姫神山(定例)            2024年2月10日(日)      E.ICHINOHE撮影

   































定例[姫神山]                    

2024217日(提出者:H.Yamauchi

山 名:姫神山(1124m、北上山系北部)

目 的:冬山入門者に人気のコースを体験

山行日2024210日(土曜日)晴れ

参加者:M.Matusita(CL)、T.Kubo、K.Kudou、N.Yokota(以上SL)、他19名(計 23名)

コース:合浦公園P6:00⇒青森中央IC⇒西根IC(トイレ休憩)8:30・一本杉園地P(標高530m)9:0011:30山頂・昼食12:30→一本杉園地P13:3014:00⇒岩手山SA(トイレ休憩)青森IC経由⇒合浦公園P17:00

山行記録

岩手民話には、岩手山と姫神山の夫婦不仲説がある。岩手山は美しい早池峰山に心変わりしてしまい、嫉妬した姫神山を煩わしく見たくもないという今でいう不倫騒動である。
 さぁ均整の取れた優美な姫神山に登ろう。夜明け前、合浦公園Pから出発。岩手県に入ると高速道路からは青空に白い岩手山がすごくキレイ。まもなく盆地特有のキリリとした空気の一本杉Pに到着。八戸からのお二人は既に待機していた。
   一本杉コースからスタート。アイゼン装着、コンパス合わせて、澄み渡る青空の岩手山に背中を押されて出発。青森と同様に雪が少なく、凍った雪と霜柱で盛り上がった土の上をザクリザクリと踏みしめて登る。20分ほどで、松林を抜け「精英樹展示木」(成長が良く真っ直ぐで病虫害にかかってない木)の看板。その中に名前の由来になった一本の大杉が目を引く。胴回り大人5人が手をつなぐ位太いので、おもわず手の平からエネルギーチャージ! 噂の急登「ざんげ坂」を5合目まで。人気の山とあって譲り合いが往々にしてある。8合目(あと720m)では景色が良いわけではないがワイワイ撮影会。山頂まであと少しの所で振り向くと、目の前に大きな岩手山(うっとり!)
  森林限界に達すると薄曇りながら風のない姫神山に登頂見渡す限り360度のパノラマは言うまでもなく疲れを癒してくれる。雄大な岩手山の左右に秋田駒ケ岳と八幡平。早池峰山もすぐに確認。なんと憧れの鳥海山がうっすらと見えるではありませんか、秋に登った七時雨山も見えたらしいから感激です。ダウンを着てゆっくりと昼食休憩したのに、景色ばかり見て若宮神社の祠、頂上の祠をチェック出来なかったのが残念。
 CLに急かされるので、なごり惜しみつつ下山する。下山途中、一本杉近くから湧く「一本杉清水」発見。みんな、急登なのに下るのが速くて、予定時間より30分も早く一本杉園地Pに到着。無事に笑顔で解散式をした。お疲れ様でした。次回は、美しい早池峰山登山へと思いが馳せる(姫神山ごめん)。   ところで、民話の続きですが、岩手山は、煩わしい姫神山を遠くに追いやる様に家来の送仙山に命じた。しかし姫神山に同情した送仙山は、北上川を挟んで少し隔てただけの所に座らせた為、怒り狂った岩手山は送仙山の首をはねてしまった。送仙山の山頂が平らになったのはこのためで、切られた首は岩手山を睨み付け、南の方に飛んでいき鞍掛山になった。                   どっとはれ(南部弁でおしまい)

<ワンポイントアドバイス>
・アイゼン装着時、左右確認要注意リュックサックは、中身を固定する為に外側ベルトをしっかり閉める ・雪上の椅子は、下にシートを敷くと安定する ・アイゼンを履いたら、ガニ股歩きにするべき