南八甲田縦走線 ２０２１年９月１９日～２０日 T.FUKUI撮影
訓練山行【南八甲田縦走】報告 2021年10月1日提出（提出者 T.FUKUI）
山行日：2021年９月19日～20日 天候：晴れ
参加者：CL S.NARITA、SL N.YOKOTA 他２名 （計４名）
コースタイム
第1日目（9月19日）横内Ｐ13:30⇒猿倉温泉14:10⇒御鼻部山Ｐ15:50⇒16:00登山口（事前調査）
第2日目（9月20日）御鼻部Ｐ5:10⇒登山口5:13→善光寺平分岐7:10→袖ヶ谷地7:30→松森ヘアピンカーブ9:45→黄瀬萢10:00→櫛ヶ峯分岐10:55→11:35駒ヶ峯分岐12:10→12:50松次郎清水13:00→矢櫃川橋13:48→矢櫃湿原14:05→猿倉温泉15:10⇒御鼻部山Ｐ16:15解散
※→は歩行、⇒は車移動、歩行距離23.2Km
山行記録
第1日目（9月19日）各自現地集合：新型コロナウイルス感染拡大防止対策として。ただし青森の2人NARITAとFUKUIは横内駐車場で待ち合わせて2台で猿倉温泉まで行き、FUKUI車を明日に備えて置く。
御鼻部山駐車場へ向かう途中に赤沼登山口の仙人橋の駐車場状況を見る。鉄骨が2本並べられ、川渕には車では降りて行くことが出来ないように置かれている。また道路の反対側方の空地（4台位）は簡単な脚立に侵入禁止の看板を付けているのみであるが、この仙人橋登山口には1台の車も置く駐車場がなくなっている。森林管理署はあれもこれも駄目でなく個人の責任で認めてくれても良いと思いますが。
御鼻部駐車場から1ｋｍ黒石寄りに登山口があった、車を置く場所もあり、明日はテント場（御鼻部駐車場）から登山口まで車で移動出来ることを確認して早々に引き返す。御鼻部駐車場には16時半頃でも6・7台の車があり、しきりと車の出入りがあり、多くの人々が十和田湖の展望デッキにいる。
御鼻部駐車場に4名全員揃う。駐車場の奥の方に陣取り車をコの字に組み、タープを張り、その外でキムチ鍋をかけ、炭を熾す。馬刺しが出たところで、ビールで乾杯。辺りはボチボチと暗くなり、キムチ鍋が出来上がり、ホルモン焼き、牛肉の野菜炒め、外はお月様が十和田湖の上から駐車場を照らしヘッドライトの必要がないくらい明るい。今晩は星が綺麗に見えるだろうと期待していると、８時頃になっても車が停まり、展望デッキに人がいる。料理も終わりかなと思うと今度は焼きそばが出てくる。火鉢を囲みながらのお酒を交わす、山談義に盛り上がる。９時になってから火鉢を外に出してシートを敷き、それぞれのシュラフに入って寝る（十五夜の前日で月が明るくて星空観察出来ない）。
第2日目（9月20日）朝３時40分起床、各自のシュラフやマットレスを片付け、タープとシートを撤収し、朝食を食べるとCLから「これから長丁場になるので最小限の荷物にするように」と声が飛ぶ。YOKOTAさんの車で昨日確認した登山口まで移動する。登山口を出発する頃には大分明るくなってきた。登山口に入ると旧道になり、緩やかな下り坂を進んで行くと途中倒れた大木に腐りかかっているキノコがびっしりと生えていた、誰もがもったいない、もったいないとつぶやく、バギー車のような幅の広いタイヤ跡があった。そのためか所々に倒木を敷詰めた箇所が見受けられる。
善光寺平分岐に着くと善光寺平方面には行くことが出来ないようにロープを張っている。奥は竹藪になりここも侵入禁止で登山道として消滅している。御鼻部山からのルートは今のところまだヤブ道になっていない。このような状態が先々まで続くことを願いながら先を急ぐ。前谷地大谷地に入ると登山道の水溜まりが多くなり、泥濘道に足がとられることがままあるが、今日はお天気が良いので草紅葉がり綺麗に見える。それに対して所々に古ぼけた『植物保護のために歩道以外に立ち入らで下さい。環境庁→省』の看板が転んで草の中であったり、水の中にあったりしているのが侘しさを感ずる。枯木沼に着くと、沼一面に水草が小さい白い花を咲かせて居るように見えるのが印象的である。
松森ヘアピンカーブを過ぎとCLより「ここは松森ヘアピンカーブだね、何時の間に黄瀬川ヘアピンカーブを過ぎた」と、誰もが記憶がない、CLがスマホを出しヤマップで確認すると、通っている、こんなに急カーブなのに誰も気がつかない。人の記憶は当てにならない。
黄瀬萢に入ると乗鞍岳・櫛ヶ峯・駒ヶ峯を背景に湿原の周りのナナカマドやウルシの紅葉が盛んである。最高、最高の声が上がる、今年は一週間位紅葉が早いね。櫛ヶ峯分岐を過ぎ、駒ヶ峯分岐でゆっくり昼食を取り、誰となく「ここ迄来たのでココヘリ発信器のスイチを切るよ」ここ迄来ると安心しているようである。
松次郎清水ではある限りの容器に水を汲み、焼酎の水割用として家に持ち帰ること。矢櫃湿原も湿原の周りの紅葉がわ～ぁ～きれいな、わ～ぁ～きれいだ、の連発であった。紅葉の素晴らしさに疲れがぶっ飛び、予定の時間より1時間20分も早く猿倉温泉に着く。明るい内に自動車の回収も出来たので予備の一泊せずに18時30分には帰宅出来た。CL始め皆様、大変お世話になりました。
