八甲田大岳(訓練) 2024年12月14日(土) K.TSUSHIMA撮影
訓練[八甲田大岳]
2024年12月19日(提出者:T.SHIBUKAWA)
日 時:12月14日(土)雪
山 名:八甲田大岳(1584m、青森市)
目 的:ラッセル技術習得
参加者:K.TSUSHIMA(CL・写真)、R.MUNAKATA(SL)、他5名、計7名
コース:横内P集合⇒酸ヶ湯P、八戸方面と合流、9:20→樹林帯→1050m地点周辺、下山11:00→樹林帯、昼食→酸ケ湯P12:20
※予定:悪天時(仙人岱昼食12:00→酸ケ湯14:00)、晴天時(仙人岱→大岳昼食13:00→仙人岱14:00→酸ケ湯15:30、または仙人岱↔小岳)
山行記録
冬型の気圧配置が続き、強い寒波の影響を受け、断続的に雪の降る日が続いている。冷え込む毎日、山に行くのはちょっと億劫だなぁ。
朝起きると灰色の空、八甲田は見えないが雪は降っていない。横内の駐車場より同乗し、向かった酸ヶ湯の駐車場には我々以外のクルマは3台のみ。ワイパーだけ出してすっぽり雪に埋もれているクルマもある。
気温-5°C、積雪150cm、風は強くなく静かに降る雪。八戸組からは、道路事情が悪く遅れるので先にスタートして欲しいと連絡が入ったが、準備しているとほどなくやって来た。本日はスキー1名、スノーシュー6名だ。
やや遅れて9時20分スタート。登山口の鳥居は、まだ少し頭を出している。先行するトレースがついており有り難い。久しぶりのスノーシューの感覚も悪くない。真っ白な雪の世界に思わず「アナ雪」を想像してしまう。
ガス発生地帯あたりで、前方より2人組。先行の方々でしたが雪がだんだん深くなり、ラッセルが大変で引き返して来たとのこと。私たちも行けるところまで行こう。
歩き始めて1時間余り。重たそうな雪を被ったアオモリトドマツの樹林帯、灌木も邪魔してくる。雪もまだ締まっておらずズボッとハマる。ふくらはぎほどの深さの雪がだんだん膝上あたりまで…、そしてトレースは消えた。「ラッセル交替しながら行こうね」。磁石とヤマップで方向を確かめる。立ちはだかる木々を避け、歩きやすそうなルートを見極めるのはとても難しい。どっちに行けばいいのやら…。大岳環状ルートの「指導標」が見え、地獄湯ノ沢に下る目印の「ピンテ」発見!
時はすでに11時。仙人岱に向かっても予定よりだいぶ遅れてしまう。また今日の雪の状態では、地獄湯ノ沢の上を歩くのは危険と判断し、ここより引き返すことになった。
樹林帯に戻り昼食をとり下山。途中、登ってきた一人の男性とすれ違った。これから向かうの?
ツエルトを張って休憩中の3人とも出会う。我がメンバーの顔見知りのよう。今日の山行で出会ったのは、全部で6人のみ。下山のトレースは雪にかき消されることもなく、12時20分、無事ゴールとなる。
トレースも自分たちの目指す方向なのか、確認することも大事と冬山の難しさを改めて教えられる山行でしたが山はやっぱり楽しい。来て良かった。次は八甲田ブルーが見たいな。