田代山(EMC)             2020年10月10日         S.NARITA撮影















EMC「田代山」報告

                         2020年10月23日提出 (提出者:C.KUBO)

山  名:田代山(768m)

山行期間:2020年10月10日

参 加 者:CL S.NARITA SL M.SASAKI SL H.MURAKAMI  他7名    (計10名)

感  想

朝早々と起床し時計を見るとAM4時、窓を開け天気を確認すると晴れ、少し肌寒かったが今日は山の日だと眠い目をこすり準備をし、青森市へと向かいました。途中朝日が昇り八甲田の山々がくっきりと見えてきました。思えば私は毎週末青森へ通っているなと思い、思えば一年前青森に通うので労山に参加したいと言っていた志を懐かしく思いました。

待ち合わせのPで皆と合流、久々に聞く津軽弁で今日も無事何とか遅刻せず事故もなく辿り着いたと安心しました。黒石には初めての城ヶ倉大橋を超えて短時間で黒石市へ。今の季節はリンゴがたわわに実っており、津軽ならではの景色でした。

登山口近くの駐車場につき、身支度を整えいざ田代山へ。里山だけあって人様のリンゴ畑の横を通過し山へと・・・なだらかな斜面を歩き出して30分位すると急にSさんが「キノコあったど、これは枯れてるが食えるのだ」と、袋を取り出そうとしたら、先輩方はもう袋を取り出しあれよあれよで、私は一歩遅れて取っていたら「それはまねーかあこっちがいいびょん」ご指導を受けおいしそうなキノコを採りました。

しばらく登っていくと今度はアケビが沢山ぶら下がっておりまた採集・・正直アケビが食べれること知りませんでした。半分に割れているところに黒い粒粒がエッこれ食べるの・・・みんな正気かなと疑りました。食べてみたらなんと甘いこと・びっくり・感動しました。皮がおいしいと料理方法を聞き私も無我夢中でアケビを沢山取りました。今年はアケビが沢山実をつけていたらしく「こったらにアケビばりだばとったぐねぐなるな」と声が聞こえてきました。

アケビを堪能して頂上を目出し登り始めたら「山ブドウあったど〜」の声が聞こえてきました。その掛け声と同時に皆群がり、枝を引っ張って体重載せて「KUBOさんこごとりへ〜」と早いこと早いこと・・お宝があるとリュックをブっと投げ奥まで入り全て摘み取る先輩方のたくましさを感じます。山の真珠のブドウを取り終わったころだんだん岩が多くなり、少し急になってきました。

頂上には2週間前に登った津軽富士 岩木山がくっきりと見えました。そのとたんに岩木山での悪夢がよみがえってきました。私は岩木山の時に初めてきついと思い、秘かにギブUPするタイミングを狙っておりましたし、今日この山で登山辞めようと思った山でした。でもそんなことも忘れ今日はきれいだね・・良い山だねと思っている自分がいました。これが登山の醍醐味なんですね。。。

ランチを食べ出発するときに、取ってきた宝物をリュックに入れようと思ったら、なんとリュックに入り切れず、でもキチンとリュックが閉まらなくてもなんとか紐だけ縛って出発・「KUBOさんのリュックアルプス横断している人のリュックみたい」と皆に笑われてしまいました。

今回はキノコに、アケビに、山ブドウと秋の収穫が沢山・山は登るだけではなく自然の植物、食べ物も満喫できる楽しみがあることを知りました。実は家に帰って大変でした。アケビの肉詰め、みそ炒め・キノコ処理・山ブドウは流石に手を付けず、母親のところにもっていきお願いしました。晩酌するのも忘れ11時までかかりましたが、とっても満足した山行でした。