鶏頭山周回(奥羽ブロック交流山行) 2024年9月28-29日 M.TOYOSHIMA撮影



































奥羽ブロック交流[鶏頭山]     

20241014(提出者:T.TUSHIMA)

日 時928()29()

山 名:七折の滝(花巻市)〈予定は前鶏頭山周回〉

目 的:奥羽ブロックの交流を深める

参加者N.YOKOTA(CL)M.OOKAWA(会計)M.TOYOSHIMA(写真)T.TUSHIMA(記録) 他21

コースタイム

28()合浦公園6:45⇒昼食(宮古市)⇒横沢温泉入浴⇒早池峰神社参拝⇒早池峰ロッジ峰南荘15:00(泊)

29()峰南荘5:30⇒駐車場集合5:356:00→登山口6:10→七折の滝7:458:00→蜂事件8:10→七折の滝8:208:50→駐車場10:1010:35⇒合浦公園14:30

山行記録

28日 (晴)
 予定より早く出発。八戸までの最短ルートだという、箒場・十和田市を通って八戸へ。三陸沿岸道路を快適に走って昼食予定の宮古には、10時過ぎに着いてしまった。店が開く10時半には間があったので、近くの市場を散策。カキやホタテ、青森のスーパーではあまりお目にかかれないドンコに太刀魚・カマスなど、これから帰るのならすぐに買いたいものばかりだった。お勧めのラーメン屋「たらふく」は、まだ1040分だというのにほぼ満席で、人気のほどがうかがえた。どんぶりからはみ出さんばかりのラーメンを残さず食べたら、本当にたらふくだった。横沢温泉でゆったり入浴。県道25号線を一路峰南荘に向かった。夜の懇親会には、岩手・宮城・青森3県から16人が集まり、各会の活動などを話したりして交流した。石巻山の会からは、13年前の震災時、労山の仲間からの支援がとても心強かったと感謝の言葉があった。

29日 (晴)
 岳集落の端にある駐車場に日帰り組も集合して、釜石労山を先頭に出発。10分程歩いて「七折の滝へ2.2㎞」の標識から山道に入る。杉林から雑木林へと続く登山道には、どんぐりが沢山落ちている。その間を太くて長いミミズ(ノラクラミミズ?)が妙に素早く動き回っていた。「これは鹿の道だ。」と言うので見てみると、確かに一直線に踏み跡があった。この辺りも鹿害には手を焼いているようだ。もう花が少なくなった中で、サラシナショウマのブラシのような白い花が目立っていた。歩きにくいトラバース道が続くようになった頃、沢の音が聞こえてきた。が、沢はなかなか現れず、20分程歩いてようやく折合沢の分岐に出た。一息ついて沢沿いに20分程歩くと、お目当ての七折の滝に到着。ガイドブックには〈屈曲して吹き上がる奇滝〉とか〈反転屈曲を繰り返す珍しい滝〉とかあったが、流れがほぼ直角に曲がって噴出している滝は初めて見た。なぜこんな曲がり方になるのか、滝の裏側に回って仕組みを見てみたかった。

 休憩後、「ここからが本格的な登りです。」の声に気を引き締めて登りはじめて10分経った頃、事件が起きた。前を歩く釜石労山の3人が、「蜂~!」という叫び声とともに、急な斜面を転がるようにかけ降りてきた。つい先日蜂の怖さを体験した青森労山は、Nさんがすぐに「撤収するぞ。」と判断。後続の人達にも伝えて七折の滝まで降りた。Nさん・Yさん達は現場に残って、刺された人をポイズンリムーバーで手当てしたり、もう上に上ってしまった人へ連絡したりと事件の対応にあたった。ようやく全員が七折の滝に集結してみると、7人が被害に遭ったようだった。幸い、皆自力で歩けるとのこと、休息後,揃って下山した。登山口には救急車3台・消防車2台が〈現場指揮本部〉の幟の下、待機していた。刺された人の容態が気になったが、関係者以外は駐車場まで戻り、事態を見守った。その後、事後処理が長引くためか、流れ解散となった。今回は大きな被害はなかったようだが、蜂は怖い。ポイズンリムーバーは持ち歩いた方がよいと思った。