雪崩講習会(県連盟主催) 2022年2月6日(日) M.MATUSHITA撮影
報告書 県連雪崩講習会 2022年2月20日提出(提出者 Y.NARA)
日時:2022年2月6日(日) 9:00~11:45
場所:梵珠自然ふれあいセンター キャンプ場付近
講師:清野嘉樹県連会長
参加者:青森労山11名 FHC1名 計12名
雪崩講習会とは:ビーコン(電波信号を発信する機器)を使っての雪崩による埋没者捜索訓練。当初予定していたモヤヒルズがコロナ感染対策のため休業となったため、場所を変更して行われた。
① ビーコンを使用しての捜索上のポイントを学ぶ。ビーコンを水平に持ち、雪上のロープに沿って発信中のビーコンに向かって歩いて行く。自分のビーコンがどのくらいの距離から発信中のビーコンの電波を感知でるか、知っておく。ビーコンの矢印が常に真ん中に来るように(センタリング)して進む。電波を拾ったら後ろも180°振り向き、近い所(表示の距離数が減少するところ)を捜す。(前後左右に飛ぶ電波の習性を考慮)5m位までは素早く動き、その後はビーコンの持ち位置を下げ、常にセンタリングしながらピンポイントに近づく。2m近くからはゆっくりゆっくり(点滅は1秒1回なので早く動かさない)左右に動かして(扇型に振ってはいけない)捜す。腕を動かすのではなく、膝を左右に動かす。
② 以上学んだことを踏まえて、3グループに分かれて捜索の実技に入る。用具(ビーコン・スコップ・ゾンデ棒)を持ち、発信機の入っている埋められたザックを捜す。ビーコンでピンポイントに来たらゾンデ棒を両手で持ち、まっすぐにさして(目印になるので抜いてはいけない)、確認したらスコップで掘る。1回で突き当てることは難しいので、細かく注意深く作業に当たる。(実際の場面では対象が生身の人間であることを忘れぬように)速さと正確さが求められる。
③ 次は複数の埋没者の捜索、より速さが求められる。新しい機種は複数捜索の機能がついている。
*ビーコンは冬山に入る人の必携品、購入するなら新しい物、性能のいいものを選ぶ。
使用の前に必ず電池残量チェックをする。80以下になっていたら買い替えること。
講師清野さんの熱意あふれる指導に感謝です。