東岳(シニア) 2022年5月8日(日) E.ICHINOHE撮影
定例シニア「東岳」 2022年5月17日提出 (提出者:M.TOYOSHIMA)
山 名:東岳(683.9m)
目 的:春山散策
日 付:2022年5月8日(日) 快晴
参加者:CL M.FUKAZAWA、SL T.TAKEI、奈良由美子SL Y.NARA 他18名 (計21名)
ルート:東岳駐車場 ⇔ 東岳展望所(遊歩道最終地点)標高651.8m
コースタイム:合浦公園駐車場8:00→東岳駐車場8:30→登山口出発8:45→展望台9:30→
沢底9:40→分岐10:40→東岳展望所(遊歩道最終地点)10:50→記念撮影・下山開始11:00→
展望台(昼食)12:10~12:40→東岳駐車場13:20→解散式
山行記
多少風はあるものの、昨夜の雨が嘘のような絶好の登山日和。春の山をゆっくり散策のシニア山行開始。春の花に期待で胸を膨らませて登る。(東岳は2度目の登山)
まず、出迎えてくれたのは、「ナガハシスミレ」。15分ほど歩くと、山道脇の山林が伐採され展望が開けている。青森市内一望、穏やかな陸奥湾、遠くに見える岩木山、すぐ右手前には野内三山と、昨年の秋に一度登った時には気付かない眺めを楽しめた。少し進み、ブナの林道は、新緑の木漏れ日のなんと心地良いこと。上を見上げると若葉の緑、登山道脇には、「イカリソウ」「マイヅルソウの蕾」「オオカメノキ」「ムラサキヤシオ」「春蘭」「ヒメアオキ」「エンレイソウ」「ヤマハタザオ」「チゴユリ」と次々といろんな花が目を楽しませてくれる。
頂上まで1.2k地点を過ぎると、石灰岩等の採石場で使われていたエンジン(三菱製)、トロッコ軌道の廃レール、煉瓦造りのダイナマイト保管庫跡が現れ、まるで別世界に飛び込んだよう。展望台で10分ほど休憩し、登山を開始。ここからは、「キブシ」「アケビ」「ヒトリシズカ」「シラネアオイ」「スミレサイシン」が疲れを癒してくれる。
そして、何と言っても今日のメインは沢底付近の二輪草の群生、その中でもひときわ輝く「緑二輪草」。白い花の中に数輪の緑の花を見つけ幸せ一杯な気分。(あ~!!今日来て良かった。)
沢を過ぎると、頂上まで800m。道は急になりしばらく花の姿は消える。テンションも下がり気味になるが、頂上まで400m当たりから、「キクザキイチゲ」「カタクリ」、「ミヤマカタバミ」「オオバキスミレ」が現れた。
尾根を登り切った山頂と東岳展望所の分岐では、残雪の上をサクサク歩きながら、平内方面の緑と、遠くは陸奥湾越しの下北半島の山並みに見入ってしまう。
今日の目的地の東岳展望所からは、岩木山~津軽半島~陸奥湾~大島~夏泊半島~下北半島が一望でき大満足。足元には、数輪の「エンゴサク」。記念撮影後、リーダーから「下山は10cmストックを長くして下さい。」との指導を受け、下山開始し、展望台で昼食を楽しんだ後、無事に全員下山した。
「八甲田山と岩木山が喧嘩してできた山」と言われる東岳は、花良し・展望良し、そして、歴史を感じさせる山だった。