眺望山 定例 2024年4月14日  H.SHIBUKAWA撮影
































定例シニア[摺鉢山・眺望山] 

                                           2024420日提出(提出者 K.KASAI

山名:摺鉢山(しりばちやま) 眺望山

目的:古の山城跡を訪ねる ヒメホテイランを愛でる

日付2024414()快晴

参加者CL Y.NARA、SL F.TSUKUDA、S.OOSATO、計16名

コース ①摺鉢山190m ため池そばP830→尻八城址→超古代遺跡志利幌館→本丸跡→摺鉢山三角点→送電鉄塔下広場→P10:30

    ②眺望山143m 東口P1100→山頂1200昼食→西口→車道歩いて東口14:00
  ※集合 7:30
野木和公園(ローソン過ぎて奥の駐車場)

山行記録

「摺鉢山」

尻八城址は、1977年に青森県立郷土館が発掘調査し、青森市内では標高170m以上という唯一の高所に位置する山城である。ため池Pの登山口に階段があるが年数が経ていてスミレ咲き、踏段は土砂・枯葉で覆われていた。陣屋は、朽ちた祠、地元有志の石碑がそれらを物語っている。
 440m付近で送電線の作業道が右側奥に続いている。急登の続く道にロープが設置されているが、少し古く心もとない。が、オオバキスミレの穏やかな黄色で癒される。超古代遺跡志利幌館で、古代アイヌのチャシを土台として築城した山城だとその由来を知る。エンレイ草や崖下の湿地に水芭蕉の群生が、ほの暗い林での白は印象深い。晴天続きで苔むした道も乾ききって、摺鉢山三角点まで歩きやすかった。の花はこれからで以前はもっと木々があったという。今は本丸跡から大倉山方面一望できた。
 下りしなに沢か堀かと見比べ、送電鉄塔下広場へ進む。右側の沢で水芭蕉の群生、キブシ、マンサクを見る。左側の沢も水芭蕉群落だった。湿地を渡り、本道に出る。ため池に蛙が「ケロケロマダキテケロ!」と空耳か? そのほとりにひっそりとシュンランが咲いていた。

「眺望山」

 県民の森の標識の道を進むと一合目があり左折し、そこから緩い傾斜の一本道が山頂まで続く。
 山全体がヒバ林の中、ホオノキ、サワグルミ、クリ等に植物標識や山の説明板があって理解が深まる。樹皮が左巻き、右巻きのヒバが道の両側に立っていて、謎? 圧巻はオドリヒバに唯々驚くばかり。足元にもヒバの贈物、ヒメホテイランが二株「めっけ!」。ヒバの腐葉土でないと育たない貴重植物である。
 その崖上に十数株の大群落を観察・写真撮る。帰路、砂川沢へ寄り道し、斜面いっぱいのイワナシが二カ所、西口方面のヒバ林にヒメホテイラン数カ所みる。ミヤマカタバミ、エビネを見て、キクザキイチゲは管理事務所附近で紫花を見たの声。大里寿美子さん、下調べ準備ありがとう。心いっぱい愛でました。