田代山(EMC) 2019年9月28日
EMC田代山山行報告
山 名:田代山
山行日:2019年9月28日(土)
参加者:CL: S.NARITA SL: H.JIN 写真: S.KUROTAKI (計 11名)
(報告書)
やや曇り気味みの暖かい穏やかな朝、今年は残暑が長引いています。
中央市民センタ―に7時集合、かっぱの湯の上の駐車場、黒石中野のもみじ山の前にある駐車場を経由して「出湯橋」手前の登山口から登っていきました。
田代山の登山口は、小さいリンゴ園の横にありました。リンゴの樹には色づいた実がたくさんです。
当会ではここ何年か秋に山ブドウ収穫の為に登っているらしいのですが、入会して間もない私は田代山も山ブドウ狩りも今回初めてです。
私たち11人はS.NARITA CLを先頭に午前8時30分に登山を開始しました。
H.JIN SLから今年は山ブドウが不作で期待できないと報告を受けてはいたものの、たくさんの山の恵みを期待して登りはじめました。
登山口からしばらくは、ありがたいことに雑草や雑木林の枝が刈り払いされていてウエルカムの温かい気持ちが感じられました。
杉の樹林帯を奥におくにとしばらく登ってから、緩斜面の広めの山道に出ました。すると、ツツジのような低木が山ブドウの赤茶に染まった葉でおおわれているのがあちらこちら目についてきました。向こうの高木にも絡まっています。
誰もがその葉の下には黒紫の熟した房を期待したのですが全くなっていません、あったとしても未熟な房なのです。我々は期待できない年とあきらめながらも全て収穫したと思います。
それでも「あったーあったーここにもあったー」と皆さんとても賑やかでした。
このころから私たちは、「山ブドウ派」と「山ブドウ+キノコ派」「手助け派」の三派に、分かれたようです。
キノコ派は何人もいませんが、サモダシ、ラクヨウ、たくさん食べるとお腹をこわすキノコ等かなりの収穫で重そうでした。
山道の後半では、急な下りと急登を二回ほど繰り返しやっと山頂へ。
しかし、ここで状況は急展開、平坦な山頂で、またしても一本の大きく広がる低木が、山ブドウの葉で覆われていたのです。中を覗くと、なんと黒紫の見事に熟した房がたわわになっていたのです。私たちは胸くらいの高さのその木に、へばりつくようにして群がり10分くらいで採りつくしてしまいました。ここでも「すごーい、あるあるここにもあるー」の歓声で賑やかそのものでした。
完熟の最高の山ブドウを収穫し満足したところで、ちょうどお昼の時間となりました。
もちろん話題は山ブドウ液やジャムの作り方。それから記念写真撮影です。
登る時には気持に余裕がなく振り向いて見ることもしなかった岩木山を、下山時にはしっかり見ることができました。津軽平野の黄金色の絨毯にどっしりと鎮座しています。気温が高いため、全体霞んでいますが、それがとても美しく見えるのです。
今年も津軽平野は豊作と思いながら、重くなった手提げ袋をリュックに括り付け足取りも軽く下山しました。
下山は H.JIN SLが先頭でした。
S.NARITA CL、 H.JIN SLありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
あの山頂の山ブドウの実の付き具合が今から楽しみです。
下山時刻は午後2時15分でした。