岩木山(訓練)     2023年7月2日(日)         H.HIRAKAWA撮影
















訓練「岩木山」                                        2023年76日提出(提出者 K.YAMAGAMI)

山名:岩木山


目的
:県内最高峰に登る

山行日2023年7月2日(日)曇り 

ルート:百沢~山頂~嶽口予定も坊主転がしで撤退 距離約7.4km  標高差860m

参加者CL Y.HANADA SL S.OKAZAKI SL M.OKAWA SL S.NARITA  他18名   (計22名)


山行記録

530 フェリー埠頭脇駐車場集合・出発

710 嶽登山口に車をデポ

710 百沢登山口から登山開始。HANADAさんから「本日の天気は不安定、気をつけていきましょう」という説明。
    スキー場からも見えるはずの岩木山山容は雲の中。それでもテンクラA、山頂の景色に期待を込めて歩き始める。

800 カラスの休場到着。絶妙なペースを作る先頭OKAZAKI SL

838 これまでにぎやかだった隊列でしたが、鼻を擦り付けるほどの急斜面「鼻コクリ」に入ると息が上がり始めたのか急に静かになっていました。

900 百沢スキー場リフトトップと同じ標高の姥石。
昔は女人禁制の岩木山、女性はここまでしか登れなかったとか。
    それを祭る大きな岩、歴史を感じる登山でした。

900  急にガスが濃くなる。やはり雨に当たるのかと心配になる。

10:05焼止り小屋手前で本日初の眺望。曇り空ではあったが雲海が広がっていた。これでもいい、天気持って欲しいと願う。

10:06 焼止小屋で小休憩。この先には本日最大の難コースが待っている。

10:17   この間まで雪溪だった沢には雪がない。このまま行けると思っていた。雪解け間際の花がポツポツ咲いていた。この山の固有種ミチノクコザクラも登山道に一輪、沢の少し遠い斜面にはいくらか群生もあった。その他名前を教えてもらうも憶えきれない。

10:35 順調に進んでいたが残雪が見えてきた。

10:45   坊主転がしと呼ばれるところのど真ん中。消えかかった雪渓ブリッジが現れた。ここからはアイゼンが必要か。まずはNARITA SLがその先の様子を見に行く。戻ってきて一言「もう帰ろう」。ここまで順調だったこともあって一瞬耳を疑った。「雪渓が薄くて誰か一人でも踏み抜くことがあれば大事になる」と付け加えた。その言葉で納得した。撤退だ。アイゼン装着済みで登る気満々の皆に大きな声で撤退を告げる。このコース最大の難関ではあるが、ここを過ぎればお花や景観このコース最大の魅力が待っている。NARITA SLの言葉の節からも残念さが滲み出ていた。

11:25 焼止り小屋に戻り大休憩。その後ポツポツ雨が落ちてきて撤退の理由が一つ増えた気がした。 

12:45 長く感じた樹林帯を通ってようやく姥石、休憩。美貌に自慢のお姉様方の写真を撮影。

13:40 予定より早い下山、登山口到着。NARITA SLから撤退の理由を改めて説明。皆納得していたと思う。

16:30 フェリー埠頭脇駐車場到着。誰一人怪我なく無事に帰って来られた。

 

この時期は雪渓が残り一番判断が難しいコース。誰かひとりでも‥というNARITA SLの言葉。リスク回避の勇気ある撤退だったと思う。山頂にはいけずとも自身にとって学ぶべきこともあった山行でした。