焼石岳    2024年3月23-24日           M.Matushita 撮影




































訓練[焼石岳(奥羽山系南部)]

2024年4月1日(提出者:K.Asada

日 時322日(金、前泊)~24()
山 名:焼石岳(1547m、岩手県奥羽市)
目 的:雪上体力養成・泊技術習得
参加者N.Yokogaki(CL)、R.Munakata(SL)他5名
コース(つぶ沼ルート):22日=青森IC1330⇒(八戸IC)⇒岩手山SA合流1440⇒薬師堂温泉泊1700(奥州市)
23日=薬師堂温泉730⇒石渕トンネル入口・中沼登山口840(車道歩き)→つぶ沼登山口940→銀名水小屋1640
24日=銀名水小屋415→焼石岳斜面(約1400m地点)→銀名水小屋650(食事・休憩)800→つぶ沼登山口1145(車道歩き)→石渕トンネル入口1230⇒近郊の温泉1300(入浴、休憩)1430⇒(水沢IC)⇒青森IC1700
山行記録
22 いよいよ残雪期の山小屋泊。天気予報では23日が雨の予報。ヤッケを一枚余分にそして靴に詰める新聞紙など、朝日連峰縦走(昨年7月)の雨の記憶があり、準備怠りなく。岩手山SAで八戸からの二人と合流し薬師堂温泉で一泊。楽しい夕餉、これも山行の楽しみ。おまけに馬刺しの差し入れがあり、翌日の焼石岳に心馳せる。
23 朝少し早めに宿を出発。つぶ沼コースの登山口まで車で入れるはずがトンネル手前に冬季通行止めの看板が。歩いて1時間ほど掛かりそうだがコンパスとヤマップを起動する。
登山口から登るにつれラッセルが必要になり、何人かで交代し、小屋を目指す。ウサギと鹿の足跡はあるものの他に登山者はいないようだ。雪は重くルート探しにも時間が掛かり幾分遅くなったが、銀名水小屋には日の沈まないうちに到着し夕食の準備に取り掛かる。
水場で汲む予定で飲み水だけ背負って登ったが、やはり無雪期と違い、雪の中の水場探しを諦めて雪を解かすことに。小屋には灯油ストーブが備え付けてあり、少しの時間お世話になる。大きな鍋も拝借して総菜を温めたり、メスティン(箱型飯ごう)持参組は炊き込みご飯と、思い思いに温かい食事を済ませる。
箸を休めて窓を覗くと灯りのついた街、奥州市方面の灯りがキラキラ輝いている。寒いけど小屋を出て星空観賞。まちの灯りに負けず光っている。明日は晴れだな、と思って見ていると幾筋か星が流れた!
24 焼石岳山頂目指して登山開始。ヘッドランプで辺りを照らして進むとほんのりと朝焼け、そして朝日が顔を出す。山の朝のだいご味! 斜面勾配きつくアイゼンに履き替えて登るが、風が強く雪も腐って足を取られるため、ここまで(1400m)と断念。(気温-6度)
強風と急斜面で山頂には立てなかったものの朝焼けを望むことはできた。小屋に帰り朝食をゆっくり楽しみ下山。振り返ると山並みの右手に、いかり型の逞しい経塚山、やっぱり雨は無い。風も止み空高く飛行機雲が幾筋も模様を描いている。温かく最高の山日和。無雪期の花を思い出すが雪の季節も雄大で見ごたえあり、良い訓練となった。