横岳(訓練)        2024年2月25日(日)   H.SHIBUKAWA撮影




















訓練[横岳(南八甲田)]

2024226日(提出者:M.Toyoshima)

日 時2024225日(日曜日) 曇り
山 名:横岳(1340m)
目 的:ラッセル訓練
コース城ヶ倉大橋黒石側駐車場逆川岳登山口~逆川岳~横岳~沖揚平登山口
参加者:N.Yokota(CL)、T.Fukui、R.Munakata、T.Kubo(以上、SL)、他7名 (スキー5・スノーシュー6 計11名)
コースタイム:横内駐車場7:45→城ヶ倉大橋黒石側駐車場8:15→逆川岳登山口8:45→(逆川岳)→横岳山頂12:15→(昼食12:3513:00)→沖揚平登山口14:00→横内駐車場15:00
山行記録
  去年、一昨年と悪天候で八甲田の洗礼を受け、途中撤退している横岳ラッセル訓練だが、本日の八甲田“てんくら”はA、「今日こそは頂上を極めることができるのでは!」と、期待に胸を膨らませ、城ヶ倉駐車場に集合。空は曇り空であるが、駐車場から見える尾根は、白い雪をまとった樹々の姿が美しい。
 沖揚平登山口に車を1台デポした後に、城ヶ倉大橋黒石側駐車場逆川岳登山口から行動開始。「逆川岳山頂は目指さず、コンパスは158度」とのCLの指示。今日の登山者は、6~7名の若者グループ、カップル1組、ソロで登る人が2~3名と(その後駐車場は満車状態だったらしい)、混雑もなくのんびりと樹林帯を歩く。
  積雪は1015㌢くらい、ブナやダケカンバの枝に着いた霧氷が美しい。高度が増すにつれ現れた青森トドマツもここ数日の雪でモンスター復活までとはいかないものの、雪化粧。青空は無いが何とも言えない静かなモノトーンの世界。左手には北八甲田の白い峰々がどーんと迫ってくる。山頂駅まではっきり見える。角度を変えると青森市内も一望。また、雪をかぶった岩木山は単独で美しい。大きな、大きな日輪も見える(明日の八甲田は大雪だそうだ)。
 標高も1200mを超えると斜面によってはアイスバーンとなり、注意して登る。そして、逆川岳から横岳山頂を目指す途中、左前方に大きな雪庇(冬山は美しいだけじゃない、気をつけなきゃ!)。横岳への大斜面を登り切る。櫛ケ峯、駒ケ峰、猿倉岳、乗鞍岳一望、遠くには森吉山。振り返ると、まだ行ったことのない南沢岳も。山頂は珍しく風もなく、記念撮影をした後に下山し、樹林帯で昼食。下山も眼下に見える雪景色を堪能しながら、ハイペースで降りた。

  寒い冬は苦手だけど登ってしまう。何故かなと思えば、夏には登れない、いつもは向こう側から眺めるしかできない山から見える景色や、冬独特の静けさが魅力的だ。自分でコンパスを合わせ、安全な冬山登山ができるようになりたい。
 登山開始前、冬山登山準備に戸惑っている時、スコップで登山口の階段を整備してくださった對馬さんに感謝です。

山頂と三角点=横岳の山頂はどこなの? と思いませんでしたか。地図には三角点マークと1339.6そして横岳と記してある。みんなで集合写真を撮った標高1350数m地点ではない。そこから視線を北西に移して見下ろした先だ。どうみたって三角点の方が低い。おかしいぞ。「山頂は必ずしも三角点設置場所ではない」「最も測量しやすい場所に設置した」(国土地理院)そうだ。敬愛する村上義千代さん(「あおもり110山」著者)によると、このケースは県内にまだいくつかあるとのこと。探してみたらいかが。(会報担当より)】