12回 東日本女性登山交流集会 参加報告

つなげよう 仲間と希望の輪!さくらんぼ集会

20121013()14()     山形県最上町

【主催】日本勤労者山岳連盟  【主管】山形勤労者山岳連盟

【協力】奥羽東北ブロック協議会

【後援】最上町/最上町観光協会  朝日新聞山形総局/毎日新聞山形支局/読売新聞山形支局/河北新報社

    山形新聞/山形放送/NHK山形放送局

【参加者】東日本各県及び滋賀県より200名超

 青森県連 18名( 青森労山11名  弘前労山6名  八戸労山1名 ) 

 1013() 青森IC 5:55 ⇒ 弘前IC ⇒ 安代IC ⇒ 古河IC ⇒ 赤倉温泉 阿部旅館 11:10

 13:00 最上町在住の池田敏美さんのヴァイオリン演奏のオープニングコンサートでいよいよ集会が始まる。高橋重美氏(最上町長)、小笠原健氏(山形県連実行委員長)、藤元理津子(労山女性委員長)より挨拶。この後講演、体操と目白押し。まずは野口いづみ氏(日本登山医学会理事)の「病気と怪我の経験例から学ぶ安全登山」。病気や怪我に気をつけ、マイペース身の丈登山、トレーニングで体力アップして登山レベルもアップ。次は「神室山系の自然を守る会」会長高桑順一氏が神室山と最上の自然の魅力を語った。休憩後は石田良恵先生の「山筋ゴーゴー体操」。会場いっぱいの200人超の熱気があふれた。

 18:40予定時刻を少し過ぎて夕食・交流会開始。遠く滋賀県より参加した乾久子さんの音頭でカンパイ、そして差入の紹介。しばし歓談後、各県連の自己紹介・余興となる。トップバッターは青森県、猛練習の民謡「どだればち」の歌と踊りで会場を盛り上げた。石巻・釜石労山の方々のお話に胸を打たれる。トリは山形県、花笠音頭で会場を練り歩く。熱気の冷めやらぬうちに交流会終了。明日の登山に備えておやすみなさい。

1014()

四コースに分かれて交流登山。@神室山A槍ヶ先B禿岳C山刀伐峠 青森県連は2名がCコース、他は全員Bコース。(山行報告書参照)下山後各旅館にて入浴、帰路につく。
赤倉温泉 14:15 ⇒ 古河IC ⇒ 前沢P ⇒ 岩手山SA(夕食) ⇒ 安代IC ⇒ 弘前IC ⇒ 青森IC 19:55

 200人を超える参加者で、集会を無事に盛況のうちに終えることができたのは、ひとえに関係各位の皆さんのお陰です。直前まで多々色々大変だったことでしょう。特に山形県地元の方々は少人数でのやりくり、ご苦労が忍ばれます。本当にお疲れ様、そしてありがとうございました。                                       青森県連 女性委員会 Y.NARA


山刀伐峠山行報告                   20121023日提出  (提出者 Y.NARA)

山名  山刀伐峠 470m            ルート:山刀伐トンネル側入り口〜尾花沢側入り口

山行期間:20121014()

参加者:CL 高桑順一氏(神室山系の自然を守る会) SL HAYASAKA(全国)  NARA(青森) 他13名 (計16名)                              
コースタイム

赤倉温泉 8:00 ⇒ 山刀伐トンネル側入り口 歩き始め8:20 → 十二曲り → 山刀伐峠P 9:009:10 山刀伐峠山頂 9:209:35 → 尾花沢側入り口 10:45 ⇒ 芭蕉茶屋 ⇒ きのこ直売所 ⇒ 分水嶺 ⇒ 法人の家 ⇒ 前森高原(昼食)大場道郎冒険学校見学12:0013:00 ⇒ 赤倉温泉 13:15

 山刀伐峠とは:元禄二年五月十七日(新暦七月三日)芭蕉と弟子の曽良が超えた山刀伐の頂上。往時は原生林が山を覆い、馬の交易や出羽三山の参拝の道筋でもあった。かって山仕事や狩りの際にかぶった「なたぎり」という冠物(かぶりもの)にその形が似ていることから名がついたといわれる。二人が辿ったであろうこの道は、昭和55年文化庁から歴史の道として指定・整備されている。

 山行報告 

山刀伐トンネルそばの入り口より歩き始める。道はブナ林の中急な上りがジグザグに続く。高桑先生のお話を伺いながら登って行く。大曲を登りつめ、十二曲の登りに入る。石段、木の階段の繰り返しの急登。「芭蕉腰掛の石」というものが路傍に現れる。座るのにちょうどいい按配の凹みがついている。本当か?道は何度か車道を横切りながら、やがて峠の駐車場に着く。山刀伐トンネルが出来るまではこの曲がりくねった細い旧道を車が往来していたのだとか。駐車場にはトイレ・休憩所がある。ここから山刀伐峠頂上まではあと200m。ここには子持ち杉があり、小広くなっている。休憩後、ここからは尾花沢側へのゆるやかな下りとなる。道中キノコ採り、ちまき用の笹の葉摘みなどしているうちに尾花沢側の入り口到着。

禿岳(かむろだけ)山行報告                          2012年1019日提出 (提出者 Y.NAKAMURA)

山 名   禿岳(標高1,261.7m                                   ルート:花立峠口〜山頂 往復

山行期間:2012年1014

参加者名:CL  M.NARITA    SL M.OOKAWA  他8名 (計10名)

コースタイム  

 734 花立峠口着 745スタート  818 3合目  843 5合目  852 6合目 900 7合目  930 9合目  940 山頂  1000 下山  1140 花立峠口着

山行記録 

 415 起床。朝食530の予定で10分前に食堂におりる。540食堂がひらいた。バイキングの品数は、多すぎるほどで、昨晩のバイキングよりも豪華である。たっぷり栄養をつけて、630旅館を出発。花立峠にむかう。当初の予定では中田野バス停を西にはいった新コースとよばれているコースから登る予定だったが、登山道の一部が崩れているということで花立峠からのピストンに変更になった。登山口にむかうバスの中で禿岳の東側の斜面の全体像が見えた。陥没した東側が一気に700mにわたり切れ落ちて急峻な山容から「リトル谷川岳」という愛称で親しまれているそうである。花立峠登山口に735に到着。身支度を整え、ストレッチをして宮城県のグループを先頭に各県が続く。青森県チームは745出発。全体としては90名弱の山行。ブナ林の広いゆったりした登山道を進む。818 3合目の標柱が見えた。820衣類調整。傾斜がきつくなったあたりからごろ石の道にかわる。843 5合目標柱。振り返ると登山口で待機しているバスが数台くっきり見える。852 6合目の標柱。このあたりから、樹木の背丈も低く視界が開けてきた。頂上が見える。900 7合目。頂上へはいったん下って登り返す。登山道を上がって行く人が見える。左側西面の斜面はオレンジ、黄、緑のきれいな紅葉が広がっている。やせた尾根を注意しながら進む。右側に禿高原に、田、人家の集落、車道、ゴルフ場、鬼首ダム、温泉の湯気などがくっきり見える。後ろを振り返ると、山が幾重にも重なって遠くまで展望がえられる。

雲海も低くまっ白にただよっている。アカモノが1個きれいな花をつけていた。930 9合目の標柱。左側広場に石祠のある南峰。右手に登ってくる予定だった新コースの尾根だと思うがきれいに見えている。どこまでも歩いていけそうな山並みが続いている。実をつけたいわしょうぶが続いている。940禿岳山頂1261mの立派な石柱のある頂上に到着。すぐに集合写真をとる。頂上はそんなに広くない。おしくらまんじゅう状態になる。禿岳山頂から右手に栗駒山がくっきり見える。まっすぐ前方に虎毛山の頂上小屋も見えた。左側に月山も頂上に雲をかぶってシルエットを見せている。東側にのびている登山道を少し下り、休憩をとる。1000下山スタート。昨日の神室山系の魅力と題して講演を聞いた時は、あまり全国的にまだ知られていないので静かな山歩きができます、ということだったが交差する人のなんと多いことか。グループ形態も様々、年代も様々である。その中でH.NAKAMURAさんご夫妻と交差しました。皆びっくりするやら嬉しいやらでしばし大きな声で話してしまいました。登山口にもどったら、宮城県のりんごをいただいて出迎えを受けました。とてもおいしかったです。登山口の路肩には色々な県のナンバープレートの車で一杯でした。その中に、青森ナンバーのH.NAKAMURAさんの車とおぼしきプレートをみつけ、私たちを乗せたバスは昨晩泊まったあべ旅館へ戻りました。