿地からはホッとして歩けて、周りの花々の美しさに見とれていた。鎖場を過ぎ、高度1319mあたり雪に覆われた急斜面。

登山靴では登っていけない。軽アイゼンをつけて登っても、下りは危ないとCL S.NARITAさんの判断でここから先は無理をせず、引き返すことになった。とても急斜面だったので、内心ホッとして来た道を櫛ケ峰入口まで引き返す。黄瀬萢の花々を見ながら、遅い昼飯後、帰りの木道では来た時には気が付かなかった花々をも見れた。帰りの道のりも長く感じ、体力・スピードを必要する山行に思えた。猿倉登山口には1630着。

全員 怪我も無く元気に山行出来た。

出会った花々・・・ミズバショウ・ワタスゲ・チングルマ・イワカガミ・オオバキスミレ・サンカヨウ・

ムラサキヤシオ・ヒナザクラ・イワイチョウ・ウラジオヨウラク・コバイケイソウ・ヒメシャクナゲ 等